人気タレント・俳優としてとは? わかりやすく解説

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人気タレント・俳優として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 18:56 UTC 版)

森繁久彌」の記事における「人気タレント・俳優として」の解説

帰国後は帝都座ショー空気座などの劇団転々とし、この間1947年衣笠貞之助監督の『女優』に端役映画初出演する。1948年7月には菊田一夫紹介で、創作公演の『鐘の鳴る丘』に出演し井上正夫共演した。翌1949年再建されたばかりムーラン・ルージュ入団し同年4月舞台』で川田順モデルとした主人公演じ10月にはミュージカル太陽射る者』に出演演技だけでは無くアドリブギャグ混ぜて歌も歌うなど、他のコメディアンとは一線を画す存在として次第注目集めた1950年ムーラン・ルージュ退団同年古川推薦NHKラジオ番組愉快な仲間』にレギュラー出演メイン藤山一郎相手役演じ2人コンビネーション人気呼んで3年近く続く人気番組となった。この番組でその才能注目集まり映画舞台次々と声が掛かるうになる同年並木鏡太郎監督喜劇映画腰抜け二刀流』で映画主演以来B級喜劇映画多数出演する1951年、再び菊田起用され帝劇ミュージカルモルガンお雪』で古川越路吹雪共演1952年源氏鶏太原作サラリーマン喜劇映画三等重役』が出世作となり、河村黎吉演じ社長役に対し要領のよい人事課長役で助演した。また、1953年からはマキノ雅弘監督の『次郎長三国志シリーズ森の石松役で出演第8作の『海道一の暴れん坊』で無念の死を遂げるまで大活躍する。 1955年久松静児監督の『警察日記』で田舎人情警官演じた後、同年公開豊田四郎監督名作夫婦善哉』に淡島千景と共に主演大阪金持ちドラ息子好演し生涯代表作とした。翌1956年には久松監督『神阪四郎犯罪』で小悪党演じ豊田監督の『猫と庄造と二人のをんな』では溺愛するダメ男役主演、これらの演技次第単なるコメディアンから実力派俳優へと転身していった。さらに同年から『社長シリーズ』、1958年から『駅前シリーズ』に主演し、両シリーズとも東宝支えた大ヒットシリーズとなった1960年代以降豊田監督の『珍品堂主人』『恍惚の人』等に主演後者ではボケ老人抜群演技力リアルに演じきった。ほか、森崎東監督による『女シリーズ』ではストリッパー斡旋所人情味ある親父演じ森谷司郎監督の『小説吉田学校』では吉田茂をそっくりに演じた1980年代以降舛田利雄監督二百三高地』、森谷監督海峡』、市川崑監督四十七人の刺客』などの作品重要な役どころ出演した1997年公開アニメ映画もののけ姫』では乙事主の声で声優務めた映画出演一方舞台で1958年から芸術座東宝現代劇第1回公演の『暖簾』から数多く主演し1959年淡島と自由劇団を旗揚げ1961年5月明治座で『佐渡島他吉の生涯』を上演し1962年1月には森繁劇団結成東京宝塚劇場で自ら演出し『南の島に雪が降る』旗揚げした。また、ミュージカル屋根の上のヴァイオリン弾き』ではテヴィエ役を演じ1967年帝劇初演以降1986年までに900回もの公演行い舞台代表作とした。 テレビドラマでは草創期から活躍しており、1958年放送された、テレビ映画人間模様描いた芸術祭参加の『マンモスタワー』では特別出演。ほか『七人の孫』、竹脇無我親子演じただいこんの花』、『おやじのヒゲ』で活躍1957年からは出演者加藤道子二人だけという、NHKラジオ番組日曜名作座』で声色変えて何役も演じ再放送含めて半世紀の間放送された。 1959年第10回から1965年第16回まで、7年連続歌手としてNHK紅白歌合戦連続出場このうち第10回森繁の歌のラジオ中継音声現存し第14回第16回映像現存する1960年映画地の涯に生きるもの』の撮影知床長期滞在した際に『知床旅情』を作詞・作曲し(シングル発売1965年)、それを自ら歌うシンガーソングライターとしての活動行っていた。同曲は1970年加藤登紀子によってカバーされた。 ラジオやテレビでトーク番組バラエティ番組等では、その独特な話り口が「森繁節」として親しまれた。『徹子の部屋』第1回1976年2月2日放送分のゲストであり、放送中に突然黒柳徹子の胸を触るというハプニングシーンは、バラエティ番組『徹子の部屋』第1回放送シーン流れるたびに使われている。森繁は同番組通算13ゲスト出演している。 1982年佐々木孝丸後任として日本俳優連合理事長就任2007年勇退後は永世名誉会長となった1986年早稲田大学卒業式記念講演講師として招かれ大学から卒業証書を受け正式に卒業認められた。

※この「人気タレント・俳優として」の解説は、「森繁久彌」の解説の一部です。
「人気タレント・俳優として」を含む「森繁久彌」の記事については、「森繁久彌」の概要を参照ください。

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