東京横浜電鉄キハ1形気動車とは? わかりやすく解説

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東京横浜電鉄キハ1形気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 04:02 UTC 版)

東京横浜電鉄キハ1形気動車(とうきょうよこはまでんてつキハ1がたきどうしゃ)は、東京急行電鉄の前身である東京横浜電鉄(東横電鉄)が、1936年(昭和11年)に導入したガソリンカーである。大手私鉄電化区間に投入したガソリンカーという点でも特異であるが、大型で、大胆なヨーロピアンスタイルの流線形ボディと、戦前の私鉄気動車としては数が多い、8両が一挙に製造されたことで知られる。


  1. ^ 伊藤武夫. “[https://www.ritsumei.ac.jp/ss/sansharonshu/assets/file/2009/45-2_02-02.pdf 第一次世界大戦後の輸入原油精製 ─株式会社石油共同販売所の事例─]”. 立命館大学. 2023年8月19日閲覧。
  2. ^ ただし、大阪電気軌道は貨物電車(電動貨車)の気動車化を検討した形跡があり、計画図が現存している。
  3. ^ 東急50年史によると、当時、電車1両の4万円に対しガソリンカーは3万5千円で割安、変電所増強には更に9万円を要した。
  4. ^ さらに1941年(昭和16年)には、日本陸軍の南部仏印進駐に対する制裁措置として、アメリカが石油の対日全面禁輸に踏み切った。
  5. ^ もっとも、これは当時のドイツ国フランスなどの流線形電車・気動車の影響が色濃い。
  6. ^ 川崎車輛は鉄道省向けにGMH17・GMF13(直列6気筒)エンジンを製造供給しており、GMF13についても相当品をKW127として江若鉄道へ納入している。
  7. ^ 例えば本形式よりも大型の江若キニ4形ではウォーケシャ(en:Waukesha Engines)6RB(排気量11 L、120 HP / 1,600 rpm)、キニ9形でもGMF13搭載で、いずれもGMH17よりも小排気量の機関である。ただし、戦後はこれらもGMH17のディーゼルエンジン版であるDMH17Bに機関を換装している。
  8. ^ 川崎式簡易連結器と呼称する。ただし、実態は日本車輌製造が開発した簡易連結器のデッドコピー品であり、その構造にオリジナルである日本車輌製造製との差異はない。
  9. ^ 同時代の江若鉄道が実施していた総括気動車による気動車列車構想に影響され、将来は総括制御化改造の上で編成の中間車として使用可能とすることを念頭に置いた改造であったとされる。ただし、この計画は実現せず、これら2両は機械式変速機搭載のまま廃車まで使用された。
  10. ^ キハ5のみ1942年(昭和17年)4月に事故のため休車後復帰せず、1948年(昭和23年)8月19日に廃車された。
  11. ^ a b 大正出版『回想の東京急行1』p.17 。
  12. ^ 勝田駅と水戸工場を結んだ専用線。1959年にクハ2503が譲渡され国鉄オハ31形と共に通勤列車としてバッテリー機関車に牽引され使用された。(古沢明・近藤明徳「日立製作所水戸工場の通勤車」『鉄道ファン』No.76)


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