一般構成員『メトロイドシリーズ』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 11:39 UTC 版)
「スペースパイレーツ」の記事における「一般構成員『メトロイドシリーズ』」の解説
兵器類も記載、なお『アザーエム』に登場するのは、厳密には銀河連邦軍の一部過激派が極秘に開発していた「スペースパイレーツを模した特殊部隊」であり、この種族全てが本来のスペースパイレーツ軍に所属していたのかは不明。 ゼーベス星人 スペースパイレーツ軍で最も多数を占める、中心的な種族。直立歩行するザリガニに鳥類か爬虫類の特徴を合わせた姿を持ち、体色によって所属する部隊や階級、戦闘能力等が異なる。両腕のハサミの内側にビーム砲を仕込んでおり、体表の微細なトゲによって垂直の壁に張り付く事もできる。水色→緑→赤→紫(ピンク)→黒→黄(金)→銀の順に強い。『スーパー』で初登場。 「ゼーベス星人」と通称されてはいるが、鳥人族から惑星ゼーベスを奪い、そこを本拠地にしているにすぎないので、本来の出身惑星はゼーベスではない(開発スタッフが「アメリカに移住してきた民族が、自らをアメリカ人と呼ぶようなもの」と答えている)。マガジンZの漫画版では、幼少期のサムスと同様にゼーベスの環境に適応するため、鳥人族から奪った生体調整槽を使用している場面が描かれている。また、言語を用いての会話や宇宙船の操縦を行える程の知能は持つものの、種族の習性として強大な存在に本能的に従属するという性質を持ち、作中ではリドリーやマザーブレイン、スペースパイレーツに与した鳥人族のグレイヴォイスに従う姿を見せた。『アザーエム』において、彼らと因縁が強い同シリーズの主人公サムス・アランは「悪意を持った存在に率いられない限り、ただ本能のみで行動する野蛮で獰猛なクリーチャー」と彼らを文明種族扱いしていない。 『フュージョン』では、寄生生命体Xが擬態した個体が登場。同作に登場する個体は紫色の体色となり後頭部には羽毛のような物が生えている他、両目に加えて額にも目が追加されている。『フュージョン』以前の時系列を描いた『アザーエム』においても同じデザインが使用されている。これはボトルシップから回収・保管されていたゼーベス星人の生体情報を基礎としているため。また、水棲生物スカルテトラの生体情報と融合し、下半身が人魚のように変化、水中戦用に自己進化した特殊なゼーベス星人も存在する。サイボーグゼーベス星人 『アザーエム』で初登場。銀河連邦軍の一派がクローンを培養、遺伝子工学とサイボーグ化によって生体兵器に改造された。胸部装甲に銀河連邦軍所属であることを示す部隊章が刻印されている。背中にはバッテリーが内蔵されている。全身機械化或いは、一部の箇所のみサイボーグ化された2種類が存在するが、いずれも軍事利用化に伴い、自我や理性はない。また、重火器を装備した者も存在する。 サイボーグゼーベス星人・エリート 『アザーエム』で初登場。赤い体色をしており、通常の個体よりも身体能力が高く、オーバーブラストが高い確率で振りほどかれてしまう。また、左腕がサムスのアームキャノンに似た意匠に改造されており、一度に大量のビームを発射可能。さらに、物質透過エフェクト(ウェイブビーム)をも装備しており、ガラス越しにも攻撃してくる。 キハンター星人 蟻や蜂と似た社会性を持つ昆虫型種族。ハチとカマキリの特徴を合わせた姿を持ち、翅による飛行能力に加え、鎌状に変化した前脚(前肢)や毒針、強酸性の液体を飛ばして攻撃する。ゾーロと呼ばれる幼虫から蛹を経て成体に変態する事から生態は昆虫そのものだが、高い知能を持ち体色によって戦闘能力・耐久力が異なる。緑→黄→赤の順に強い。一定ダメージを受けると翅を喪失してしまう(初めから無い者もいる)。『スーパー』で初登場。『アザーエム』では、彼らに対するオーバーブラストは背中に飛び乗って翅を引きちぎる、リーサルストライクは尾を掴んで投げ飛ばす等、近接格闘による演出となる。 なお『スーパー』の取扱説明書では、「ゼーベス再建のために呼ばれた、同盟関係にある別銀河系の宇宙海賊」とされていた。メイジ・キハンター星人 銀河連邦軍の一派によって、新たに調整、強化された赤紫色の個体。頭部に冠のような棘が生えている。『アザーエム』で初登場。 キングキハンター星人 キハンター星人の支配種で、巨大な巣と一体化している。本体は無力なため、キハンター星人に身を守らせる。『アザーエム』で初登場。 グリプト星人 アルマジロ型のエイリアン。強固な甲羅に身を包み、体を丸めてボール状態で突進したり、地中に潜って奇襲を仕掛ける事もある。『アザーエム』で初登場。グリプト星人・ストロンガー 新たに強化を施されたグリプト星人。外見も全体的に刺々しくなっている。背面から鋭利な刃が背鰭のように生えており、体を丸めると丸鋸状になる。オーバーブラストは振りほどかれてしまうため通用せず、スクリューアタックにも耐える程の耐久力を持つ。 ガルマン星人 カメレオン型のエイリアン。非常に精密な保護色と、擬態能力で姿を隠す事ができる。姿を隠しながら毒液を発射しつつ接近し、伸縮自在の長い尻尾やフック状の鋭い舌で攻撃する。『アザーエム』で初登場。 アスボロー星人 カブトガニ型のエイリアン。サイボーグ改造の限界実験によって生み出された。普段は大型バトルアーマーと合体した完全武装の形態を取っており、更に手足を折り畳み、カブトガニ型に変形した状態で地面を滑るように高速移動をする事もできる。 実際は芋虫か蛇のような形態の生物で、バトルアーマーを喪失すると、こちらに巻き付いて締め上げ、自爆する。『アザーエム』で初登場。 カイラス星人 カエル型のエイリアン。優れた跳躍力を持つ両生類型エイリアンだが、手足が似ている以外に、特徴はみられない。後背部に発電装置と触手型電磁ワームを持ち、触手の電撃攻撃や、電磁バリアを纏いウェイブビーム以外のビーム攻撃を無効化する能力を持つ。また、水中に落下すると即死する。『アザーエム』で初登場。 レドギア星人 古代生物アノマロカリス型のエイリアン。他のクリーチャーとは違い、量産化されていた様子は無く、非常に高い知能と優れた高速飛行能力を活かして、作中では幾度となくサムスを襲撃、危険になると撤退を繰り返していた。地上と空中で戦闘パターンが異なり、ビーム兵器やシーカーミサイル能力を持っている。『アザーエム』で初登場。 デスバルク星人 テントウムシまたはカナブン型のエイリアン。4つの複眼に鋭い鎌状の腕と、プリズム状に輝く蝶のような翅を持つ、特殊部隊中最強の昆虫型エイリアン。普段は金属質の甲殻を半球状に閉じて休眠状態を維持しているが、AIの命令時やパワーボムの衝撃を受けた際に覚醒、高い攻撃力と耐久力を武器に、肉弾戦を行う。瀕死状態になると、甲殻を閉じて自己回復を行う。 スクリューアタックの動作を感知すると、軌道上に瞬時に先回りして反撃してくるため通用せず、パワーボムの爆風は甲殻を閉じて無効化、ミサイルは通用するが動きが素早くロックオンが困難であり、戦闘は主にチャージビームを用いた一騎討ちとなる。『アザーエム』で初登場。
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