一般構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/13 04:53 UTC 版)
通常は炭素原子は四価であり酸素は二価であるから、ほとんどのオキソカーボンも炭素は4つの原子と共有結合を形成し、酸素は2つの原子と同様に結合している。さらに炭素原子同士は任意の長さの炭素鎖また炭素骨格を形成できるのに対して、3つの酸素原子が連なった鎖を見かけるのは稀である。よって電気的に中性なオキソカーボンは一般に、酸素原子 (-O-, =O) またはペルオキシド基 (-O-O-) と結合した炭素骨格からなる。 一酸化二炭素 (C2O) などいくつかのオキソカーボンは不飽和炭素原子を持つが、このような化合物は一般に非常に反応性が高すぎて単離することが難しい。電子を余分に持っていたり失ったりすると、負に帯電した一価の酸素 (-O−) や正に帯電した三価の酸素 (≡O+)、または負に帯電した三価の炭素 (≡C−) が現れる。一酸化炭素 (-C≡O+) はそのような原子を持っている。負に帯電した酸素原子はほとんどのオキソカーボンアニオン(英語版)で見られる。
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一般構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 02:17 UTC 版)
一番上に位置する頚椎の二つの椎骨(第一頚椎=環椎 atlas、および第二頚椎=軸椎 axis)はきわめて特殊な構造をしているが、その他の22個の独立した椎骨は共通した構造を持っている。 前方(腹側)にある楕円形に近い形の椎体(Body、もしくはcentrum、centra)と後方(背側)にあるアーチ型をした椎弓(vertebral arch、もしくはneural arch)から成り立っており、その間には隙間があって椎孔と呼ばれる。ここを脊柱管が貫通する。椎体は単純でほぼ同じような形をしているが、椎弓は複雑である。椎弓には上下の他の椎体との関節面があり、左右の上関節突起・下関節突起・横突起と一つの後下方に延びる棘突起がある。隣接する椎体どうしの関節は5つ(椎弓で4つ、椎体で1つ)あり、椎体どうしの接する関節(椎間関節)には弾性にとんだ椎間板が存在する。これらの関節のおかげで、脊柱は体を支えることができると同時に、前後左右に曲がることができる。 棘突起は背中を丸めると、皮膚の上から触ることができるものがある(第二・第七頚椎(隆椎)および腰椎でわかりやすい)。隣接した椎弓の間には、椎孔につながる隙間が左右に二つあり、椎間孔と呼ばれる。脊髄から出た脊髄神経はここから外に延びている。
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