ワールド‐トレードセンター【World Trade Center】
ワールド・トレード・センター(World Trade Center)
ワールド・トレード・センター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/27 15:42 UTC 版)
ワールド・トレード・センター、世界貿易センター、国際貿易センター(英語: World Trade Center, WTC)とは、世界各地にある「貿易センター」を称する高層ビル。
- ワールドトレードセンター (ニューヨーク) - アメリカ合衆国のニューヨークに存在した施設。2001年のアメリカ同時多発テロ事件で崩落し、ワン・ワールド・トレード・センターとして2014年に再建。
- ワールド・トレード・センター (映画) - 同施設が舞台のアメリカ同時多発テロ事件を題材にしたノンフィクション映画。
- 世界貿易センタービルディング - 日本の東京都港区にある複合ビル。
- 大阪ワールドトレードセンタービルディング - 日本の大阪府住之江区にある行政施設「大阪府咲洲庁舎」の旧名称。
- バーレーン・ワールド・トレード・センター - バーレーンのマナーマにある施設。
- ワールド・トレード・センター・チッタゴン - バングラデシュのチッタゴンにある施設。
- ワールド・トレード・センター (ブリュッセル) - ベルギーのブリュッセルにある施設。
- ワールド・トレード・センター・モントリオール - カナダのモントリオールにある施設。
- ワールド・トレード・センター (トロント) - カナダのトロントにある施設。
- 中国国際貿易センター(中国国际贸易中心) - 中華人民共和国の北京市朝陽区にある施設。
- 重慶世界貿易センター - 中華人民共和国の重慶市渝中区にある施設。
- 温州世界貿易センター - 中華人民共和国の温州市鹿城区にある施設。
- 世界貿易センター (香港)(環球貿易広場) - 中華人民共和国の香港湾仔区にある施設。
- ワールド・トレード・センター (コペンハーゲン) - デンマークのコペンハーゲンにある施設。
- ワールド・トレード・センター・サンサルバドル - エルサルバドルのサンサルバドルにある施設。
- ワールド・トレード・センター (ヘルシンキ) - フィンランドのヘルシンキにある施設。
- ワールド・トレード・センター (トゥルク) - フィンランドのトゥルクにある施設。
- ワールド・トレード・センター・バンガロール - インドのバンガロールにある施設。
- ワールド・トレード・センター (ムンバイ) - インドのムンバイにある施設。
- プトラ・ワールド・トレード・センター - マレーシアのクアラルンプールにある施設。
- ワールド・トレード・センター・グアダラハラ - メキシコのグアダラハラにある施設。
- ワールド・トレード・センター・メキシコシティ - メキシコのメキシコシティにある施設。
- ワールド・トレード・センター・ベラクルス - メキシコのボカデルリオにある施設。
- ワールド・トレード・センター (アムステルダム) - オランダのアムステルダムにある施設。
- ブール・ワールド・トレード・センター - オランダのロッテルダムにある施設。
- ワールド・トレード・センター・イスラマバード - パキスタンのイスラマバードにある施設。
- ワールド・トレード・センター・メトロ・マニラ - フィリピンのパサイにある施設。
- ブカレスト・ワールド・トレード・センター - ルーマニアのブカレストにある施設。
- ワールド・トレード・センター・バルセロナ - スペインのバルセロナにある施設。
- 韓国世界貿易センター - 大韓民国のソウル特別市にある施設。
- ワールド・トレード・センター (コロンボ) - スリランカのコロンボにある施設。
- 台北世界貿易センター - 台湾の台北市にある施設。
- ワールド・トレード・センター・イスタンブール - トルコのイスタンブールにある施設。
- ドバイ・ワールド・トレード・センター - アラブ首長国連邦のドバイにある施設。
- ワールド・トレード・センター・ハル・アンド・ハンバー - イギリスのキングストン・アポン・ハルにある施設。
- ワールド・トレード・センター・ジブラルタル - イギリスの海外領土ジブラルタルにある施設。
- ボルチモア・ワールド・トレード・センター - アメリカ合衆国のボルチモアにある施設。
