幼生とは? わかりやすく解説

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よう‐せい〔エウ‐〕【幼生】

読み方:ようせい

動物個体発生で、胚(はい)から成体に至る中間の時期にあり、成体著しく異な形態生活様式をとるもの。カエルになる前のオタマジャクシなど。昆虫では幼虫ともいう。

「幼生」に似た言葉

幼生

英訳・(英)同義/類義語:larva, larvae

ふ化後、成体になる前の個体

幼生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/21 03:02 UTC 版)

幼生(ようせい、英:larva)は、後生動物個体発生の過程で、と成体との間に、成体とは形態が著しく異なり多くの場合は成体とは違った独自の生活様式を持つ時期がある場合に、その段階にある個体のことである[1]。昆虫では完全変態昆虫幼虫は幼生(larva)に該当する。


  1. ^ a b 『岩波生物学辞典』第4版(1996年)「幼生」、岩波書店
  2. ^ a b c d e f g Young, Richard Edward (1988), ““Larva”, “paralarva” and “subadult” in cephalopod terminology”, Malacologia 29 (1): 201–207, http://citebank.org/uid.php?id=49447 
  3. ^ Geigy, Rudolph; Portmann, Adolf (1941), “Versuch einer morphologischen Ordnung der tierischen Entwicklungsgänge”, Naturwissenschanen 29: 734-743 
  4. ^ Nesis, K. N. (1979), “Larvae of cephalopods”, Biol. Morya 4: 26–37  (translated 1980 for Pfenunn Publishing Corporation).
  5. ^ 林清志 (1995), “富山湾産ホタルイカの資源生物学的研究”, 富山県水産試験場研究報告 (7): 10, http://tulip.agri.pref.toyama.jp/nsgc/suisan/webfile/t1_09df1a05c13501945e036d9789790f0d.pdf 


「幼生」の続きの解説一覧

幼生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 17:15 UTC 版)

劇場版 マクロスF」の記事における「幼生」の解説

卵から孵化して間もない姿。ランカになつく「アイ君」は宇宙空間バリア張り、後に背中から羽を生やす

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幼生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/29 05:38 UTC 版)

アシナガバエ」の記事における「幼生」の解説

アシナガバエ幼虫白色円筒形で、12体節からなる腹部1-7節は1対の匍匐帯をもち、腹部末端節には4つ上の葉状突起をもつ。また末端節の背側には気門刺毛束をもつ。 は繭に覆われることもある。頭胸部背面には1対の大きな呼吸管がある。腹部背板には通常横列がある。肛節は種によって異なるが、丸み帯びるか1対の刺を持つかである。 ネジレオバエ亜科 Microphorinae Parathalassiinae アシナガバエ科広義)の翅脈下図左はM脈が湾曲するタイプ下図右は直線的なM1脈だけが存在し、M2脈が欠けている。C: 前縁脈(costa); Sc: 亜前縁脈(subcosta); R: 径脈(radial veins), M: 中脈(median veins); Cu: 肘脈(cubitus veins); A: 臀脈(anal veins);h': 肩脈(humeral veins); rm: 径中横脈; cu-m: 中肘横脈;'d: 中室(discal); br: 第1基室(1a basale); bm: 第2基室(2a basale); cup: 腎室(posterior cubital) アシナガバエ科広義Dolichopodidae s.str. アシナガバエ科広義Dolichopodidae s.str.

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幼生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 23:18 UTC 版)

バジュラ (マクロスシリーズ)」の記事における「幼生」の解説

第一形態 卵から孵化直後幼体小動物サイズで、全身黄緑色体毛生えリスのような太い尻尾をもつ。頭部にはふたつの黒い目と赤い頭頂目がある。足はないが胸部両側面から細い触手を伸ばす外見鳴き声愛玩動物のように可愛らしい。ランカ・リーバジュラの幼生と気づかず、「あい君」と名付けペットにする。 中間形態 通常の個体茶褐色経て第二形態へと羽化するが、「あい君」のように中間形態から直に第二形態へと脱皮する場合もある。第一形態と体色や眼の配置同じだが、体型イルカのようになり、体長2m近く成長し全身から体毛失われ皮膚剥き出しとなる。脱皮直立姿勢のまま行い、背面外皮正中線沿って裂けて開始される第二形態 羽化もしくは脱皮により、2足歩行甲虫のような身体構造へと変態する全身関節節々分割され硬質外骨格覆われ両眼突出し、2本の脚、1対の触角サソリのような細長い尾部備える。頭胸部側面には昆虫のように透明で翅脈のある1対の翅(はね)が収められており、これを展張することで飛翔する。脱皮直後小型だが、成長に伴い2 - 3m程度大型化する。体色緑色第一形態のような容貌上の愛らしさ失われる触角から銃弾のようなエネルギー体発射し、鋭い腹尾部凶器として振り回す成体のような攻撃力防御力はまだ備えておらず、携帯用火器でも殺傷可能ではあるが、対人戦闘では脅威となり、集団になるとデストロイドですら破壊される

