伊賀鍔隠れ衆とは? わかりやすく解説

伊賀鍔隠れ衆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 14:10 UTC 版)

バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」の記事における「伊賀鍔隠れ衆」の解説

朧(おぼろ) 声 - 水樹奈々 お幻の孫。おっとりした温和な性格で、少しそそっかしいところがある。その性格のせいか忍術剣術体術もまったく身に付けることができなかったが、見るだけであらゆる忍法強制的に破る「破幻の瞳」を生まれつき備えている。弦之介を「弦之介様」と呼び慕っている。 甲賀との和睦を望む彼女の姿勢苦々しく思う者は多いが、その優しい人柄は里の者から愛されている。 最期の弦之介との決戦の際には弦之介に愛を呟き、手に持っていた短刀自害。弦之介の腕に抱かれながら、朧を追って自害した弦之介と共に川に流れていった。 お幻(おげん) 声 - 京田尚子沢城みゆき若いころ) 伊賀鍔隠れ衆頭領。かつて甲賀弾正とは恋仲だったが、2人結ばれることは無かった。現在は歯が2本しか残っていない小柄な老婆だが、若いころかなりの美人だった。弾正不意打ちを受け首と喉を毒針刺されるが、刺さった針を抜きそれで弾正刺し殺す使役し老婆ながら肉体頑健原作では「摩天(あの世にあって永劫修羅争いつづけているであろうと書かれたように二人の関係は完全に切れているが、特にアニメ版では未だ内心では二人とも思い捨てきれておらず、甲賀伊賀和睦に対してお互いに前向きに考えていた。 小豆 蠟斎(あずき ろうさい) 声 - 青野武後藤哲夫パチスロ版才槌頭長い白髭伸ばした小柄な老人手足自在に伸縮屈折させることができ、触れるものを刃物のように切り刻む。「伊賀天正の乱」を記憶しており、甲賀対す恨みは相当に深い。お胡夷尋問する最中忍法使われてしまい壮絶な最期遂げる。 アニメ版及びこれに準拠したドラマCDでは、甲賀との和睦苦々しく思いながらも朧を娘や孫のように可愛がりその幸せを願う描写がされた。また、本編ではほとんど描かれなかったが、仲間達に対しては、気さくな親しみやすい老人としての一面見せている。 朱絹(あけぎぬ) 声 - 渡辺美佐 女忍者理知的仲間想い性格皮膚から血を吹き出して生み出し、敵の目をくらます視力失った小四郎世話をする内に、次第特別な感情を抱くようになる最期は、その感情利用され陽炎討たれる。 朧の世話役務めており、朧からは非常に懐かれているアニメ版では彼女自身も朧を深く思いやる母性的な描写多く追加された。弦之介への想い捨てられない朧の気持ちにも一定の理解示していた。 蓑 念鬼(みの ねんき) 声 - 内海賢二玄田哲章パチスロ版全身毛むくじゃらの男。全身体毛伸ばしたり針のように硬化させたりすることが出来自由自在に動かして移動攻撃などに威力発揮する棒術遣い手。特に親し間柄という訳ではないが、作中では蛍火との絡みが多い。最期は、単独で弦之介を討ち取ろうとしたところを豹馬の瞳術により返り討ちにされる。 アニメ版では斎と親しく、彼と同様に朧の幸せを願う描写がされている。忍びとしては短気かつ猪突猛進熱くなりやすい性格で、功名心強くドラマCD版などでは同胞窘められており、自覚もあった模様だが、結局はそれが原因命を落とすこととなった夜叉丸(やしゃまる) 声 - 矢薙直樹 伊賀の中ではかなり若い忍者美形原作では「青春の美の結晶のよう」な美少年描写されている)。女の毛髪をより合わせ油を染み込ませた「黒縄(こくじょう)」と呼ばれる細い糸を武器として用い、その威力巻きつけた巨大な岩を切断するほど。蛍火とは恋人同士血気盛ん少年であるが、同時に蛍火との穏やかな日々愛していた。 アニメ版準拠したドラマCDでは、同じく若手である小四郎との絡みが多い。刑部により討たれる蛍火ほたるび) 声 - 沢城みゆき 伊賀の中ではかなり若い女忍者パチスロ版キャラクター紹介などでは「まだ年端も行かない少女」と紹介されている)。感情的になりやすい性格で、それゆえ残虐な行動に走ることもある。小動物使役し幻術を得意としている。常に白い蛇連れている。夜叉丸とは恋人同士。近づいてきた左衛門の術を見破るが、力及ばず敗れる。 本編では夜叉丸生きて再会することは叶わなかったものの、時間軸上、前日談にあたるドラマCDなどでは彼とのバカップルぶりを披露している。 雨夜 陣五郎(あまよ じんごろう) 声 - 魚建 水死体のような風貌中年忍者で、伊賀鍔隠れ衆の参謀ナメクジのように塩に溶けて、体を小さく縮めることが出来、更に浸かる元に戻るという特異体質を持つ。そのため海を極端に怖がっている。刑部に海の中に投げ込まれてしまい、そのまま完全に溶けてしまう。 アニメ版準拠したドラマCDでは孫が生まれている。また、風呂に入る時はアヒル木彫り手放せないらしい。 薬師寺 天膳やくしじ てんぜん) 声 - 速水奨 伊賀の副首領170年以上も生きているはずだが外見青年のままで、何度殺されてもその度不死の術を持つ(なお、原作・漫画アニメそれぞれ不死である理由異なっている)。冷酷卑劣な性格であり、伊賀勝利のためには手段を選ばない。特にアニメ版では伊賀甲賀宿怨権化とも言うべき存在として描写されており、甲賀への復讐のためなら伊賀者犠牲すら厭わない執念見せる。 剣術達人であるものの、その能力による慢心から初手では殺害されることが多い。しかし、これによって相手忍術を見破り対抗手段講じて相手を詰ませる戦いを得意とするまた、何より死んだ者が生き返る」というある意味究極奇襲の術ともなり劇中でも間違いなく死んでいた天膳が生きて再び姿を現した際には、多く百戦錬磨甲賀者度肝抜かれ致命的な隙を晒し討たれている。最期は、蘇生途中に朧の破幻の瞳により不死の術を破られたことで死亡するアニメ版準拠したドラマCDでは、その不死性が完全にネタにされ、本編での存在感など微塵も感じさせないギャグキャラにされてしまっている。 筑摩 小四郎(ちくま こしろう) 声 - 羽多野渉 薬師寺天膳の子飼い従僕。まだ若く身分も低い。吸息によってカマイタチ真空刃)を作り出し敵を切り刻む強力な技を使う。他に2丁の折りたたみ式の鎌を持ちブーメランのような投擲武器として扱う。 勇猛果敢狂犬などと称されることもあるが、平時においては子供木彫り彫ってあげるなど根は心優しく誠実な性格。朧とは幼いころからの馴染みであり、彼女か深く信頼され、彼自身も彼女のことを「姫様」と呼び愛おしく想っている。このため忠誠誓っている天膳が次第に朧を軽視していくことに強く心を痛めることになる。陽炎左衛門策略により討たれる漫画巻末4コマではカマイタチ披露した際に、鎌を使わなかったことを皆に残念がられ持ち歩くようにしたというエピソードがある。 ドラマCDでは夜叉丸との絡み多く、彼からよくからかわれている。

