世界ミドル級王座獲得とは? わかりやすく解説

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世界ミドル級王座獲得

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 19:02 UTC 版)

フリオ・セサール・チャベス・ジュニア」の記事における「世界ミドル級王座獲得」の解説

2011年6月4日WBC世界ミドル級王者セバスチャン・ズビクドイツ)に挑戦2-0判定王座獲得成功30無敗王者に初黒星付けた2011年11月19日ランキング4位の挑戦者ピーター・マンフレド・ジュニア(アメリカ合衆国)と対戦し、5回1分52TKO勝利初防衛成功した2012年1月22日ルビオ戦の試合2週間前に飲酒運転逮捕され拘置所入れられた。 2012年2月4日テキサス州サンアントニオアラモドームマルコ・アントニオ・ルビオメキシコ)と対戦し123-0判定勝ちで2度目の防衛成功したルビオはチャベス・ジュニアが肘や頭を意図的にぶつけるなど汚いテクニック使ってきたので同じことをやり返した際に自分だけレフェリーから注意受けた事でチャベス・ジュニアはプロテクトされていると感じた試合後に話したまた、通常行われることになっている試合前後ドーピング検査が行われなかった事にもチャベス・ジュニア陣営働きかけがあったのではと不信感募らせた。 2012年6月16日エルパソサン・ボウル・スタジアムでアンディ・リー(アイルランド)と対戦し、7回2分21TKO勝ちで3度目の防衛成功したリートレーナーエマニュエル・スチュワードはチャベス・ジュニが前日計量から体重20ポンド増やしてリング上った事とリングサイズが規定よりかなり狭かった事に懸念示し前回続きドーピング検査が行われなかったことに不満を露わにした。 2012年9月15日ラスベガストーマス&マック・センターWBC世界ミドル級ダイヤモンド王者セルヒオ・マルチネス対戦マルチネススピード技術コントロールされてしまい、最終回ダウンを奪うも0-3判定負けでプロキャリア初黒星喫し4度目の防衛失敗すると共に王座から陥落した。 またチャベス・ジュニアは試合ネバダ州アスレチック・コミッションから義務付けられていた薬物検査で、大麻陽性反応確認された為、この試合日から9ヵ月出場停止と、ファイトマネー30%に相当する90ドル(約8500万円)の罰金支払い命じられた。なお、この試合チャベストレーニングサボることが多くジムにほとんど顔を出さなかった為に代わりにトレーナーフレディ・ローチラスベガス賃貸アパート来させ、リビングソファーをどかすなどしてスペース確保してトレーニングしていた。 2013年7月、チャベス・ジュニアがトレーニングサボるなどの怠慢が度々あったことで折り合い悪くなっていたトレーナーフレディ・ローチ決別代わりに父親フリオ・セサール・チャベストレーナー務めることになった2013年9月28日、約1年ぶりとなる復帰戦でブライアン・ベラ対戦。本来は9月7日予定されていたが、スパーリング中にチャベス・ジュニアが右眉の上切ってしまい試合延期されていた。最初契約体重162ポンドキャッチウェイト行われる予定だったが、チャベス・ジュニア体重落とせなかったことで、契約体重何度も変更になり試合3日前に173ポンド行われること合意した試合3-0(96-94、97-93、98-92)の判定勝ちを収め復帰戦を勝利飾ったが、ベラ勝ってたとする専門家多く、ボクシングマスコミ関係者59人のうち53人がベラの勝ちに付け(引き分けが6人)、チャベス・ジュニアの勝ちとしたのは1人もいなかった。パンチの手数もチャベス・ジュニア328発中125的中対しベラは734発中176的中大幅に上回った2014年3月1日前回試合体重問題判定批判されたことでブライアン・ベラと即再戦組まれた。アラモドームにてスーパーミドル級12回戦で対戦し序盤は足を使いアウトボクシング見せるが直ぐにいつものスタイル戻し今回明確な差をつけ12判定勝ちを収めた2014年5月WBAIBO世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン同年7月19日対戦する予定だったが交渉難航しキャンセルとなった2015年4月18日、約1年ぶりの試合カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センター・テニスコートでスーパーミドル級規程体重を4ポンド上回る172ポンドキャッチウェイトアンドルー・フォンファラWBCインターナショナルライトヘビー級王座決定戦行い、7回に肩で打撃加えたとしてフォンファラが減点されるが、9回にチャベスは左フックでボクシングキャリア初のダウン奪われ、9回終了後コーナーで足の不調訴えたチャベス試合棄権し王座獲得失敗した試合終了時のジャッジスコアも2者が80-89、81-88と大差でフォンファラの勝ちと判定していた。試合チャベスは「(試合棄権するまでは)試合勝っていたと思う。170ポンド再戦したい」とアピールした。 なお、トレーニングサボり癖があったチャベスはこの試合前に環境一新トレーナーをジョー・グーセンに変えてタホ湖35日間激しキャンプ張るなど、まじめにトレーニングしていた。 2015年7月18日エルパソのドン・ハスキンズ・コンベンション・センターでスーパーミドル級規程体重を1ポンド上回る169ポンドキャッチウェイトでマルコス・レイジェスとノンタイトル10回戦を行う予定だったが、前日計量チャベスが170.8ポンド(77.47キロ)を計測し体重超過をしてしまう。その為、契約体重170ポンド上げたものの、それでもチャベスは0.8ポンド(約360グラム超過の170.8ポンド(77.47キロ)を計測し罰金支払条件試合行われた試合チャベス103-0(97-92、98-91、96-93)の判定勝ちを収めたものの前日計量体重超過があったチャベスは3ドル(約370万円)の罰金ファイトマネーから徴収された。再びトレーナー変えロベルト・ガルシア付いた2016年4月30日WBC世界スーパーミドル級王者バドゥ・ジャック挑戦予定だったが、チャベス左足のかかとを負傷し延期になった2016年12月10日、約1年5ヵ月ぶりの試合モンテレーでドミニク・ブリッジと対戦し10判定勝ちを収めた2017年5月6日T-モバイル・アリーナWBO世界スーパーウェルター級王者サウル・アルバレスと164.5ポンドキャッチウェイトノンタイトル12回戦で対戦し序盤からチャベスは何もできずアルバレス一方的な展開となり120-3(3者とも108-120)の判定負け喫した試合後にチャベスファンとされている女性数人ホテル部屋連れ込んでベットイチャつく動画流出。しかもその女性たちに高級腕時計現金盗まれたことが発覚した2018年12月1日アルフレド・アングロ対戦決まってたが、チャベス試合ライセンス付与されるために必要な健康診断受けず試合欠場した2019年10月24日チャベスカリフォルニア州のワイルドカード・ジムでトレーナーフレディ・ローチの下でトレーニングをしていたところにチャベス以前に2件のドーピング違反があったため、厳格なドーピング検査実施決定したネバダ州アスレチックコミッションにより依頼されたVADAの検査員来て抜き打ちドーピング検査実施しようとするが、チャベス検査を受けることを拒否するチャベス12月20日ネバダ州MGMグランド・ガーデン・アリーナダニエル・ジェイコブス対戦予定であった為、10月30日ネバダ州アスレチックコミッションは、チャベス11月20日公聴会出席してコミッションからの審理を受けるまで暫定的な資格停止とする処分下した。しかし、この試合プロモーターのエディー・ハーンは、11月8日記者会見開き試合開催地をネバダ州からアリゾナ州変更して開催することを発表。これにネバダ州アスレチックコミッションエグゼクティブディレクターであるボブ・ベネットは、連邦法モハメド・アリ法で資格停止中の選手他州でも試合出場禁止される定められているとして、もしアリゾナ州試合強行するようなことがあれば、エディー・ハーンのネバダ州でのプロモーターライセンスの交付見合わせる懲戒処分下す場合があると警告出した2019年11月20日ネバダ州アスレチックコミッション月例会議で、チャベス側は「チャベスネバダ州アスレチックコミッションのボクシングライセンスは期限切れ失効しており保持していなかったので、ネバダ州アスレチックコミッションドーピング指針に従う法的義務が無い為ドーピング検査拒否した。またボクシングライセンスを保持していないチャベス暫定的な資格停止処分下すのは法的根拠がなく違法である」と主張、これに対してネバダ州アスレチックコミッションは「資格保持していない選手でもネバダ州行われる興行出場する選手全て管轄対象になる」と主張して全会一致チャベス暫定的な資格停止処分延長する決定下し次回12月18日月例会議再審理することになったまた、資格停止中の選手ドーピング検査管轄するのは適切でないとして、VADAがこの試合ドーピング検査から降りたため、エディー・ハーンは代わりにドラッグ・フリー・スポーツ・オーガナイゼイションに試合ドーピング検査依頼した2019年12月2日チャベスネバダ州クラーク郡地方裁判所に、暫定的な資格停止処分対する仮差し止めによる救済求めてネバダ州アスレチックコミッション提訴した2019年12月17日ネバダ州クラーク郡地方裁判所により仮差し止めによる救済認められダニエル・ジェイコブスとの試合が行われることが確定した2019年12月20日アリゾナ州フェニックストーキング・スティック・リゾート・アリーナダニエル・ジェイコブススーパーミドル級契約対戦することになっていたが、チャベス前日計量スーパーミドル級規定体重である168ポンド4.7ポンド2.1キロ体重超過計量失格となった為、チャベス300ドル(3億2千万円)のファイトマネーから違約金として100万ドル(約1億1千万円)をジェイコブス支払うことで試合行い、5回終了後チャベスコーナー試合棄権し敗れた2020年7月18日ダニエル・ジェイコブスとの試合行われたものの、その後チャベス側とネバダ州アスレチックコミッション訴訟合戦となっていたが、ネバダ州アスレチックコミッションアリゾナ州コミッションチャベスに対して無期限資格停止処分下した。これにより事実上チャベスアメリカ合衆国試合を行うことが出来なくなった2020年9月25日メキシコティフアナでマリオ・アベル・カサレスとライトヘビー級契約対戦しチャベスが左目上に傷を負ったため6回負傷判定となり、判定負け喫した2020年10月27日ロサンゼルス自宅泥棒入り75ドル(約7800万円)相当の金品盗まれたことが報じられた。 2021年3月30日、元UFC世界ミドル級王者アンデウソン・シウバ6月19日対戦することが発表された。 2021年6月19日、メキシコ・グアダラハラのエスタディオ・ハリスコで元UFC世界ミドル級王者アンデウソン・シウバ182ポンド契約の8回戦で対戦することになっていたが、前日計量チャベスが184.4ポンド計測し契約体重を2.4ポンド(約1.1キロ体重超過する失態犯した為、10万ドル(約1100万円)の罰金シウバ支払って試合行い、8回1-2判定負け喫したチャベス試合後に「引き分けもおかしくない、シウバそれほどダメージ与えられなかった」と話したが、チャベスパンチの手153発、ヒット53に対してシウバ手数392発、ヒット99発と、手数ヒット数ともに圧倒されていた。これまで2試合しボクシング経験が無い46歳シウバ負けたことで、父親のチャベス・シニアから引退勧告されるが、チャベス試合数を100試合到達させたい引退自分決めると現役続行表明した2021年10月20日ネバダ州アスレチックコミッションチャベスドーピング検査を受けることを拒否した2019年10月まで遡って3年間の資格停止処分科すことを発表した資格停止処分2022年10月24日解除される

※この「世界ミドル級王座獲得」の解説は、「フリオ・セサール・チャベス・ジュニア」の解説の一部です。
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