札幌市交通局200形電車とは? わかりやすく解説

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札幌市交通局200形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/27 06:52 UTC 版)

札幌市交通局200形電車(さっぽろしこうつうきょく200がたでんしゃ)は、札幌市交通局1957年に導入した札幌市電路面電車車両である。

概要

車両番号 製造年月 種車 製造元 廃車年月
201号 1957年12月 159号 運輸工業 1971年10月
202号 1958年1月 161号 泰和車輌
203号 1958年2月 160号
204号 1958年3月 172号
205号 1958年5月 175号 運輸工業
206号 174号
207号 173号 藤屋鉄工
208号 1958年6月 171号 苗穂工業

1957年昭和32年)に登場した。201 - 208号の8両。320形と同年に登場した初の北海道製のボギー電車(道産電車と呼ばれた)であり、後の210形以降の道産電車の基となった。

地元企業4社の共同企業体である札幌綜合鉄工共同組合(札鉄共)で、単車150形170形台枠や主要機器を流用して製作された。製作経費は1両あたり368万7千円であった。

正面は320形と共通する3枚窓であるが、絞りが少なく平面的で、幅もやや広い。中央窓は上ヒンジで下部が外へせり出す開閉窓で、左右は固定窓であった。前照灯は腰部のみの1灯である。

単車の台枠を流用した関係で前扉は折戸となり、中扉を含めドアエンジンはない。また、集電装置はビューゲルであった。

登場当初の塗色は上半部がライトグレー、ほかはオレンジイエローであった。後に330形と同様の塗色に変更されたが、ステンレスの飾り帯は付けられず、白帯となった。

1970年(昭和45年)から始まったワンマン化改造工事の対象とはならず、1971年(昭和46年)10月に全車廃車となった。

改造

方向幕
202号までは正面中央上部に小型のものが設置されていたが、1960年(昭和35年)に中央に大型の物を設置する改造を行った。203号以降は当初から大型の方向幕を装備して登場した。
排障器
製造当初は網状のものが取り付けられていたが、丸棒製の格子状の物に変更された。

主要諸元

  • 全長:12,370mm
  • 全幅:2,160mm
  • 全高:3,650mm
  • 自重:14.0t
  • 定員:90人
  • 出力・駆動方式:37.3kW×2・吊り掛け式
  • 台車型式:札幌綜合鉄工共同組合メタル軸受け式




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