- シーポート・ワールド・トレード・センター - アメリカ合衆国のボストンにある施設。
- デンバー・ワールド・トレード・センター - アメリカ合衆国のデンバーにある施設。
- ワールド・トレード・センター (レキシントン) - アメリカ合衆国のレキシントンにある施設。
- ワールド・トレード・センター・ニューオーリンズ - アメリカ合衆国のニューオーリンズにある施設。
- ワールド・トレード・センター・モンテビデオ - ウルグアイのモンテビデオにある施設。
- 東京国際貿易センター - 東京国際見本市会場を運営していた企業。株式会社東京ビッグサイトの前身。
- 晴海国際貿易センター - 東京国際見本市会場の通称。
- 国際貿易センター (国際機関)
関連項目
- ワールド・トレード・センター連合 - 「ワールド・トレード・センター」の名称を冠した施設でつくる連合。世界中の250以上の施設が加盟している。
- 神戸商工貿易センタービル - 日本の兵庫県神戸市中央区にある施設。
- ハーバー・フロント・センター - シンガポールにある施設。2003年に「ワールド・トレード・センター」から改称。
- ワールド・トレード・センター駅(曖昧さ回避)
ワールドトレードセンター(WTC)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:59 UTC 版)
「アメリカ同時多発テロ事件」の記事における「ワールドトレードセンター(WTC)」の解説
午前8時46分40秒、ハイジャックされたアメリカン航空11便がワールドトレードセンター北棟 (1 WTC)の北面、93 – 99階の部分に衝突した。衝突によってハイジャック機のジェット燃料が引火したことで北棟の高層階では爆発的な火災が発生し、また燃料がエレベーターシャフトを通じて落下したことで地上ロビー等の低層のフロアでも爆発が起こった。 衝突から間もなく火災と黒煙は周辺階に広がり始め、8時52分には、過酷な状況に耐えかねて高層階から飛び降りる人々も現れた。この時点では、北棟への航空機の突入は(テロ攻撃ではなく)事故であるとの見方が大勢を占めていた。当時の大統領ジョージ・W・ブッシュも第一報を受けて「これはパイロットエラーによる事故だ」と発言した。 午前9時02分59秒、ハイジャックされたユナイテッド航空175便がワールドトレードセンター南棟 (2 WTC) の南面に突入し、南棟は爆発炎上した。ハイジャック機は機体を傾けながら南棟の77 – 85階の部分に衝突しており、当時78階のスカイロビー(英語版)でエレベーターを待っていた数百人に及ぶ避難者の多くが死傷した。この衝突によって南棟が負った構造的ダメージは、北棟と比較してより深刻だった。2機目のジェット機が南棟に衝突した瞬間は既に多数の報道カメラが記録を始めており、一般者も含めた数多のカメラによって様々な角度から捉えられた。この時点で、一連の出来事が事故ではなく故意に起こされた攻撃であることが広く認識された。 午前9時37分、ハイジャックされた旅客機(アメリカン航空77便)がペンタゴンに突入した。9時42分、連邦航空局 (FAA) はアメリカ合衆国大陸部内のすべての民間航空機を離陸禁止とし、すでに飛行中の民間機にはただちに着陸するよう指示した。 午前9時59分、ユナイテッド航空175便の南棟突入から56分後、ワールドトレードセンター南棟が崩壊した。その直後の10時03分11秒、ハイジャックされたユナイテッド航空93便がペンシルベニア州で墜落した。10時28分、アメリカン航空11便の北棟突入から1時間42分後、南棟に続きワールドトレードセンター北棟が崩壊した。 ワールドトレードセンターのツインタワーは、航空機の衝突による大規模な構造的ダメージに加え、ジェット燃料が引き起こした火災の熱で構造部材(鉄骨柱・床トラス部材等)の強度が著しく低下したことで崩壊したと考えられている。アメリカ国立標準技術研究所の報告書によれば、火災によるダメージは(ジェット燃料ではなく)主にオフィス内の可燃物によるものであり、それらの可燃物が火災を増長しなければ、ツインタワーは崩壊を免れていた可能性がある。ツインタワーは、建設当時に世界最大のジェット旅客機であったボーイング707が突入しても崩壊しないよう設計されていたが、漏れ出したジェット燃料とそれによる大規模火災の影響は設計上考慮されていなかった。 北棟の崩壊時の瓦礫が隣接する7 ワールドトレードセンタービル (7 WTC) に降り注ぎ、7 ワールドトレードセンターは損傷、さらに火災が数時間にわたって発生し、ビルの構造的健全性は失われた。