うち‐こみ【打(ち)込み】
読み方:うちこみ
2 物事に熱中すること。また、人にほれこむこと。「仕事への—はすさまじい」
3 剣道などで、相手に打ってかかること。柔道では、相手と組んで一方が続けざまに技をかける練習法。
4 囲碁の用語。
5
㋐テニス・卓球などで、相手側へ強い球を打ち返すこと。スマッシュ。
8 能の基本的な型で、手に持った扇などを頭上からまっすぐ前方へさし下ろす動作。
9 人形浄瑠璃の人形の型で、刀などをかざしながら足拍子を踏むもの。戦いのようすを表す。
12 コンピューターで、プログラムやコマンドをキーボードから入力すること。
13 シンセサイザーやミュージックシーケンサーなどの電子楽器や、DTMのシステムに、演奏データを入力すること。また、それを再生した音楽。
打ち込み、打込み
打ち込み
打ち込みとは、音楽制作の手法で、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)という演奏情報を、PCやキーボードなどに入っているシーケンスソフトに入力する操作のことである。
打ち込みの方法には、「ステップ入力」と「リアルタイム入力」という2種類の方法に大別される。ステップ入力では、五線譜(スコアエディタ)や、ピアノの鍵盤と時間軸を縦横2次元に配置することで音階と時間の流れを把握できる「ピアノロール」などを管理画面として、マウスによって演奏情報を作成していくことができる。他方、リアルタイム入力では、MIDI入力用のキーボードで実際に演奏し、演奏されたそのままの情報をデータとして記録する。キーボードを演奏できる場合には、最初にリアルタイム入力で入力した後、ステップ入力で微調整を行うという順番を経ることが多い。
打ち込みのデータそのものには、音程や音の長さ、強弱などが記録されており、これにさまざまな音がサンプリングされているMIDI音源を合わせることによって、いわゆる打ち込み音楽が成立する。
Uchikomi
打ち込み
- 縁日や活動などで若い女につけ文する事をいふ。不良少年の用語である。〔情事語〕
- 〔不〕附文のこと、不良少年の子女誘拐方法の一種、途上にて袖などに名刺、艶書などを入れて誘惑すること。
- 縁日活動写真等で、不良少年が女の袂に手紙や名刺などを入れて、情交を結ぶ第一歩にする事。〔不〕
- 縁日や活動などで若い女につけ文する事をいふ。不良少年の用語である。
- 〔隠〕不良少年の語。縁日や活動等で若い女の袂に手紙や名刺をうち入れること。
- 縁日や活動等で若い女の袂に手紙や名刺などを入れることをいふ。
- 婦女誘拐の一法で艶書又は名刺等をそつと袂等に入れて交際の端緒を得る事を云ふ。
- 〔不良少年用語〕縁日や映画館其の他、盛場等で若い女の袂へ手紙や名刺を投込み魔手を伸すこと。
- 不良少年用語。縁日や活動などにて、女学生の袂にエル若くは名刺をそつと入れること。斯る事によつて情交を結ばれんとは吾人の想像だにも及ばざる事なるが、不良少年の自白に依れば、かくして醜交の成立するもの、十人の中にて七人は間違ひなしといふ。されば世の娘持つ親達は心して其愛娘を縁日、活動等の人込みに出さざるやう注意を必要とする。
- これは不良少年の間で使はれる言葉。縁日や活動などで若い女につけ文をすることをいふ。
- 縁日や映画館等で若い女のポケツトや袂に手紙や名刺を入れること。前橋 不良少年仲間。
- 〔不〕縁日や映画館等で、若い女の袂に手紙や名刺を打ち入れること。
- 縁日やデパートの雑踏の中で娘のポケットや袂にラブレターを入れること。用例「うちこみがきいたぞ」(色よい返事がきた)。〔香具師・不良〕
- 若い女の袂(ポケツト)に手紙等を入れること。差込むを形容したもの。〔不〕
打込
- 共犯人が互に状況を通諜するを云ふ。又不良少年、青年が縁日、活動写真館等にて若い婦人の袂に手紙や名刺を入れる事。〔不良少年語〕
- ①共犯者が互に状況を通牒すること。②又不良少年が映画館などで若い婦人の袂に手紙や名刺を入れること。「うちし」ともいう。
分類 不良少年語
打込
- 二人以上共謀窃盗犯又ハ共犯人互ニ状況ヲ通牒スルヲ云フ。〔第三類 犯罪行為〕
- 異ル系統ノ掏摸ガ一緒ニナツテヤルコト。「多クハ旅先デ行ハレマス此方ガ三人デ先方ガ二人デモガフハ半分宛取リオ互安心シテ別レテアキナヒ出来ルヨウニシ決シテ其ノママ別レル事ハアリマセン」(菊地藤吉郎)。
分類 掏摸
打込
打込み
うちこみ
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