他館との連携による企画展
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「静岡県立美術館」の記事における「他館との連携による企画展」の解説
2001年(平成13年)4月28日~6月10日、静岡県立美術館15周年記念・静岡新聞60年・SBS50年「ロダンと日本」展。フランス国立ロダン美術館の協力を得、当館および愛知県美術館のスタッフ、および他館の浮世絵専門家による学術協力によって開催された。 12月18日~2002年(平成14年)1月24日、「国立カイロ博物館所蔵ー古代エジプト文明展」。国立カイロ博物館の所蔵品75点により、古代エジプト文明の栄光を紹介する展覧会である。 2002年(平成14年)4月17日~5月30日、遥かなるイスタンブール「大トルコ展ー文明と美術」サドベルク・ハヌム美術館所蔵。古代アナトリアからギリシャ、ローマ文明を経てセルジュク朝、イスラム文明へと続く7000年におよぶトルコの文明と美術を紹介。 6月8日~7月14日、開山夢窓国師650年「大本山相国寺・金閣・銀閣秘宝展」。歴史をもつ相国寺と金閣寺、銀閣寺に伝わる寺宝から、国宝1件、重要文化財18件、重要美術品3件をふくむ優品94点を公開した。 10月27日~12月8日、ケルン市立ヴァルラフ・リヒャルツ美術館、コルブー財団所蔵「印象派のあゆみ」展。ドイツのケルン市立ヴァルラフ・リヒャルツ美術館コルブー財団所蔵品から、印象派前後の作品を選び、出品した。 2003年(平成15年) 5月27日~7月10日、「神秘の王朝マヤ文明展」。科学的検証と考古学的成果に基づく最新のマヤ文明の全体像を披露するものである。 2004年(平成16年)1月2日~2月15日、「ローマ散策PartII ピラネージのみた夢」展。ピラネージの全画業を包括的に紹介しようとするものではなく、彼が終生抱き続け、描き続けた「ローマというイメージ」を抽出しようという試みであった。 4月24日~5月30日、「よみがえる中国歴代王朝展」至宝が語る歴史ロマン、殻から宗まで。全国各地を巡回する展覧会で、当館が立ちあがり館となった。 6月22日~8月15日、印象派への道「イタリアの光景1780-1850」展。18世紀後半から19世紀中頃、言い換えれば新古典主義からロマン主義を経て印象派へと向かうヨーロッパで、急激に広まったこの美術現象に着目し、その全体像を主要作家によって紹介するものだった。 2005年(平成17年)4月19日~5月29日、「美術の20世紀ー豊かなる表現の時代」展。当館と滋賀県立近代美術館が所蔵する20世紀美術の作品によって構成された。 7月26日~9月4日、「アルタイの至宝展」。日本ではほとんど紹介されたことのなかったアルタイ美術の魅力を紹介するもので、全国4会場を巡回する特別展である。 9月30日~11月6日、「文人の夢・田能村竹田の世界」展。静岡・大分両館の所蔵品交換展の試みであり、このあと当館コレクションによる「近代絵画の水脈ー狩野派から若冲、大雅へ」展が大分市美術館で開催された。 2006年(平成18年)9月12日~10月30日、「世界遺産ナスカ展ー地上絵の創造者たち」展。国立科学博物館人類研究部とペルー国立考古学人類学歴史学博物館とが共同、1300年前の子どものミイラを分析した結果を紹介した。さらに、世界初の試みとして、最新のバーチャル・リアリティ技術で再現した「ナスカの地上絵」のCG映像を大型のスクリーンで上映した。 11月7日~12月17日、「森鷗外と美術、明治、大正時代を支えた友情と栄光の物語」展。島根県立石見美術館、和歌山県立近代美術館、静岡県立美術館の共同研究、共同企画により、森鴎外研究と日本近代美術史研究との双方に新たな視点を提供しようとするものである。 2007年(平成19年)2月4日~3月12日、「ロダンー創造の秘密」展。フランス国立ロダン美術館の全面的な協力のもとに、これまで日本でまとまって出品されることのなかった石膏作品60点のほか、ロダン芸術の象徴とも言うべきブロンズや大理石の作品に、ロダン自らの創作に着想を得るために収集した古代ローマの美術品などを加えた、彫刻147点で構成された。 12月28日~2008年(平成20年)3月20日、「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展」日本国内のガンダーラ至宝を初めて集大成し、バーミヤン遺跡の謎に迫る。静岡県立美術館、福岡アジア美術館、福井市美術館の共同研究、共同企画展である。 2009年(平成21年) 4月11日~5月15日、「よみがえる黄金文明展、ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝」。古代史に新たに登場してきたトラキア王国の文明を、ソフィア考古学博物館をはじめブルガリア国立博物館群のコレクションで紹介したものである。 2010年(平成22年)4月10日~5月16日、「伊藤若冲ーアナザーワールド展」。静岡県立美術館、千葉市美術館と共同企画により、若冲の知られざる水彩画の魅力を紹介したものである。 9月18日~11月7日、「ロボットと美術、機械×身体のビジュアルイメージ」展。青森県立美術館、島根県立石見美術館と共同企画により、美術と科学技術における人体表現を考察する新機軸を打ち立てることができた。 2011年(平成23年)7月19日~9月8日、「芸術の花開く都市展」。石橋財団ブリヂストン美術館から作品を一部借用して、当館のコレクションを活用し、都市と風景画との関連性を探った。 10月22日~12月4日、「京都千年の美の系譜ー祈りと風景」展。京都国立博物館の平常展示館および収蔵庫の建替えという特殊事情を背景として実現した展覧会で、日本・東洋美術の精髄を静岡において鑑賞できる格好の機会となった。 2012年(平成24年) 8月9日~9月30日、「ユベール・ロベール」展。国立西洋美術館と連携し、フランス・ヴァランス美術館のコレクションを活用して、日本初の回顧展を開催した。 2013年(平成25年)2月9日~3月27日、「維新の洋画家、川村清雄」展。東京都江戸東京博物館との共同企画。同館に収蔵された川村家資料と日本各地の美術館が所蔵する清雄作品を中心に、川村清雄の生涯と画業をたどる展覧会である。 7月13日~8月25日、「夏目漱石の美術世界」展。東京芸術大学大学美術館および広島県立美術館との共同企画巡回店。漱石は漢詩の優れた素養を背景に多くの南画山水を描いている。これら漱石自筆の絵画から、漱石が描いた理想の境地に迫った。本展は、美術館連絡協議会から「2013年美連協奨励賞」を受けた。
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