客とは? わかりやすく解説

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かく【客/脚】

読み方:かく

〈客〉⇒きゃく

〈脚〉⇒きゃく


かく【客】

読み方:かく

「きゃく」の文語表現訪問者買い手旅人などのこと。

牛飼君の—となるは将に大い驥足(きそく)を伸ぶべき道じゃ」〈魯庵社会百面相

主となるものに対し従となるもの。「主—転倒


きゃく【客】

読み方:きゃく

[音]キャク(呉) カク(漢) [訓]まろうど

学習漢字3年

[一]キャク

他人の家訪れる人。招かれる人。「客人客間先客弔客珍客賓客来客

旅。旅人。「客死客舎

料金を払う利用者。「客車客席観客上客乗客船客浴客

本来のことではなく一時的なこと。「客員客演

主体主観に対して外部にあること。「客観客体

[二]カク

[一]1に同じ。「主客

[一]2に同じ。「客死客舎過客孤客

[一]3に同じ。「旅客

人。人士。「侠客(きょうかく)・剣客刺客酒客政客俗客墨客論客

過ぎ去ったこと。「客歳客年客臘(かくろう)」

[補説] [一][二]とも「キャク」「カク両用する場合も多い。

名のり]ひと・まさ


きゃく【客】

読み方:きゃく

【一】[名]

訪ねてくる人。また、招かれてくる人。まろうど。「—をもてなす」

料金払って、物を買ったり、乗り物乗ったりする人。顧客乗客観客など。「—の入りが悪い」

旅人また、止宿人。「不帰の—」

主体または自分と対立するもの。客体

「月の題に大仏詠み合せて大仏が主となり月が—となるとも」〈子規俳句問答

多くお客さん」の形で)

㋐ある組織の中で、別格扱いされる人。

勝負事商売などで、くみしやすい相手

月経のこと。

【二】接尾助数詞接待用の道具・器物数えるのに用いる。「吸物椀(わん)五—」


まら‐ひと【客/賓】

読み方:まらひと

《「まら」は「まれ(稀)」の交替形》「まろうど」に同じ。

薬師は常のもあれど—の今の薬師貴かりけり賞(め)だしかりけり」〈仏足石歌


まれ‐びと【客/賓/人】

読み方:まれびと

《まれに来る人の意》

民俗学で、異郷から来訪する神をいう。人々歓待受けて帰る考えられた。折口信夫の用語。

まろうど」に同じ。

「—の饗応なども」〈徒然二三一〉


まろうど〔まらうど〕【客/賓/人】

読み方:まろうど

《「まらひと」の音変化古くは「まろうと」》訪ねて来た人。きゃく。きゃくじん

観兵の間に設けた夕餉に急ぐ—、群立ちてここを過ぎぬ」〈鴎外・文づかひ〉


客(きゃく)

参照委託者 一般用語

読み方:きゃく
【英】:customer

待ち行列モデルにおいて, サービスを受ける主体. 実際問題への応用の際には, 製品, 部品, ジョブ, 呼(こ, よび), 情報など様々な実体が客として扱われる. なお"呼"というのは電話における接続要求のことで, 待ち行列理論最初に電話問題適用され名残から"呼損率"などの用語の中で今も使われている.


読み方:マロウド(maroudo)

稀に来る人。

別名 賓、まれびと


まれびと 【客・賓】

マラヒトの転で、稀に来る人の意。江戸初期までは清音マロウドとも)大空・海の彼方常世国などから来て々をめぐり、富や齢をもたらし、その年に行うべきことを予告する信じられている神。「なまはげ」のように異形であったり、祖先神であったりする。

読み方:きゃく

  1. 客の種類芸者生活費其他の支弁約して関係する所謂弗旦」を「旦那」と云ひ「通客」「大尽」として単にひいきにする客を「お客」といひ、生活費とまで行かなくとも相当の祝儀を与へて常に馴染重ねる客を「客色」といふ。更に芸者情夫として女の方から執心な客を「色」といふ。又芸者意地や其他の事情から選んだ情夫」で質の悪い男を「ヒモ」と呼んでゐる。

分類 花柳界


読み方:きゃく

  1. 開張中普通の張手如く装ふて勝負をなす者を云ふ。

分類 詐欺犯/犯罪


読み方:きゃく

  1. 旅行する事を云ふ。「びた」(旅の逆語)、「のそきん、たかまちのる、ける、ながしくむ」等皆同意
  2. 旅行することをいう。「びた」「のそまん」「ながしくむ」等同意

読み方:きゃく

  1. おきやく(※「おきゃく」)を見よ
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

読み方:キャク(kyaku)

所在 愛媛県松山市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

読み方
きやく

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/26 15:23 UTC 版)

(きゃく、まろうど、カク)

  • 顧客 - (事業や商売などを行う人から見て)こちらが提供する商品やサービスに対して料金を払ってくれる側の人。
  • 食客 - 有力者に「客分」として抱えられ、一時的な家来として仕えている人。おかかえ。
  • まれびと(客人) - 折口学で、他界から来訪する霊ないし神のような存在のこと。「まろうど」とも。
  • 旅人のこと。観光を参照。
  • 「主」に相対するもの。(哲学的な)分類のひとつ。主体と客体を参照。
  • 客の接待に使う道具を数えるための語。「お椀が5客ある」などと使う。助数詞を参照。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/03 17:56 UTC 版)

和妻師・一蝶」の記事における「客」の解説

酔っ払ってマジックタネ教えてもらおうと店で騒いだ

※この「客」の解説は、「和妻師・一蝶」の解説の一部です。
「客」を含む「和妻師・一蝶」の記事については、「和妻師・一蝶」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 13:35 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. キャク他人の家などを一時的訪問している者。
  2. キャク商業事業において対価支払って商品受け取ったサービス受けたりする者。ただしサービス業のうち医療教育などの分野ではほぼ用いられない
  3. キャク)(俗語)(「お客さん」などの形で)その場にいるだけで実質的な働きをしていない者。
  4. キャク)(俗語)(「お客さん」などの形で)月経婉曲語。

熟語

翻訳


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「客」の例文・使い方・用例・文例

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