ノンプレーヤー‐キャラクター【non player character】
読み方:のんぷれーやーきゃらくたー
ロールプレーイングゲームやオンラインゲームなどのコンピューターゲームで、コンピューターが制御するキャラクター。NPC。→プレーヤーキャラクター
ノンプレイヤーキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 01:07 UTC 版)
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ロールプレイングゲーム |
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種類 |
テーブルトーク ライブアクション ビデオゲーム |
主要項目 |
キャラクター作成 ゲームマスター シナリオ キャンペーン オンラインセッション RPG用語 プレイヤーキャラクター ノンプレイヤーキャラクター キャラクタークラス ヒットポイント マジックポイント 行為判定 クリティカルヒット RPG理論 GNS理論 TRPGのプレイスタイル |
一覧 |
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ノンプレイヤーキャラクター(英: non player character, NPC)とは、プレイヤーが操作しないキャラクターのことを指す語である。プレイヤーに操作されるキャラクターを指す「プレイヤーキャラクター(PC)」の対義語である。以前はもっぱらテーブルトークRPG用語であったが、コンピュータゲームでも容量の増大等で、コンピュータが操作するキャラクターが「人間らしくふるまう」ことも増えたことから、テーブルトークRPG以外でも使われるようになった。
PCとNPC
NPCはゲームマスターの構築した世界を成り立たせる要素の一つであり、プレイヤーキャラクターに対し「ゲームの進行」「イベント発生」「バランス調整」を行い、プレイヤーをゲームマスターの作ったストーリーにうまく誘導するための存在である。
言葉の定義からすれば、プレイヤーが操作しないキャラクターは全てNPCである。多くのTRPGでは、主人公の家族・店の主人・普通の村人・王や姫・モンスターなどの敵キャラクター、ありとあらゆるものがNPCの範疇に含まれる。ただし「敵キャラクター」をPCとは異なるルールで運用するようなゲームについては、「敵キャラクター」と「NPC」を区別しているものもある。
コンピュータRPGでも言葉の定義からすれば、コントローラーなどでの直接操作ができない動的オブジェクトは全てNPCと言え、この意味では扉や宝箱などもNPCである。しかし、ゲームタイトルによっては、特定のキャラクターに限ってNPCの用語を使うこともある。たとえば、『ファイアーエムブレム』シリーズなどでは、「プレイヤーの操作できない(コンピュータ担当となる)、一時的に加わる味方」、『Sa・Ga2 秘宝伝説』では「プレイヤーの意志に関わりなく、一時的に加わる味方(操作はプレイヤーが行う)」を特に指して用いる。前者は本来の意味により近い用法である。
オンラインゲームでは、敵モンスターをNPCに含めるものと含めないものが存在する。
NPCの役割
- ゲームの進行
- 物語の設定を紹介する。
- プレイヤーキャラクターに対してサービス(会話・アイテムの授受)を提供する。
- プレイヤーキャラクターの目的を示唆する。
- プレイヤーキャラクターのライバルとして、時に障害となり、時にPCの成長の指標とする。
- イベント発生
- スタンス(友好的、中立的、敵対的など)によるプレイヤーキャラクターへの接触。
- 仮想世界を現実世界のように見せるために演出する。
- バランス調整
- プレイヤーの人数が少ない場合や、パーティ全体の能力が低い場合は、これを補助する。
- その他
- 過去、PCとして活躍していたキャラクターをNPC化。時間経過や状況変化など、物語上の継続性を演出。
- 雑誌などの読者参加企画として、小説やリプレイなどに登場。熱中度をあげ、友人を誘いやすくする。
RPG以外のゲームにおけるNPC
対戦格闘ゲームやATCGなどの対戦ゲームにおいては、対戦相手がマッチングされない場合において、コンピュータが操作するNPC(仮想プレイヤー)を対戦相手役としてマッチングさせるシステムとなっている。このNPCのことを、「CPU」、あるいは「COM」(COMPUTER)と呼ぶ。逆に、実際に人間が操作するPCを「HUM」、あるいは「MAN」(HUMAN=人間)と呼ぶ。
- ネット麻雀などのオンラインテーブルゲームにおいて、PC用のタイトル(東風荘、天鳳など)ではCPUとのマッチングはなく、プレイヤーがゲームを離脱した場合も無操作のプレイヤー(ひたすらツモ切りを繰り返すなど)が残ってプレイヤーの復帰を待つが、アーケードゲームにおいては運営に支障が出ないよう、プレイヤーが揃わなかった場合や離脱した場合にCPUが参加するようになっている。
