札幌市交通局550形電車とは? わかりやすく解説

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札幌市交通局550形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/27 06:53 UTC 版)

札幌市交通局550形電車(さっぽろしこうつうきょく550がたでんしゃ)は、札幌市交通局1952年に導入した札幌市電路面電車車両である。

概要

車両番号 製造年月 製造元 廃車年月 機器供出
551号 1952年
5~7月
汽車会社
東京製作所
1971年12月
552号
553号
554号
555号 1967年12月
(実質9~12月)
701~
704号
556号
557号
558号
559号 1968年10月
(実質8~9月)
711~
712号
560号

1952年(昭和27年)に登場した。551~560号の10両。

600形に続く大型車で、初めて前中扉で新造された。正面窓は当時流行していた湘南形亜流の2枚窓であるが、後述の開閉機構のため、後の560形570形のような傾斜はなく、垂直である。

登場当初の塗色は、窓周りが淡緑、ほかは濃緑であったが、後に330形と同様の塗色に変更された。集電装置は当初からビューゲルであった。

1967年(昭和42年)から1968年(昭和43年)にかけて555~560号が700形710形に主要機器を譲って廃車となり、551~554号も1971年(昭和46年)12月に廃車となった。

改造

正面窓

製造当初は落とし窓であったが、上部ヒンジで窓下部が外側に開く構造に改造された。

製造当初は正面右側の運転台上部に小型のものが設置されていたが、1960年(昭和35年)に中央に大型のものを設置する改造を行った。

保存車

551号が札幌市交通資料館に保存されたが、1983年の展示品整備時に解体処分され、現存しない。

主要諸元

  • 全長:10,800mm
  • 全幅:2,230mm
  • 全高:3,815mm
  • 自重:14.0t
  • 定員:80人
  • 出力・駆動方式:37.3kW×2・吊り掛け式
  • 台車型式:住友金属KS-40




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