忌部家とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 09:17 UTC 版)
邑見眞前(おうみ まさき) 声 - 井上和彦 12月20日生まれ/B型/181cm/70kg/視力:RL1.5/足長:28cm/趣味:楽しいこと/特技:武術全般を器用にこなす。語学が堪能/タバコ:マルボロ/ライター:1966年マスタングZipp/服:ベルサーチ/好物:チョコレートバナナパフェ/苦手な物:口に入れられる物は何でもok/好みの女性:ハデで胸の大きい女性 布椎宗家の三男。海潮の実弟で闇己の父親。本名を布椎眞前(能継)という。負の巫覡。「邑見」の氏は母方の祖母から拝借したもの。一見人当たりが良いが、他者を全て道具としか思っていない。闇己のことも、自らが生み出した「完璧な作品」としてしか見てない。 世裡と駆け落ちした末、半年程共に暮らすが、失踪という形で彼女とは別離。その一年後、「刺激」を求めて渡米。アーサー・盧(ろう)と名を変えて中国人マフィアの用心棒につくが、マズイことをやらかし逃亡生活を送る。メキシコ、グァテマラなど転々とした後(この頃の通称はリカルド)、エルサルバドルにて傭兵となる。飽きが来たころに楠に出会い意気投合し日本へ帰国。闇己と出会ってからは彼で遊ぶことが楽しくて仕方がない。 維鈇谷の念の昇華を阻もうとしていたが、世裡に背中を刺され、神剣を滅し念を開放した後自ら念に飲み込まれ死亡。 アルトゥーロ・楠(アルトゥーロ・くす) 声 - 中田譲治 6月18日生まれ/AB型/180cm/68kg/視力:RL1.2/足長:28cm/国籍:ブラジル(日系三世)/趣味:ハンティング/特技:シースナイフ/タバコ:ラークかマルボロ/好物:日本料理、鍋もの/苦手な物:納豆、梅干し/好みの女性:ものスゴイ面食い 眞前の右腕的(時に中立的)日系ブラジル人。眞前と共に忌部家の居候の身。住み込みで紀斐神社の手伝いをしているわけではなく、主に宗教団体「神魂昇華会」の闇の部分の手伝いをしている言わば用心棒的存在。会の邪魔者を人知れず排除する役回りでもある。 元はブラジルに住んでいたが、自分の私利私欲に弟を巻きこみ、射殺されてしまった事件をきっかけに軍隊入りをするが、長くは続かず早々に脱走。ゲリラ組織への参加を経て各地を転々とした末、エルサルバドルにて眞前と出会う。その後、意気投合した彼を連れて祖父の故郷・日本の熊野へと辿り着いた。目的は祖父含め自分達一家にブラジル移民を余儀なくさせた忌部家への復讐。しかし、金のために悪事を働いてきた自分と違い、快楽のために手を汚す眞前を恐ろしい人間だと思っている。七地に対してお人好しだった自分の弟の面影を重ねており、彼に普通の生活に戻るよう幾度か忠告をしている。 事件の際、七地を救うために裏切り、大阪のモグリの病院に入院。後に傭兵仲間で血塗れの男が好みだという変態だが美人のシャラと歩いているところを外務官僚となった怜司に南米で目撃されている。 忌部怜司(いんべ りょうじ) 声 - 上田祐司 2月14日生まれ/O型/174cm/62kg/視力:R0.6、L0.4(普段はコンタクト着用)/足長:26cm/住居:東京都世田谷区/実家:三重県熊ヶ怒郡/趣味:経済新聞の購読/弱点:体力/得意科目:数学、世界史/苦手科目:生物/好物:イタリアン/苦手な物:ウニ、イクラ/好みの芸能人:商品として以外は興味なし 熊野にある紀斐神社の宮司・親露の息子で剡弐の兄。年不相応な落ち着きと才覚を持ち、かなりの知能犯。神剣を集める父の手伝いをしている。学力優秀で地元では覚え目出たい秀才青年。成績に合わせて東京の進学校に編入した。 巫覡としての能力は父親より上ではあるが、絶大な力を持っていた母親には遠く及ばない。彼にとっての心の拠り所は、宮司である父親ではなく、没してなお敬愛やまぬ母親である。そのため、母親の能力を受けとり損ねた自分には持ち得ない才能を有する闇己に深く嫉妬している。また、巫覡として才覚が現れない弟を能力的に見下して扱っているところがあり、時として高飛車な態度を取る。 神魂昇華会はつぶれ、後に外務省に入省し官僚になった。蘇嶋若比古とは友人で大学時代の同期。以前弟と住んでいた松濤のマンションを安く譲っている。 忌部剡弐(いんべ せんじ) 3月25日生まれ/O型/187cm/76kg/視力:RL1.2/足長:28.5cm/趣味:ロードレーサー/武術:神道夢想流/弱点:学力/得意科目:体育/苦手科目:ほぼ全滅(学校の勉強に向いていない)/好物:やきそば/苦手な物:椎茸/タバコ:マルボロ 熊野にある紀斐神社の宮司・親露の息子で怜司の弟。母親に似ず、まったく霊感を持っていなかったため、能力者である父に目をかけてもらえずに育った。また、年子でありながら、学力も巫覡としての力も自分とは比べものにならない兄にも頭が上がらない。実は巫覡としての能力が無いのではなく、先天的な霊的不感症であり、外部の影響を受け付けない特異体質である。 兄とは双子並みに外見が似ている。「神魂昇華会」繁栄に全力を注いでいる父や兄と違って宗教に興味がない、バトルマニア。そのため、本来ならば対立関係にある蒿とも気にせず交流を持っている。恋人の未紅とも蒿を通して知り合った。 後に未紅と結婚。クラブのオーナーになった。 忌部親露(いんべ ちかつゆ) 熊野・紀斐神社宮司。怜司と剡弐の父親であり、宗教団体「神魂昇華会」の代表者。霊能力は低いがカリスマ的な魅力があり信者は日々増えている。見かけは海潮に似ているが我が強く性格は悪い。 信者にロハを使っているうちに自身も中毒になり、やがて蘇った妻の言いなりになってしまった。 紀埜五十鈴(きの いすず) 紀斐神社の主筋にあたる、紀埜家最後の末裔。巫覡として高い能力を備えているが既に体がない。 しをりや寧子の体に入れられたが、合わなかった。 小岩井しをり(こいわい しをり) 声 - 小谷伸子 9月2日生まれ/AB型/159cm/44kg/視力:RL2.0/足長:23cm//出身:秋田県/趣味:なし(今まで生活に手いっぱいだった)/弱点:お金をくれて生活の面倒を見てくれる人/好物:焼肉、寿司/苦手な物:根菜、漬物/好みの芸能人:芸能人を知らない/夢:白馬の王子様が迎えに来てくれること キツネ憑きと呼ばれる村八分の家に生まれ、身寄りの無い孤独な15歳の少女。黒不浄の異名を持つ野井辺村にて私生児として誕生。子どもの頃から周囲に「キツネ憑き」と蔑まれ孤独に育ち、自分を不幸な境遇から連れ出してくれる王子様を待ち望んでいた。神剣を探しに来た七地と出会い両思いになるが、共に歩む道を失い離ればなれに。 邑見の後ろ盾を得て、熊野の忌部家にて紀埜五十鈴の名で暮らしている。忌部家の者も五十鈴が偽物だと勘付いているようだが、宗教団体「神魂昇華会」の象徴として利用するのに条件の合う娘であることから黙認している。 念の昇華後、警察に出頭し不起訴処分となり野城上家の世話になる。
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