札幌市交通局D1020形気動車とは? わかりやすく解説

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札幌市交通局D1020形気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/08 08:08 UTC 版)

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札幌市交通局D1020形気動車(あるいは“D1020形内燃動車”)は、1960年に登場した札幌市電の路面ディーゼルカーである。

概要

1960年(昭和35年)6月にD1021~D1023号の3両が東急車輛で製造された。D1010形をベースに細部を改良したもので、同局の250形電車と同様の車体断面で、全高が低く、屋根肩部が角張っている。前形までの経験を生かし、側面のスカートは当初から大きく開いていた。

D1010形と同様に直列6気筒水冷ディーゼルエンジンを床下中央部に水平設置し、トルクコンバータ付き2速自動変速機を介して片側台車の2軸を駆動するものであった。

非電化で開業した鉄北線北部区間の電化に伴って廃車され、710形に車体を供出した。

改造

前後のラジエーターへの冷却気の流入速度を下げるため、バンパー下部のスカートを大きく開口し、グリルを設け、吸気ダクトを廃す改造を行った。

電車改造時に側面は電車同様のフルスカートとなったが、ラジエーターグリルはそのまま残された。

廃車・転用

書類上は1968年(昭和43年)10月の廃車となっているが、車体はそれ以前に550形560形の電装品と組み合わされて710形・711 ~ 713号に転用されている。

主要諸元

  • 全長:13,100mm
  • 全幅:2,230mm
  • 全高:3,365mm
  • 自重:14.5t
  • 定員:110人
  • 出力:120ps
  • 台車型式:東急車輛TS-107



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