六破羅単代(ろくはらたんだい)
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「東京卍リベンジャーズ」の記事における「六破羅単代(ろくはらたんだい)」の解説
総代:寺野 南、首席:鶴蝶、第弐席:灰谷 蘭、第参席:灰谷 竜胆、第肆席:望月 莞爾、第伍席:斑目 獅音らが座る三天と称する暴走族の1つで港区を拠点とした最大勢力。六破羅単代の刺繍が入ったツナギ型の特攻服に身を包む。寺野以外の幹部は元「天竺」のメンバーで占められている。中には寺野を崇拝する過激派のメンバー(龍宮寺曰く下っ端)も在籍し、正規メンバーとは異なり黒いパーカーを着用している。寺野が万次郎に殺害されたことにより組織ごと「関東卍會」に吸収合併した。 寺野 南(てらの サウス) 「六破羅単代」総代でブラジル・リオにある貧民街の出身。万次郎に並ぶカリスマの1人で無双のサウスと称された胸から右頭部にかけて刺青がある大男でことあるごとに音楽用語を会話に織り交ぜている。東卍をあこがれの対象としながら、いつか叩き潰そうという宿願を持っている。そのためか、仲間にならないと断られると凶暴になり、断られた相手を一方的に痛めつけるなど化け物級の喧嘩の実力の持ち主だが、荒師の腕で受け止めてしまうなど巨漢の割に拳の威力はない。青宗が龍宮寺の仲間であることを知っていたのか、敵の暴走族から逃げてきた青宗を捕まえ、遭遇した龍宮寺たちに受け取るよう仕向ける。万次郎に対抗するため、龍宮寺を仲間に加えようと交渉するが、決裂したことで龍宮寺を一方的に痛めつけるも、「梵」の集団の襲撃に遭い、千咒に一方的に痛めつけられる。 幼少の頃、病弱な母と2人で暮らしてたが、母に気をかけていた"ディノ"という男との出会いにより、5歳で暴力に目覚め、敵対勢力の人間をも殺害した。サウスは"ディノ"に認められた時にもらった通称であり本名は南(みなみ)である。12歳の時に"ディノ"を殴り殺して涙し、ギャング・チーム"ディノ・サウス"のボスに君臨するようになった。14歳の時に敵対勢力の襲撃により母を失い、日本に住む祖父母の所に移住し、経緯不明のまま少年院に入所した。そこで死亡したイザナを除く"S62世代"と顔見知りであることが判明し、彼らを暴力でねじ伏せた。出所と同時に三途に殺された武藤を除く"S62世代"に出迎えられ、鶴蝶との喧嘩の末彼を屈服。「六破羅単代」の総代になるまで登り詰めた。 彼自身も"黒い衝動"の持ち主であり、それが原因で"ディノ"を死に追いやり、初代「黒龍」の最強コンビを再起不能にしている。 「三天戦争」では武臣を一方的に痛めつけるも、荒師と今牛に阻止されたことで交戦。彼らを退かせるも、真の実力を出した千咒との一進一退の攻防を繰り広げている最中、黒い衝動状態の万次郎が乱入、彼になす術もなく殴り殺される。 鶴蝶(カクチョー) 「天竺」四天王筆頭→「六破羅単代」首席→「関東卍會」親衛隊長。 天竺内では唯一の良心的存在で武道の幼馴染でもあり、小学2年生の時に横浜に引っ越すことになって以来武道と音信不通となっていた。イザナとは孤児院で知り合っている。河田兄弟と武道、千冬を倉庫で待ち構え、4対1の勝負を持ちかける。結果ナホヤとのタイマンにあり、武道に伝えることもありわざと敗北し、武道にイザナの救済を依頼する。イザナが稀咲に殺害を要求され、その条件を飲むと全力で止めるなど極悪ではない。「聖夜決戦」後の現代では稀咲らによって洗脳され、武道を無慈悲に殺害する。尚、武道は死ぬ前に直人と握手しており、12年前に戻っていたため助かったが現代の身体は死亡している。「最終決戦」では幼馴染である武道と対峙する。実は四天王の中では筆頭格であり他の四天王をはじめとした極悪の世代の5人を雑魚と評するなど「喧嘩屋」の異名に恥じない実力を誇るが、相手が武器持ちの場合は対処できないのが弱点。東卍の主力メンバーを1人で沈めた後、武道を一方的に痛めつけるが、相手が幼馴染とはいえとどめを刺せなかった。その後、稀咲との心理戦を傍観し、イザナが乱入した際にボロボロになりかけた武道を天竺の誰よりも心配していた。イザナと万次郎の攻防を観戦し、イザナが敗北に追い込まれた瞬間、稀咲の拳銃を奪い万次郎を射殺しようとするのを制止するが、稀咲に右胸を撃たれた。その後、稀咲に挑もうとするもイザナに庇われ命拾いするも限界を迎えたのも同然となる。それでも、武道、万次郎と共にイザナの死を見届けた。その後、雪が降り始めたころにイザナを追うように意識不明の重体となり、結果的には一命を取り留めた。その後、武道が見舞いに来た時、天竺の解散を嘆く。退院後はイザナと知り合った孤児院に出向き、砂の山を作った後、イザナのイヤリングを置き孤児院を去った。後に寺野の推薦により「六破羅単代」に所属し、その後の現代では「梵天」のナンバー3として君臨する。裏切者に対しては冷酷な面を見せる一方、東京卍會の主要メンバーたちが埋めたタイムカプセルを開ける日に彼らがいる神社に向かうよう万次郎に説得するなど、「梵天」の良心的な役割を担っている。 10回目のタイムリープでは「梵」に先超される前に武道をスカウトしようとしたが、武臣と言い争いになるが、結果的に「梵」への入隊を許す形になったが、武道が万次郎を倒すという決意を宣言した際、彼の意思を尊重した。 