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幼生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 03:17 UTC 版)

ヒメヤドリエビ亜綱」の記事における「幼生」の解説

ヒメヤドリエビ類の幼生は特異な形態持ち、タンツルス(タンチュラス)幼生と呼ばれる比較的に甲殻類らしく見えステージで宿主付着している状態で発見されるだけでなく、独立して海底から採集されることもある。 タンツルス幼生は微小で、体長は0.8ミリメートルから0.15ミリメートルにしかならない。体は頭部胸部腹部3つ分かれる頭部は頭覆われ先端に向かうほど細くなる頭部には口盤(吸盤)があるだけで、付属肢はない。頭部背面側面には感覚毛小孔配列し、これらをまとめて皮殻器官と呼ぶ(一部の種では腹面にもある)。 胸部7つ体節からなるそのうち後端の第7胸節を除く6つ体節は、それぞれ1対の付属肢備える。腹部には付属肢はなく、体節数は種によって異なる。腹部後端尾節には尾叉がある。タンツルス幼生の体のうち、付属肢のない第7胸節と腹部合わせて後体部それより前を前体部区分する。 タンツルス幼生は口盤で宿主付着すると、口盤から突き出る針を使って宿主体表クチクラに穴をあけ、漏斗状器官通じて体液を吸う。

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幼生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 09:09 UTC 版)

触手少女」の記事における「幼生」の解説

触手少女苗床植えつけた卵から孵化したばかりの姿。イモムシのような体に、大きな瞳を2つ持ち、体の先端から触手3本生えている。瞳は成体同様に左右の色が違う「オッドアイ」であり、既に触手自在に扱うことができる。その触手母体激しく責め立て、「腸液」「愛液」「母乳」を養分として摂取し、その行為通じて幼生は生殖活動覚える。

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幼生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 06:13 UTC 版)

クモ」の記事における「幼生」の解説

孵化した幼生は、通常1回脱皮をするまでは卵嚢内に留まる。初齢幼生は柔らかく不活発で、卵嚢内でもう1回脱皮おこなった後、やや活発になった子グモ卵嚢から出てくるのが普通である。卵嚢から出てきた子グモが、しばらくは卵嚢周辺固まって過ごす習性見られるものが多くクモの「まどい」という。この時期ちょっかいをかけると大量の子グモ四方八方散っていくため大勢あちこち逃げ惑う様を例えて「蜘蛛の子を散らす」という比喩表現をする。 卵を保護する習性のあるものでは、子グモとしばらく一緒に過ごすものも多い。コモリグモ類では、生まれた子をしばらく背中で運ぶ。ヒメグモ科には雌親が幼虫口移し栄養与える例があり、この時与えるものを「spider Milk」という。カバキコマチグモは雌親が子グモ自分自身食わせてしまう。 その後、子グモそれぞれ単独生活にはいるが、その際バルーニングを行う種が多い。 一般に幼虫成虫小さくした姿であるが、中には大きく色や模様が変わる例もある。また、習性についても親とほぼ同じなのが普通であるが、成虫徘徊性なのに幼虫網を張る例(ハシリグモなど)、逆に成虫になって網を張るうになる例(トリノフンダマシなど)がある。前者祖先造網性であったことを示すとの説明があるが、後者についてはよくわからない

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幼生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/11/05 01:42 UTC 版)

ハビロイトトンボ」の記事における「幼生」の解説

樹洞などに溜まった水の中ファイトテルマータ)に産卵する。卵の孵化には、最短18日最長半年かかる。これは、孵化する時期をずらすことで、樹洞内の捕食者存在しない時に孵化する確率上げるためである。 他のトンボのように、ヤゴ肉食性である。餌は主にボウフラだが、オタマジャクシ・ハナアブやユスリカ幼虫・他のヤゴなども餌となる。溶存酸素少な環境適応するため、腹端の尾幅広く、細かい褶がある。各尾には白点があり、他種ヤゴとは容易に区別できる1つ樹洞には最大13匹、1匹あたり約250個の卵が産み付けられる。しかし、ヤゴ積極的な共食い行い最終的に1-2 L中に1個体程度密度となる。だが縄張りを持つわけではない

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幼生

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 03:09 UTC 版)

名詞

(ようせい)

  1. かえるになる前のおたまじゃくしや、昆虫幼虫のように、成体著しく異なる形態生き物

翻訳


「 幼生」の例文・使い方・用例・文例

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