ミアハ・ファミリア
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「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の記事における「ミアハ・ファミリア」の解説
男神ミアハが運営する回復薬を扱う道具店を営む商業系ファミリア。本拠は「青の薬舗」、エンブレムは五体満足の人の体。かつては名の知られた中堅ファミリアだったが、物語開始当初は派閥の等級がHであり、団員がナァーザだけという零細ファミリア。ヘスティア・ファミリア結成直後から親交があり、本編6巻の戦争遊戯に勝利して有名になったベルのおかげで客足も増え、ダフネとカサンドラが加入する。本編12巻ではヘスティアとタケミカヅチと派閥連合を結成して遠征に参加する。 ミアハ 声 - 古川慎 ミアハ・ファミリアの主神。群青色の髪で高身長、美麗な目鼻立ちの青年。借金のためにファミリアは没落したが、ベルをはじめとする多くの知人にタダ同然でポーションをばら撒いたりするため、ファミリアの経営は常に火の車である。タケミカヅチと同様に、無自覚に女性をたらし込んでいるが、その神格からあまり反感をもたれていない。ヘスティアとは懇意であり、ヘスティア・ファミリアの危機には何度も助力しており、異端児の事件では、その存在を内密に相談され、オラリオ全体から顰蹙を買ったヘスティアを支援する。 ナァーザ・エリスイス 声 - 葉山いくみ ミアハ・ファミリアの団長。瞼が半分降りた眠たそうな眼をしている犬人の女性で18歳。ステイタスはLv.2。 かつては冒険者だったが、モンスターから受けた心的外傷により冒険者を廃業して薬師に専念している。モンスターに喰われた右腕は本物の腕と変わらず自在に動かせる高度な魔道具の義手に換装され、ファミリアの全財産を投げ打って自分を救ってくれたミアハに好意を持っている。 ファミリアの経営の観点から、金に対して厳しく、ポーションの売り込みに余念がない。駆け出しのベルにぼったくり価格でアイテムを売りつけていたが、本人も反省した後、ヘスティア・ファミリアの団員とは友好的な関係を築き、ベルたちに助力している。 二つ名は医神の忠犬(ミーヤル・ハウンド)。 ダフネ・ラウロス 声 - 小若和郁那 アポロンの元眷族であり、アポロンが戦争遊戯に敗北した後にミアハの眷族となる。ヒューマンの女性で18歳。ステイタスは本編15巻でLv.3へランクアップ。 短髪吊り目の美少女で外見から強気そうな印象を持たれがちだが、冷静で落ち着きのある人物。過去に無理やり迫られて眷族にされた経緯があるため、アポロンに対して複雑な感情を持っており、戦争遊戯前は同じ境遇のベルに対しても多少同情的だった。戦争遊戯後はカサンドラと共にヘスティア・ファミリアへの入団を志望するが、ヘスティアの莫大な借金を知って入団を取り止め、紆余曲折を経てカサンドラと共にミアハ・ファミリアに改宗する。 戦闘ではアポロン・ファミリア時代に致し方なく指揮官の役割を担っており、その経験から、ヘスティア・ファミリアとの派閥連合による遠征において、リリにパーティの指揮について指導する。パーティでは主に中衛役であるが、アンフィス・バエナとの戦闘では戦力不足のために前衛として活躍する。アンフィス・バエナとの戦闘後、カサンドラの予知夢をいつものように受け入れようとしなかったが、彼女自身を信じた決断が派閥連合を救う。 二つ名は月桂の遁走者(ラウルス・フーガ)。 カサンドラ・イリオン 声 - 真野あゆみ 本作品のヒロインの一人。アポロンの元眷族であり、アポロンが戦争遊戯に敗北した後にミアハの眷族となる。ヒューマンの女性で18歳。ステイタスは本編15巻でLv.3へランクアップ。 外見や雰囲気から、あどけいない印象を受ける長髪垂れ目の美少女。戦闘では範囲回復魔法と解害・解呪魔法によりパーティを支える後衛役を担う。神でさえも理解不可能なスキルを発現しており、そのスキルから予知夢を見ることができるが、その予知夢は誰にも信用されない呪縛がある。そのため、アポロン・ファミリアの面々から妄想癖があると思われており、戦争遊戯によるファミリアの危機を予知するものの周囲から相手にされなかった。 ヘスティア・ファミリアとの派閥連合による遠征では、パーティが全滅する最悪の予知夢を回避するために行動し、急遽ヴェルフに頼んで作製してもらった「ゴライアスのマフラー」が、ジャガーノートとの戦いでベルの命を繋ぐ要となる。アンフィス・バエナの打倒後、予知夢の解釈に成功してパーティの壊滅を回避し、異端児の事件中に予知夢を誤解して嫌々ながら匿った異端児が広いダンジョンの中から匂いを辿って自分の場所を特定し、これらの予知夢が深層に落ちたベルとリューの救出に繋がる。 戦争遊戯後に自分の予知夢を初めて信じてくれたベルに感激し、遠征後には予知夢の厄災を打ち破ったベルに想いを寄せる様子を見せる。作者が物語の早期の段階で考えていた予言者としてのキャラクターだが、作者の想定以上に活躍してヒロインに昇格し、作者自身も驚いている。 二つ名は悲観者(ミラビリス)。
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