龍宮寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/22 02:46 UTC 版)
龍宮寺 | |
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所在地 | 福岡県福岡市博多区冷泉町4-21 |
位置 | 北緯33度35分39.7秒 東経130度24分47.2秒 / 北緯33.594361度 東経130.413111度座標: 北緯33度35分39.7秒 東経130度24分47.2秒 / 北緯33.594361度 東経130.413111度 |
山号 | 冷泉山 |
院号 | 慈眼院 |
宗派 | 浄土宗鎮西派 |
本尊 | 聖観音 |
創建年 | 不明 |
開山 | 谷阿上人 |
正式名 | 冷泉山 慈眼院 龍宮寺 |
札所等 | 九州西国霊場32番 |
法人番号 | 1290005000676[1] |
龍宮寺(りゅうぐうじ)は、福岡県福岡市博多区冷泉町にある浄土宗鎮西派の寺院。山号は冷泉山(れいせんざん)。本尊は聖観音。
歴史
開山は谷阿上人と伝わるが開基年は不詳[2]。当初は袖の湊の海辺に建立されたが、潮が満ちると寺内まで潮に浸かることから浮御堂と称したという[2]。貞応元年(1222年)に博多津に人魚が出現した際にこれを寺内に埋葬して寺号を龍宮寺と改めた[2]。
山号の冷泉山は博多津の異称「冷泉津」にちなむとされるが[2]、人魚の一件の際に朝廷の勅使を務めた冷泉中納言の姓に由来するものであるとも言われる[3]。
文明12年(1480年)、この地を治めていた大内政弘によって博多に招かれた連歌師・宗祇は当寺に寄寓し、ここで連歌の会を催した[2]。この際に詠まれた連歌は『博多百韻』として現在に伝わる[4]。
慶長5年(1600年)、本誉利覚によって現在地に再興された[2]。
脚注
- ^ 『国税庁法人番号公表サイト』 。21 5月 2024閲覧。, Wikidata Q111966960
- ^ a b c d e f “福岡市の文化財 龍宮寺”. 福岡市. 2013年4月25日閲覧。
- ^ “龍宮寺”. 御供所.info( (2013年1月28日). 2013年4月25日閲覧。
- ^ “宗祇の「博多百韻」から530年26日に連歌の会 福岡文化連盟企画 見学OK ゆかりの博多区・龍宮寺で”. 西日本新聞 (2010年9月24日). 2013年4月25日閲覧。
外部リンク
- 龍宮寺のページへのリンク