本編 第二部
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「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の記事における「本編 第二部」の解説
ベルの仲間となる者たちのヘスティア・ファミリアへの集結などが描かれる。 本編 第4巻 中層級のミノタウロスを単独で倒したことで、ベルは僅か1か月半という前代未聞の最短記録でLv.2にランクアップし、これにより新たなスキル英雄願望が発現し、神々から二つ名「未完の少年(リトル・ルーキー)」を授けられる。オラリオで一躍注目の的となったベルは、神々からの疑惑と多数の冒険者からのやっかみも買うことになる。 ベルはミノタウロスとの死闘で傷んでしまった防具を新調するために、ヘファイストス・ファミリアの店を訪れ、元の防具の製作者である鍛冶師ヴェルフと出会う。ヴェルフから専属契約とパーティの打診を受けたベルは、リューからパーティの仲間を増やすことを勧められていたこともあり、ヴェルフの提案を受け入れてリリを含めた三人でパーティを組む。エイナと相談の上、装備を調えたベルたちはダンジョン中層の13階層を目指す。クエスト×クエスト 同時掲載の短編。時系列は本編第3巻2章と3章の間に相当する。 ある日ベルは懇意にしているミアハ・ファミリアの団長ナァーザ・エリスイスから冒険者依頼を頼まれ、リリと共に無事ドロップアイテムの採取に成功する。しかし、その報酬が依頼内容に見合わないことをリリに見抜かれてしまう。男神ミアハはナァーザを咎めたが、ファミリアにはナァーザの義手を作製した ディアンケヒト・ファミリアに莫大な借金があり、そんなファミリアを救うためにナァーザは報酬をごまかしていたことを吐露する。ベルたちと和解したナァーザは改めて冒険者依頼を発注し、それによって得たアイテムを材料にして新たなポーションの作製に成功する。 女神へのカンパネラ 同時掲載の短編。時系列は本編1巻の開始前に相当する。 結成したばかりのヘスティア・ファミリア。日々の生活の中、ベルとヘスティアはお互いの理解を深めてゆく。そんなある日、ベルが武器屋の店先で剣を、ヘスティアが商店の店先で髪留めを、物欲しそうに眺めているところをお互いが目撃する。 本編 第5巻 ベルたちのパーティは順調に13階層を踏破していたが、タケミカヅチ・ファミリアのパーティから怪物進呈され、15層へ落とされてしまう。ダンジョン中層で遭難したベルたちは、場所と被害状況を考慮したリリの提案により、上層へ戻るよりも危険だが最短コースを選択し、安全地帯である18階層へ逃げ込む決断をする。一方、ベルたちの危機を察したヘスティアは、男神ヘルメスとそのファミリアの団長アスフィ・アル・アンドロメダ、そして助っ人を頼まれたリューと共にベルたちの救助に向かう。 ベルたちのパーティは命辛々18階層に到着し、遠征からの帰還の途にあるロキ・ファミリアに救われる。救助に向かっていたヘスティアたちとも合流できたベルたちは、ロキ・ファミリアの団員やヘルメスらと交流し、しばし穏やかな時を過ごす。ロキ・ファミリアが上層へ出発した後、一部の冒険者の嫉妬と悪意を利用したヘルメスの策略によりヘスティアが攫われてしまう。ヘスティアは神威を開放することで冒険者たちから解放されたが、神威を感じとったダンジョンが階層主の変異種である漆黒のゴライアスを生み出してしまう。 漆黒のゴライアスの誕生により上層への通路が塞がれたため、ベルたちとリヴィラの街の100人を越す冒険者たちは力を合わせて漆黒のゴライアスに立ち向かうことになる。漆黒のゴライアスの異常な再生能力に苦戦したが、ステイタスの高いリューやアスフィが主力となって戦い、最終的にベルの英雄願望により漆黒のゴライアスは打倒される。 本編 第6巻 18階層からの帰還後、ベルは恋多き男神アポロンに目を付けられてしまう。アポロンはベルを我が物にするために様々な策略を巡らし、本拠を襲撃してベルを追い回し、ベルを孤立させるためにリリをソーマ・ファミリアに捕えさせて、ついにはファミリア同士の総力戦である戦争遊戯を実現する。オラリオ以外の冒険者一人の助っ人が認められたが、戦争遊戯の内容が攻城戦となったことで団員1人のヘスティア・ファミリアの勝利は絶望的となる。 ベルは再びアイズに特訓をつけてもらうためにロキ・ファミリアの本拠へ向かい、アイズと対人戦を想定した1週間の猛特訓を行う。この間、ヘスティアはリリを救出すべくソーマ・ファミリアの本拠に殴り込みをかける。ソーマは神酒の誘惑を乗り越えたリリを認め、ヘスティアは神のナイフを脱退金の担保にすることでリリの身柄を確保し、リリは正式にヘスティアの眷属となる。また、タケミカヅチ・ファミリアのヤマト・命は13階層での怪物進呈を悔やんでおり、タケミカヅチに自ら申し出て1年間限定でヘスティア・ファミリアに改宗する。さらにヘファイストスの許しを得たヴェルフもヘスティア・ファミリアに改宗する。助っ人としてリューが参戦することになり、ヘスティア・ファミリアは5人で戦争遊戯に挑むことになる。 戦争遊戯では、リリが変身魔法を駆使して予め城内を攪乱し、リューがクロッゾの魔剣を用いてアポロンの団員の半数を城外に引きつけ、命が残った城内の半数を重圧魔法により動きを封じ、ベルとヴェルフが僅かに残った団員たちとの個人戦に持ち込む。これにより、ヘスティア・ファミリアは速攻で圧倒的な数の不利をひっくり返す。シルから貰ったアミュレットの助けもあり、ベルはレベルの差を物ともせずアポロン・ファミリア団長ヒュアキントス・クリオを一騎打ちで討ち取り、戦争遊戯はヘスティア・ファミリアの勝利で終わる。 本編 第7巻 戦争遊戯に勝利したヘスティア・ファミリアはアポロン・ファミリアから没収した財産や新たな本拠「竈火の館」を手に入れ、ベルは僅か1か月でLv.3にランクアップを果たす。 その喜びも束の間、女神イシュタルが支配する歓楽街に、命の幼なじみサンジョウノ・春姫と似た狐人が捕らわれているとの噂を聞きつける。真相を確かめるために、ベルたちは歓楽街へ向かうが、歓楽街で迷ったベルは戦闘娼婦アイシャ・ベルカに絡まれ、イシュタル・ファミリアの団長フリュネ・ジャミールから追い回される。ベルは彼女から必死で逃げ、とある娼館の部屋に身を隠し、そこに現れた娼婦である春姫と出会う。 本拠に戻ったベルたちは春姫を身請けするために、高額な冒険者依頼を引き受けるが、これはイシュタルが画策した罠であり、ベルと命は歓楽街に捕えられてしまう。春姫は隙を見てベルと命の逃亡を手助けするが、自身に逃亡防止の魔道具が仕掛けられており、フレイヤを打倒するために今夜行われる殺生石の儀式で犠牲になると告げ、同行を拒否する。これを聞いたベルと命は春姫を奪還するために、二人でイシュタルたちと戦うと決意する。 歓楽街を攪乱するための囮となったベルは直ぐに捕えられてしまうが、ベルの魅了に失敗して茫然自失となったイシュタルの隙を突いて逃亡に成功する。一方、春姫は助けに来た命に、娼婦である自分は救われる価値がないとの想いを告げて救出を拒む。一時撤退したベルと命は殺生石の儀式に乱入し、命が決死の魔力暴発を行い、ベルが間一髪で殺生石を破壊する。この時、春姫は救って欲しいという本心を初めてベルに吐露するが、アイシャに連れ去られてしまう。 イシュタルの動きを内偵していたフレイヤは、イシュタルとの全面戦争を決断し、フレイヤたちの一気果敢な攻勢により歓楽街は大混乱となる。イシュタルの団員たちは悉く打ち倒され、最後に残ったフリュネはオッタルに徹底的に痛めつけられる。混乱の中、アイシャは、けじめを付けるためにベルと対峙し、ベルに覚悟を問う。ベルは真っ向勝負でアイシャを撃破し、あなたを助けにきましたと春姫に告げる。フレイヤの手で崖の下に突き落とされたイシュタルが天界に送還され、イシュタル・ファミリアは壊滅する。 本編 第8巻 ラキア王国の男神アレスが三万の眷族を率いて、オラリオに出兵してきた。ギルドはオラリオの最大派閥であるロキとフレイヤのファミリアに防衛に当たらせる。眷族のレベルの違いから戦力差が圧倒的なため、オラリオでは平穏な日常が流れており、ヘスティア・ファミリアでは新たに仲間となった春姫の力をダンジョンで確認していた。 ベルは街で偶然にシルを見かけて、用もあったので彼女の後を追いかける。シルはダイダロス通りの孤児院に通っており、ベルは孤児たちから地下調査を依頼される。シルたちと共に地下に降りたベルは血塗れのモンスターと遭遇し、モンスターの戦い方に違和感を抱く。苦戦するベルを見るに見かて、シルを護衛していたフレイヤの団員がモンスターを打倒し、事無きを得る。 ヴェルフは戦争の混乱に紛れてオラリオに侵入したラキア王国の父と再会し、父からクロッゾの魔剣の作製を頼まれる。魔剣を受け取るためにヴェルフを呼び出したアレスの眷族たちは、ロキ・ファミリア団長フィン・ディムナの指示でヴェルフを見張っていたヘファイストスの団員に一網打尽にされる。ヴェルフの説得に失敗したアレスは、今度はヘスティアの誘拐を企てるが有効な手はなかった。ところが、バイト先からの頼まれ事でヘスティアがオラリオから外出してしまい、アレスたちは都合良くヘスティアの捕縛に成功する。ヘスティアの拉致を知ったロキとヘルメスは、アスフィに空から逃走先を特定し、アイズに追跡するよう指示し、ベルはこれに強引に同行する。ベルたちはベオル山地でアレスたちに追いつくが、乱戦の混乱でヘスティアは崖下の川へ落ちてしまう。ベルとアイズはヘスティアを助け出し、たどり着いたエダスの村でヘスティアを看病しつつ休息をとる。エダスの村では、かつて神の眷族であった村の長老が天に召され、これを看取ったヘスティアは悠久を生きる自分を必要以上に恐れずに、自分と向き合って欲しいとベルに告げる。 ヘスティアの拉致に失敗したアレスは、ロキたちに捕縛される。アレスはオラリオの捕虜になった数万もの自身の眷族たちのステイタスを封印した上で眷族たちと共にオラリオから追放され、ラキア王国との戦争は終結する。
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