右派社会党とは? わかりやすく解説

社会党右派

(右派社会党 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 07:19 UTC 版)

社会党右派(しゃかいとううは)は、旧日本社会党の中道左派グループ。一般にソ連中国型の社会主義革命を志向せず、西欧型の社会民主主義を模範とした勢力を指す。


  1. ^ a b 日本大百科全書(ニッポニカ) - 日本社会党”. コトバンク. 2021年10月23日閲覧。
  2. ^ Junnosuke Masumi, ed (2022). Contemporary Politics in Japan. Univ of California Press. p. 313. ISBN 9780520332782. https://books.google.com/books?id=kdt3EAAAQBAJ&pg=PA313. "The first congress of the Right Socialist Party, held in January 1952, the year following the party's formation, raised the banner of "democratic socialism" and declared that the Left Socialist Party, led by a group of procommunists, would degenerate into "the puppet force of the JCP" within a few months." 
  3. ^ 『画報現代史 補巻第15集』国際文化情報社、1957年10月15日。


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右派社会党

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 04:57 UTC 版)

社会党右派」の記事における「右派社会党」の解説

片山芦田政権瓦解その評価をめぐり、社会党数度分裂繰り返す中、1951年昭和26年)、サンフランシスコ講和条約および(旧)日米安全保障条約賛否をめぐり、社会党分裂した講和条約賛成安保条約反対派は、便宜的に「右派社会党」と呼ばれた略して“右社”)。左右両派ともに、「日本社会党」と名乗ったためである。当初委員長空席とされ、書記長浅沼稲次郎就任した。後に、公職追放解除され河上丈太郎委員長就任した。この混乱期に、軍国主義決別しつつ再軍備選択肢にあった日本社会党安全保障政策が、反軍備を中心に位置づけられていく。 公職追放終了にともない1952年総選挙から日本労農党系(河上派)が政界復帰し、右派社会党に合流するが、党組織整備も不十分で、知名度の高い各地政治家個人後援会的に選挙活動展開する状況だった。一方左派は、日本共産党指導から脱した労働運動基盤組織的選挙展開した。そのため、「顔の右社」などと呼ばれた分裂直後の右派社会党は29議席であったが、1952年昭和27年)の総選挙57議席増え1953年昭和28年)の総選挙ではさらに66議席増え1955年昭和30年)の総選挙では67議席となった1955年昭和30年10月13日河上派と鈴木派執念左右社会党再統一した(社会党再統一)。右社委員長河上社会党顧問となり、浅沼統一した社会党書記長となった。 この時期主な政治家は、左右分裂までの西尾派に加え以下のとおり河上丈太郎 - キリスト教社会主義立場神戸救貧活動スタート日本労農党中心的な存在で、自らの戦争責任認めた上で平和運動邁進した。 浅沼稲次郎 - 早稲田大学新人会学生運動からスタート日本労農党では、最も新体制運動推進した麻生久尊敬しており、その贖罪意識が、戦後の政治行動影響与える。組織重んじ人脈維持形成尽力してきたことが戦後社会党再建功を奏する三輪寿壮 河野密 春日一幸 - 反共主義重んじアウグスト・ピノチェトによるチリ・クーデター賛成日本共産党敵視し治安維持法容認したうえで宮本顕治批判した浅沼美智雄 - 稲次郎の遠縁右翼に転向し、大日本愛国党参与などを務めた

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