午後5時21分、7 ワールドトレードセンターは倒壊した。 7 WTC以外にも、ワールドトレードセンター・コンプレックスと周辺の多くのビルが壊滅的な被害を受けた。全壊した施設には聖ニコラス聖堂も含まれていた。1 WTC(北棟)、2 WTC(南棟)と同様に、3 WTC(マリオット・ワールドトレードセンター(英語版))と7 WTCは跡形もなく破壊された。4 WTC(英語版)、5 WTC、6 WTC(英語版)(合衆国税関ビル)、ウエスト・ストリートを渡る2つの横断歩道橋は激しく損壊した。リバティ・ストリートを隔てたドイツ銀行ビル(英語版)は部分的に損壊し、2007年より始まった解体作業で取り壊された。ウエスト・ストリートを隔てたワールドフィナンシャルセンターの2棟のビルもダメージを被った。ワールドトレードセンター・コンプレックスの地下にはPATHトレインのワールド・トレード・センター駅が位置していた。ツインタワーの崩壊時、この駅は完全に破壊され、この駅からハドソン川の下を通ってニュージャージー州ジャージーシティのエクスチェンジ・プレイス駅へ向かうトンネルも水没した。 北棟の崩壊により、北棟の屋上に設置されていた通信アンテナも破壊された。一時的に多くのTV局・ラジオ局の放送が断絶したが(WCBS-TVのみがエンパイアステートビルにバックアップ用の通信装置を持っていた)、それらの放送局はすぐに別ルートでの通信を確立し、放送を再開することができた。ワールドトレードセンターの敷地における火災は、テロ事件から100日後の12月20日にようやく鎮火された。この事件以降、ワールドトレードセンター・コンプレックス跡地は「グラウンド・ゼロ」や「ワールドトレードセンター・サイト(跡地)」とも呼ばれている。
※この「ワールドトレードセンター(WTC)」の解説は、「アメリカ同時多発テロ事件」の解説の一部です。
「ワールドトレードセンター(WTC)」を含む「アメリカ同時多発テロ事件」の記事については、「アメリカ同時多発テロ事件」の概要を参照ください。
「ワールド・トレード・センター」の例文・使い方・用例・文例
- 5年前,2機の飛行機がニューヨーク市にあるワールド・トレード・センターのビルに衝突した。
- 警官のジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)とウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)はワールド・トレード・センターの惨事の現場にいち早く到着する。
- ワン・ワールド・トレード・センターがグラウンド・ゼロで開業
- ワン・ワールド・トレード・センターが11月3日にニューヨークのグラウンド・ゼロで開業した。
- グラウンド・ゼロは,2001年9月11日のテロ攻撃で破壊されたワールド・トレード・センタービルの跡地だ。
- これはかつてのワールド・トレード・センタービルよりも高い。
- ワン・ワールド・トレード・センターはシカゴのウィリス・タワーを高さで上回り,現在米国で一番高いビルである。
- ハイジャックされた飛行機2機が,ニューヨークにあるワールド・トレード・センターの複合施設の110階建てのツインタワーに激突しました。
- ワールド・トレード・センターの他の建物数棟も深刻な被害を受けました。
- 現在グラウンド・ゼロと呼ばれているこの場所には,新しいワールド・トレード・センターの複合施設が建設中です。
- 米国で最も高いビルであるワン・ワールド・トレード・センターは,テロとの戦いの象徴となりました。
- このプレートには9.11のテロ攻撃による犠牲者全員の名前や,1993年のワールド・トレード・センター爆破事件で亡くなった人々の名前が含まれています。
- ひどく損傷した木が,ワールド・トレード・センター跡地のがれきの中から見つかりました。
- 新しいワールド・トレード・センター地区は引き続き再開発の段階にあります。
- この9メートル幅のアメリカ国旗は,9.11のテロ攻撃の直後にワールド・トレード・センター跡地の向かい側の建物に掛けられていました。
ワールド・トレードセンターと同じ種類の言葉
高層建築に関連する言葉 | シアーズタワー シーグラムビル ワールドトレードセンター 霞が関ビル |
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