日曜名作座とは? わかりやすく解説

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日曜名作座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/01 14:05 UTC 版)

日曜名作座
ジャンル ラジオドラマ
放送期間 1957年4月7日 - 2008年3月30日
(新作は実質2002年12月で終了)
放送時間 日曜夜(本文参照)
放送局 NHKラジオ第1放送
パーソナリティ 森繁久彌加藤道子
特記事項:
2003年1月から最終回まで過去作のアンコール放送を行った
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日曜名作座』(にちようめいさくざ)は、NHKラジオ第1放送1957年4月7日から2008年3月30日まで51年間放送されたラジオドラマ番組である。

概要

出演者は俳優の森繁久彌と女優の加藤道子の二人のみで、この二人が声色を変えて複数の登場人物を演じ分けた[1][2]。取り上げられた作品は、明治から昭和初期の大名作と言われるポピュラーな文芸作品から、現代の軽いタッチの作品までと非常に幅広かった。

2003年1月以降は、森繁は前年暮れに心筋梗塞で倒れて療養を要し、加藤は数年前から癌で闘病中、と高齢の二人の体調を考慮して、新作を製作せずに過去の作品を再放送した。再放送の開始時点では二人とも新作の収録に前向きな姿勢を示し、いずれ復帰する予定であった。

2004年1月に加藤は他界するが、特にアナウンスされることはなく、再放送を継続した。

2007年に放送開始50年を迎え、「日曜名作座50年」と題して、第1回放送の作品である「人生劇場-青春編」をはじめ、過去の放送の中から選りすぐられた作品を中心に放送した。

2008年3月30日に本番組は終了し、4月から本番組の構成を踏襲した後継番組「新日曜名作座」を西田敏行竹下景子の出演で放送した。2024年10月17日に西田が他界し、2024年10月27日放送分で完結した「羊は安らかに草を食み」が新作品の最後となった。11月から当面は、過去放送アーカイブから選として再放送する。

2009年11月16日から19日の4日間、追悼特別番組「ありがとう森繁久彌さん~“日曜名作座”再び~」を、23:20 - 0:00に放送した。

主な放送時間

いずれも日曜日

  • 21:30 - 22:00(1973年時点)[3]
  • 21:05 - 21:35
  • 23:15 - 23:45(放送終了時点)

スタッフ

※テーマ音楽は元々「人生劇場-青春編」のために作曲されたが、リスナーの反響が良かったため以後も番組のテーマ音楽として使用された。後継番組「新日曜名作座」でも使われ続けている(先述・森繁追悼特番第1回より)。

受賞歴

脚注

  1. ^ 日本放送協会 編『NHK年鑑1959日本放送出版協会、1958年12月1日、106 - 107頁。NDLJP:2474355/131https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2474355 
  2. ^ 「NHKジャーナル 43年夏の視聴率調査」『放送教育』第23巻第8号、日本放送教育協会、1968年11月1日、18頁、NDLJP:2341291/10 
  3. ^ 朝日新聞縮刷版 624、昭和48年6月3日付朝刊24面ラジオ番組欄より。

外部リンク




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