甘味・とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 食物 > 食品 > > 甘味・の意味・解説 

あま‐み【甘み/甘味】

読み方:あまみ

甘い味。甘さ程度甘さ。「このは—がある」

甘い味の食べ物。特に菓子。かんみ。「—に目がない」

[補説] 「味」は当て字

「甘み」に似た言葉

かん‐み【甘味】

読み方:かんみ

あまい味。また、あまい食物。あまみ。「—を好む」

うまい味。また、おいしい食物

物事の快い味わい面白み

「云難き—を含む誘惑音楽」〈荷風あめりか物語


甘味

名字 読み方
甘味かみ
名字辞典では、珍しい名字を中心に扱っているため、一般的な名字の読み方とは異なる場合がございます。

甘味

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 14:03 UTC 版)

ショートケーキなど、甘味のある食品はおやつデザートとして食べられる。

甘味(かんみ、あまみ)とは味覚の一つ。菓子果物などの甘い食べ物を食べたとき感じる味のこと。甘み(あまみ)。甘味(かんみ)は甘い食べ物の意味でも用いられる。

サトウキビなどから精製された砂糖や、果物に含まれる果糖などが甘味の主なものだが、近年は甘味料を使い、人工的に甘味を付けていることも多い。甘味の強さを甘味度といい、スクロース(砂糖)の何倍甘いかを数値で表わす。

糖の甘味

糖と甘味料の相対的な甘さ

フルクトース(果糖)が商業的に食品や飲料に使われる主な理由は、そのコストの低さと相対的に強い甘さである。フルクトースは天然に存在する糖の中では最も甘く、スクロース(砂糖)の1.73倍甘いとされている[1][2]。その甘さはピラノース型のものであり、フラノース型のものは砂糖と同程度の甘さである。フルクトースは暖めるとフラノース型が形成される[3]。フルクトースは高温ではスクロース(砂糖)の 60% の甘味度しかなく、40 ℃ 以下でないと砂糖よりも甘くならないので、フルクトースの甘さは温度によって大きく左右される[4]。フルクトースを含む果物転化糖は冷やすと甘味が強くなる。フルクトースの甘さはスクロースやデキストロースよりも早く知覚され、味の感覚は、スクロースに比べより早く、より強いピークに達し、早く減衰する。フルクトースは他の風味を強めることもできる[1]。このフルクトースの甘味の強さを利用して転化糖異性化糖が利用されている。特に異性化糖は、成分に応じてブドウ糖果糖液糖や果糖ブドウ糖液糖とも呼ばれ、その甘味の割にコストが安く、清涼飲料水に多く使われている[4]

ノンカロリーシュガー

カロリーの制限が必要な糖尿病の患者や、ダイエットが目的の人のために、

など、カロリーが低いが甘みは強いという成分を使用したノンカロリーシュガーと呼ばれる人工甘味料があり、ダイエット飲料などに利用されている。

甘味料以外の甘みを持つ物質

無機化合物では、塩化ベリリウム酢酸鉛が甘みをもつ物質として知られているが、両者とも毒性が強い。自動車NOSなどに使われる亜酸化窒素は、吸引すると香気と甘味を感じる物質である。

有機化合物では、100種以上の化合物が甘みを持つことが知られている。特にクロロホルムニトロベンゼンエチレングリコールグリセリングリシングリコーゲンなどが有名だが、クロロホルム、ニトロベンゼン、エチレングリコールなどは毒性が強いことで知られる。グリシンはホッコクアカエビ(甘海老)、ナミクダヒゲエビユムシなどの主な甘味成分で、ホタテガイ類の貝柱はグリコーゲンによる甘味を持つ。

世界でもっとも甘い化合物はラグドゥネームで、砂糖の22万から30万倍の甘みを持つとされる。

脚注

  1. ^ a b Hanover, LM; White, JS (1993). “Manufacturing, composition, and application of fructose”. Journal of Clinical Nutrition 58: 724s-732. 
  2. ^ Oregon State University. "Sugar Sweetness". Last accessed May 5, 2008. http://food.oregonstate.edu/sugar/sweet.html アーカイブ 2008年5月16日 - ウェイバックマシン
  3. ^ Fructose in our diet: http://www.medbio.info/Horn/Time%201-2/carbohydrate_metabolism.htm last visited 2008-12-28
  4. ^ a b 異性化糖

参考文献

関連項目


甘味

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 19:25 UTC 版)

ワインと食品のマッチング」の記事における「甘味」の解説

ワインの甘味は発酵工程の後に残留した糖分の量によって測定されるワインは、ボーンドライ(糖分全てアルコールになったもの)、オフドライ(微かな甘味があるもの)、セミドライ中程度の甘味があるもの)及びデザートレベル(ソーテルヌトカイワインなど多く糖分を含むもの)に分類できる甘口ワイン通常組み合わせる料理よりも甘くする必要がある極上辛口シャンパンに甘いウエディングケーキ組み合わせると、ワイン辛くて薄っぺらに感じられケーキ風味悪くなる食品組み合わせにおいて、甘味は香辛料温かさ相殺する。甘味は温かさ対照として、あるいは胡椒や辛いアジア料理の灼けるような感覚緩和するものとして作用させることができる。甘味はいくつかの食品についてはその穏やかな甘味を引き立て塩味対照になりうる。例えヨーロッパで慣例となっている塩辛いスティルトンと甘いポートワイン組み合わせ挙げられる。特に、例えばスイートアンドサワーソースを使った料理のように食品にいくらかの甘味が含まれている場合ワインの甘味は食品ぴりっとした味を相殺できる。

※この「甘味」の解説は、「ワインと食品のマッチング」の解説の一部です。
「甘味」を含む「ワインと食品のマッチング」の記事については、「ワインと食品のマッチング」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「甘味・」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

甘味

出典:『Wiktionary』 (2021/11/17 05:15 UTC 版)

名詞

(かんみ、あまみ

  1. 甘い、またはその程度。甘い食品
  2. 旨い味。旨い食品
  3. 物事面白さ芸術作品における深い味わい
  4. 喜色あいまいな表情
  5. あまみ 参照

発音(?)

  • カ↘ンミ
IPA
IPA: [kã̠mmi]

関連語

翻訳

語義1

語義2

語義3


「甘味」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



甘味・と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「甘味・」の関連用語

甘味・のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



甘味・のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
名字見聞録名字見聞録
copyright©1996-2025 SPECTRE all rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの甘味 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのワインと食品のマッチング (改訂履歴)、焼き芋 (改訂履歴)、ずんだ (改訂履歴)、ズルチン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの甘味 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS