芳しい
芳しい(かんばしい)とは、香りが良い、または感じが良いという意味を持つ形容詞である。元々は香りに関連する表現として使われ、花や香料など、良い香りを放つものを指す際に用いられる。また、比喩的に人の行いや態度が美しい、立派であるという意味でも使われる。例えば、「芳しい行い」や「芳しい人柄」などといった表現である。このように、芳しいという言葉は、物質的な香りだけでなく、人間の精神性や行動に対する評価を表す際にも用いられる。
香しい
か‐ぐわし・い〔‐ぐはしい〕【▽芳しい/▽香しい/×馨しい】
読み方:かぐわしい
[形][文]かぐは・し[シク]《「香(か)細(くは)し」の意》
1 よいにおいがする。香りがよい。かんばしい。こうばしい。「—・い梅の香り」
「あなたとの最初の邂逅が、こんなにも、海を、月を、夜を、—・くさせたとしか思われません」〈田中英光・オリンポスの果実〉
かんばし・い【芳しい/×馨しい/▽香しい】
「芳しい」の例文・使い方・用例・文例
- 芳しいにおいが台所に充満していた.
- 煎豆は芳しい
- 栴檀は双葉より芳しい
- 彼はいとも芳しい名を残して死んだ
- かなり芳しい地位だ
- 部分的にはちみつで甘味をつけた芳しいケーキ
- 部分的に糖みつで甘くした丸い芳しいクッキー
- 様々なセロリ植物の肥厚している食用の芳しい根
- 芳しいアニスにおいのする種
- 芳しい暗緑色の葉をメイワインの香りづけに使う
- 東部アジアと北アメリカの芳しい常緑植物または落葉性の雌雄異体の低木または木
- 時々ボタンのような黄色の頭状花と、苦味のあるの羽状の葉が医薬として用いられるユーラシア原産の一般的な多年生の芳しいハーブ
- 精油が採れる芳しい茶色の樹皮を持ち、固く浅黒い木材が家具に使用される、米国東部で一般的なカバノキ
- 甘いゴムの木からの芳しい滲出液
- 薄い鱗状の樹皮と芳しい果実と種を持ち、硬く重いきめの細かい縞模様のある木材を産するフロリダ南端と西インド諸島の木
- 非常に芳しい芳香がある緑がかったまたは黄色がかった白い花の密集した頂生の穂状花序のような房のために広く栽培される地中海の木質の一年生植物
- 低木に似た旧世界の多年生ハッカで小さな白または黄色っぽい花をつけ、芳しいレモンのような香りのする葉をもつ
- 芳しい葉と黄色がかったピンクの球の房がある北アメリカ(ニューヨーク州からイリノイ州やアラスカの山々)の多年生の草
- 特にスープとサラダでの使用のためにそのきめ細かく分割されて、てしばしば丸まっている葉のために栽培される芳しい一年生の旧世界ハーブ
- 根元から出ている房に芳しい根、葉と目立つ白からばら色の花のから合成された散形花序のあるヨーロッパの草
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