灰谷兄弟 いずれも"S62世代"の1人で、特定の暴走族を作らず、二人で六本木を縄張りにして活動し、一声かければ100人もの人間が集まるカリスマ兄弟として名を馳せているが、「血のハロウィン」の時にも一度登場している。また、新興勢力を使い、「黒龍」を完全に解散させている。「天竺」・「六破羅単代」参加時の特攻服は他のメンバーと違い、黒色を基調としている。少年院入院の罪状は「傷害致死罪」で当時六本木を仕切っていた「狂極」の総長、副総長とタイマンを張り、蘭は総長を1発で沈めた後、竜胆のタイマンに乱入し、関節技が決まっている相手の顔面を必要以上に殴りつけた。その結果、副総長は顔面陥没と頭蓋骨骨折で病院に運ばれるも死亡した。イザナの死亡後に、駆け付けた警察により逮捕された。出所後は二人とも「六破羅単代」に所属し、その後は「関東卍會」の入隊を経て「関東事変」後の現代で「梵天」の幹部として君臨している。その際、のどにイザナのピアスの刺青を入れている。灰谷 蘭(はいたに らん) 声 - 浪川大輔 「天竺」四天王→「六破羅単代」第弐席→「関東卍會」特攻隊隊長。 灰谷兄弟の兄で長い髪を三つ編みで縛っており、三ツ谷と望月との中に不意打ちでブロック塀で三ツ谷を襲撃し、手柄を横取りする。竜胆曰く、いつもいいとこ取りをし、ポーズを決め、すぐ仕切る。東卍の実力を認めているため、不意打ちでないと潰せるチームではないと語る。喧嘩の実力は先述の「狂極」の副総長の顔面を必要以上に殴りつけたせいで傷害致死に陥ったため警棒などの武器を用いることが多い。「最終決戦」では八戒と対峙する。竜胆がソウヤの右腕と左足を折った後は二人で八戒を追い詰めるも、「青鬼」となったソウヤに一撃で沈められる。万次郎とイザナのタイマンの際に竜胆と共に意識を取り戻し傍観する。イザナの死亡後はイザナに憧れていたことを伝え、死亡したイザナと意識不明となった鶴蝶の瞼を閉じた。「三天戦争」では武器持ちスタイルが功を奏し、同じく武器を使用する三途に対処できた。 灰谷 竜胆(はいたに リンドウ) 声 - 下野紘 「天竺」幹部→「六破羅単代」第参席→「関東卍會」特攻隊副長。 灰谷兄弟の弟でメガネをかけており、仕切りたがる蘭に頭を痛めている。「最終決戦」ではお互い有名な兄を持つソウヤと対峙する。得意の関節技でソウヤの右腕と左足を骨折させ、蘭と共に八戒を追い詰めるも「青鬼」となったソウヤを甘く見てしまい、また関節技を繰り出そうとしがみついた瞬間一撃で沈められた。万次郎とイザナのタイマンの際に蘭と共に意識を取り戻し傍観する。出所後「六破羅単代」に所属した際にメガネを外している。 望月 莞爾(もちづき かんじ) 「呪華武」総長→「天竺」四天王→「六破羅単代」第肆席→「関東卍會」幹部。"S62世代"の1人でもある。通称モッチー。後述の経歴からか根っからの戦闘狂である。 河田兄弟が昔総長を務めていた「双悪」時代からの因縁がある。武道たちが過去で初めて会った「天竺」の主力部隊で"望月隊"を率いている。千冬を一発で沈めた後、三ツ谷を叩くために新宿へ移動。三ツ谷と互角の戦いを繰り広げるも灰谷兄弟の参戦もあり、手柄を横取りされる。「最終決戦」では武道の相手をしようとするが千冬から不意打ちの蹴りを喰らい千冬と対峙する。13歳の時に喧嘩を止めに入った警官を殴り、「公務執行妨害」で少年院に入院した。千冬との対峙中に一目置いていた灰谷兄弟が自身が過去に勝利したソウヤ一人に戦闘不能にされていることに不満を感じ、ソウヤと対峙しようとするも一撃で沈められた。万次郎とイザナのタイマンの際に意識を取り戻し傍観する。イザナの死亡後、万次郎が逮捕されるのを防ぐため、引き揚げさせるよう説得させた。その後、駆け付けた警察により逮捕された。出所後は「六破羅単代」に所属し、その後の現代では「梵天」の幹部として君臨している。 斑目 獅音(まだらめ しおん) 「黒龍」九代目総長→「天竺」四天王→「六破羅単代」第伍席→「関東卍會」幹部。S62世代の1人でもあるが、イザナとのやり取りからS62世代の中では最弱であるとのことで、林や初代「黒龍」の親衛隊長だった荒師の一撃などで沈められる。 左のこめかみに獅子の刺青をしており、「東京卍會」が創設するきっかけを作った男で、荒師からは「黒龍のツラヨゴシ」と非難されている。襲撃では隊長クラスとは戦っていないがメリケンサックを使用するなど狂気な一面をのぞかせている。東卍との抗争前に竜胆と共に三ツ谷とナホヤを襲い、抗争に参加できなくなる状態にした。「関東事変」では"魁戦"として林と勝負しようとするも一発で沈められる。万次郎とイザナのタイマンの際に意識を取り戻し傍観するが、イザナの死亡後に、駆け付けた警察により逮捕された。少年院入院の罪状は林に一撃で沈められたため不明。出所後は「六破羅単代」に所属するも、荒師の一撃に沈められてしまい、「三天戦争」の直前でフェードアウトしたが、吸収合併後の「関東卍會」の幹部として再登場する。
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