玉川電気鉄道1372mm4輪単車車両とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 玉川電気鉄道1372mm4輪単車車両の意味・解説 

玉川電気鉄道1372mm4輪単車車両

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/31 07:24 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

玉川電気鉄道1372mm4輪単車車両と称される玉川電気鉄道(のち東京横浜電鉄)の1号形は、1920年9月11日玉川電気鉄道東京市電気局市内電車線(通称東京市電)に乗り入れる為に1067mmから市電と同じ1372mmに改軌した折に新造した、21両のうちの15両を指す。

概要

玉電の1号形は15両すべてが、愛知県名古屋市にあった名古屋電車製作所の製造で、長さは大体11メートルぐらいで車体は台車以外が木造。1本ポール集電方式で、折り返す際は反対側にしなければならないというデメリットがあった。窓は1枚下降式でドアはなくオープンデッキ構造だったが、のちに一部がドア付に改造されている。連結器はなく、純粋な路面電車車両として製造された初の車両といえるが、4輪単車であることがネックとなり大型輸送に不適格だった。そのため1936年から順次廃車されるようになり、最後の3両は玉電の単線区間である砧線(二子玉川→砧本村間)専用となったが、1941年満州の新京市(現・長春市)の私鉄・新京交通に譲渡されて形式消滅している(※ 満州へ渡った車両の消息は不明)。

ちなみに残りの6両が玉電→東横の16号形で、こちらは木造ボギー車両であったため、東京急行電鉄になっても引き継がれて同社のデハ1形となる。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

玉川電気鉄道1372mm4輪単車車両のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



玉川電気鉄道1372mm4輪単車車両のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの玉川電気鉄道1372mm4輪単車車両 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS