パチプロ風雲録4〜銀玉殺人事件
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「パチパラシリーズ」の記事における「パチプロ風雲録4〜銀玉殺人事件」の解説
須藤 真幸 (男) /村瀬 杏子 (女)) 声:ヤマモトヒロフミ(須藤)/坂戸こまつな(村瀬) 主人公。男女共に22歳。修行のために全国を旅して回っているさすらいのパチプロ。たまたまパチパラ町(別名・八原町)へやって来たが、雨宿りのために「銀玉会館」へ足を踏み入れたところ事件の濡れ衣を着せられ、解決のために色々な町へと足を運ぶ。男性主人公のデフォルト名、声優は前作までの主人公「銀玉の狼」と同じだが設定は共有していない。前作までの「銀玉の狼」と違って振る舞いや発言の多くは選択肢に委ねられる。但し、次回作以降と比較すると選択肢以外の台詞も相応に存在する。須藤は襟の大きな青いワイシャツと白いズボン。村瀬は花柄でピンクのワンピースという双方ともラフな格好が初期装備となっている。 白石 紀子 声:小林恵美 メインヒロインであり、男主人公の恋愛対象キャラ。事件の被害者の1人で、血塗れで倒れていた19歳の大学生。事件のショックで記憶を失っており、退院後は銀玉会館で働き始める。大人しい性格だが、顔色の悪さ故に「幸薄そう」と言われる事もあり、本人も気にしている。母親は貿易会社の社長だが、父親は離婚して家を出ている。 母に隠れて父の行方を探っており、大学の夏休みを利用して父が居ると思しきパチパラ町を訪れていた。銀玉会館で雨宿りをしていた際に新川と遭遇し、相手を強盗と間違えて有り金を渡そうとしたが怒った新川に突き飛ばされた事で頭を打ち、記憶を失った。実は銀玉会館で働くうちに記憶が戻っていたが、殺人事件の関係者の中に父らしき人物が居たと言う事実から、真相が明かされる事を恐れて記憶喪失の振りをしていた。しかし主人公が重要な証拠を手に入れる様子を目撃した事で精神的に追い詰められ、遂には誘拐を装った自作自演で主人公を騙し討ちし、証拠品を奪うという行為に出てしまう。それが本当に父の為なのかという葛藤から、主人公に問い詰められた際にはすぐに全てを告白し、証拠品を返したが、その行動は最後まで咎められなかった。 井原 治郎 声:緒方賢一 パチパラ町で診療所を営む医師。頭を打った紀子の治療をした。町人からの信頼も厚い。しかし実は新川と岩田を殺害した張本人である。強硬な立ち退き工作を仕掛けていた新川からパチパラ町を守るべく、住人と共謀して新川を殺害。しかし偶然、紀子が現場となった銀玉会館を訪れた為、心中に見せかけようとしたが今度は主人公が現れた為に一時的に彼(彼女)に罪を着せて警察の捜査を攪乱しようとした。一時はそれで誤魔化せたかに見えたが、今度は岩田自身が殺人事件の真相をネタに強請って来たため、再び住人と共謀して岩田を殺害した。最後は主人公に真相を暴かれると真実を打ち明け、自ら片山に手錠を掛けさせて逮捕されていった。明言はされないが去り際の台詞から、紀子の父親であることが暗示されている。 野々山 春子 声:七海入歌 銀玉会館の店長。夫亡き後に一人で店を切り盛りしている。早とちりしやすい性格で、主人公を殺人犯として通報した張本人。後に退院した紀子をアルバイトに雇う。実は首謀者である井原の共犯者であり、新川が殺害された時も当然その場にいた。主人公という想定外の人物の出現に伴い、敢えて何も知らない振りをして通報する形で主人公に一時的に罪を着せていた。しかし自身を含め、殺人の実行犯である井原と串カツ屋を除く住民達の罪が問われる事は無かった。 片山 昭吾 声:小田久史 パチパラ商店街の交番に勤務する若い警官。実直で正義感が強い。基本的には人が良くて温厚だが頑固な面も見られる。