は行
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五十音 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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漢語や外来語を除いた和語においては、語頭以外(語中・語尾)でハ行の音が現れることは極めて少ない。これはハ行転呼(後述)と呼ばれる歴史的な現象により、かつてのハ行音がワ行音へと遷移してしまっているからである。
- ^ 先島方言などで「花」を[pana]などと言うのはこの音が遺るものであるとする。
- ^ 異説として、奈良時代に[p]、平安時代から[ɸ]となったとする説もある。浅川哲也は著書『知らなかった!日本語の歴史』(p144, 東京書籍 2011年)において、ハの万葉仮名「波」や「播」の中古中国語漢字音が pua であったこと等を根拠として引いている。また安本美典は『季刊邪馬台国』連載「「古事記」の秘密(2002~2005年)において、当該漢字音が pa ではなく pua であったこと等を根拠とし、奈良時代には一部が破裂音ではなく破擦音、すなわち[p͡ɸ]であったとする。
- ^ 「母」の語は当時、ハ行転呼を経て [ɸawa] のように発音されることが非常に多く、faua はそれを音写したもの。 fafa [ɸaɸa] は現代語につながるものだが、ハ行転呼を免れ語頭以外に [ɸ] を保っているのは例外的で、「父」 titi、「婆」 baba などの影響で「同じ音の2連続」という語形が強く意識されたものであるとされる。
- ^ 例外もある。下記「母」のような例のほか、「かわはぎ」「前フリ」のような複合語、「ひらひら」「へとへと」などの擬声語など。
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