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伊賀鍔隠れ衆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 21:41 UTC 版)

甲賀忍法帖」の記事における「伊賀鍔隠れ衆」の解説

お幻(おげん) 伊賀鍔隠れ衆頭領。かつて甲賀弾正とは恋仲だったが、2人結ばれることは無かった使役する。 朧(おぼろ) お幻の孫。おっとりした温和な性格で、少しそそっかしいところがある。その性格のせいか忍術剣術体術もまったく身に付けることができなかったが、見るだけであらゆる忍法強制的に破る「破幻の瞳」を生まれつき備えている。 小豆蠟斎(あずき ろうさい才槌頭長い白髭伸ばした小柄な老人厳格短気な性格手足自在に伸縮屈折させることができ、触れるものを刃物のように切り刻む朱絹(あけぎぬ) 朧の世話役務め女忍者理知的仲間想い性格皮膚から血を吹き出して生み出し、敵の目をくらます視力失った小四郎世話をする内に、次第特別な感情を抱くようになる蓑念鬼(みの ねんき) 全身毛むくじゃらの男。棒術使い手髪の毛はじめとする全身体毛伸ばしたり、或いは針のように硬化させたりすることができ、自由自在に動かして移動攻撃などに威力発揮する伊賀一党の中で最も凶暴勇猛なと言われ不戦約定解かれたことを祝着にたえないと言い放つ自信家血気に逸る行動を天膳に制止されることも多い。 夜叉丸(やしゃまる) 容姿端麗な若い忍者実力は高いが、経験浅さ故か迂闊な面もある。女の毛髪をより合わせ油を染み込ませた細い縄を武器とし、自在に操ることで鋭利な刃物如く人間の肉を斬り裂く威力生み出す蛍火とは恋人同士蛍火ほたるび若い女忍者小動物使役し大量用いた幻術を得意としている。常に白い蛇連れており、攻撃などに使うこともある。夜叉丸とは恋人同士雨夜陣五郎(あまよ じんごろう水死体のような風貌中年忍者で、伊賀鍔隠れ衆の参謀ナメクジのように塩に溶けて、体を小さく縮めることが出来、更に浸かる元に戻るという特異体質を持つ。そのため海を極端に怖がっている。 薬師寺天膳やくしじ てんぜん伊賀の副首領170年以上も生きているはずだが外見青年中年のままで、何度殺されてもその度不死の術を持つ。冷酷卑劣な性格であり、伊賀勝利のためには手段を選ばない剣術達人ではあるものの、その能力による慢心から初手では殺害されることが多い。しかしこれによって相手忍術を見破り再戦時に対応して相手を詰ませる戦法を得意とする筑摩小四郎(ちくま こしろう) 薬師寺天膳の子飼い従僕血の気は多いものの、実直な性格若者で朧を慕っており、身分低さもあって伊賀鍔隠れ衆で唯一朧を「姫様」と呼ぶ。大鎌武器とするほか、吸息によって前方虚空カマイタチ真空刃)を作り出し敵を内部から切り刻むという非常に強力な術を使う。

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