「本官」や「 - であります」という口癖が特徴的であり、他のメンバーより渋い性格をしているが、意外とシャイらしく、合コンのセッティングはするものの緊張して須藤に参加を求めてくると言った一面も。女主人公の恋愛対象キャラであり、村瀬が主人公の場合は最初の事件以来彼女に惚れた様子を見せ、何かと役に立とうと申し出てくる。24歳で一人称は「本官」。 美沢 ゆき 声:山川琴美 パチパラの隣町・大海町の大型パチンコ店「ベリーラッキー」の店員の1人。男主人公の恋愛対象キャラ。主人公が須藤の場合は殺人犯と誤解されるため、追い掛けて誤解を解く必要がある。子供っぽい性格で、客に対してタメ口を利く事もしばしば。村瀬が主人公の場合は合コンに誘ってくる。18歳。 黒崎 竜介 声:ヤスヒロ 「ベリーラッキー」の店員。ゆきの同僚であり、また先輩でもある。プロのボクサーを目指して、練習に明け暮れる。ある時期からは大海公園でボクシングの練習を始める。ベリーラッキーの常連であり親友だった柳田が首吊り死体で発見された際には、自殺ではなく他殺だと主人公に訴える。女主人公の恋愛対象キャラである。23歳。 桂木 綾 声:松下こみな 非合法のパチンコ店「シルバームーン」の敏腕マネージャー。気が強く、主人公が村瀬だと何度も勝負を申し込まれるライバルでもある。男主人公の恋愛対象キャラだが、須藤でプレイ中はシルバームーンで彼女と会う前に合コンで出会ったり、紀子やゆきと同棲すると彼女とパチンコ勝負が出来なくなってしまう。27歳 朝倉 徹 声:渡邊正幸 社会勉強のために出玉町の高級中華料理店「竜玉楼」で働く大企業の御曹司。案内係だが、常に椅子に座って本を読んでいる。かなりの世間知らずで、本人も自分の無知さにコンプレックスを抱いている様子。合コンの際は庶民的な店を選ぶ事が多い。女主人公の恋愛対象キャラ。21歳。 三上 孝夫 声:前田俊文 本庁の捜査一課に勤務する刑事で、階級は警部。片山に殺人犯として疑われていた主人公を釈放する。その後も次々と起こる殺人事件を捜査し、主人公とは互いに情報を出し合う。 食通の渡会 声:大橋隆昌 各地の料理店を渡り歩くグルメ評論家。彼が紹介した店はたちまち有名になるほど強い影響力を持つ。 その正体は土地ブローカーの岩田広道。住人の立ち退き工作など汚れ仕事を手下の人間に行わせて自身は手を汚さず、これまでも強引なやり口で土地を奪い取って来た。地価の高騰しているパチパラ町の土地を狙い、部下の新川を使って悪質な立ち退き工作を行わせる一方、自身は食通の渡会として他人の振りをしつつその様子を見物していた。新川が殺害された後も渡会を装って各所に現れるが、裏では殺人に手を染めるなどで暗躍していた。しかし最後は殺人事件の真相をネタにパチパラ町の脅迫に掛かったため、井原達に殺害された。 加納 早苗 大海病院に勤務する医師。紀子の主治医となる。真面目な性格で、腕も優秀なため患者からも信頼されている。本作での出番は僅かだが、公式サイトのQ&Aには「加納早苗と恋愛できますか?」という質問があり、それに答えるように次回作『5』では設定を変えつつ恋愛可能なキャラとして登場する。 新川 直樹 銀玉会館にて紀子と共に倒れていた人物。鋭利な刃物で刺され、死亡していた。その正体は岩田の部下のチンピラで、パチパラ町に脅迫めいた立ち退き工作を行っていた。追い詰められた住人達に銀玉会館におびき寄せられた際に紀子と遭遇し、彼女を土地の権利書の受け渡し人と誤解して話しかけるも状況が飲み込めない紀子に怒り、突き飛ばして彼女が記憶を失う原因を作った。その後、井原率いる住人達に襲われ、殺害される。
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