- 対戦型ゲームで、CPUとのみマッチングされるモードを特に「CPU戦」と呼んで区別することも多い。
- 三国志大戦シリーズなど、CPUがユニットを操作するようなゲームの場合、CPUの操作するユニットは「NPC」とは呼ばず、「CPU(仮想プレイヤー)の操作するPC」と解釈することが多い。
- スーパーロボット大戦シリーズでは、味方と敵軍の双方を攻撃対象もしくは双方に関わらない第三勢力としてのNPCや、イベントによって味方ユニットが一時的に独自の行動をとるNPCの形式もある。
- ゲームによっては、そのタイトルについて熟知していないとHUMとの区別が付かないような、HUMに近い振る舞いをするCPU(NPC)が設定されている場合もある。アイドルマスターなど。
- 「CPU」の語源はハイパーオリンピック(コナミ・1983年)といわれている。このゲームでは、1人用でプレイした場合に、最初の競技(100メートル走)の対戦相手として「CPU」と名づけられたNPCが登場する。
- テレビアニメでもその手法・設定が採られる場合があり、代表的な例として『Angel Beats!』が挙げられる。
関連項目
ノン・プレイヤー・キャラクター(オーヴァード)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 06:09 UTC 版)
「ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ジェネシス」の記事における「ノン・プレイヤー・キャラクター(オーヴァード)」の解説
""内はその人物のコードネームである。 "ランペイジ"鷹木尚武(たかぎ しょうぶ) シンドローム:サラマンダー/ソラリス 綾間市を騒がせている連続爆殺事件の犯人。力に酔いしれてジャーム化しており、見かけた人間を手当たり次第に惨殺する。元々は地元の不良チームの一員だったが、オーヴァードとなった際にチームと敵対チームの全員を殺害している。 あやめを殺した張本人でもあり、1巻ではショッピングモール全体を巻き込む火災を起こしたが、コウによって焼き尽くされた。 "マニピュレーター" シンドローム:ブラックドッグ/ソラリス FHエージェントの一人。レネゲイドを過剰に活性化させるドラッグ「ミスト」をばら撒いていた。その目的はレネゲイドの存在を世間に知らしめることだったが、コウ達によって察知され、計画は阻止された。 "リヴァイアサン"霧谷雄吾 シンドローム:ソラリス/ソラリス UGN日本支部支部長。あやめの訓練とコウからの定期報告のため、訓練施設に出向いていた。神月の縁から瞳を気にかけており、彼女が小学校に通うようになった時は感涙していた。 "エレクトロン" シンドローム:エンジェルハィロゥ/ブラッグドッグ FHエージェントの一人。マスターレイス03´からの指令を受け、UGNの訓練施設を襲撃。その目的は賢者の石を奪取し、あやめに融合させることだったが、03´の目がそちらに向くことを嫌い、自身にそれを融合させて排除にかかる。駆け付けたコウ達と戦闘の末、焼き尽くされた。 "メンター" シンドローム:バロール/モルフェウス Eロイス:ありえざる存在:蝕む声/愚者の契約 訓練施設に保管されていた賢者の石が変質した姿。「ダブルクロス」の公式リプレイ初のEロイスを使用したエネミーであり、また初のレネゲイドビーイングでもある。過去の資格者達の意志に突き動かされ、新たな資格者であるあやめと融合しようと動く。しかし、日常に生きるあやめがそれを拒絶したため、綾間市や彼女の大切な者達を排除することで融合に踏み切らせようとしたが悉く失敗。追いつかれた先でコウ達と交戦し、破壊された。 "スレイヤー"矢儀虎之助(やぎ とらのすけ) シンドローム:エグザイル/オルクス/ブラム=ストーカー Dロイス:特異点 Eロイス:殺戮衝動/唯我独尊/奈落の法則 FHイリーガルの一人である殺し屋。"カーネイジ"織戸静馬の弟子で、飄々とした物腰とは裏腹にかなりの実力者。骨を使っての戦闘を行う。荒吹病院の行方不明事件を追っていたジャーナリストを"ドクター"の依頼で抹殺したが、同行していた文子にその現場を撮影されたため、その命を狙っていた。しかし、仕事の直前にコウと接触した事がきっかけで作戦が瓦解し、神月によって断罪された。 ハンドアウト配布時、コウのプレイヤーの矢野が苗字の「矢儀」から「山羊」を連想したため、プレイヤーからは「ヤギトラ」としか呼ばれなかった。 "ドクター"荒吹章一郎(あらぶき しょういちろう) シンドローム:バロール/ノイマン Eロイス:堕落の誘い/妄念の姿:神速の鼓動 荒吹病院の院長を務めていた初老の男。元々は「プロジェクト・アダムカドモン」のためにFHから出向して来た科学者であり、マッドサイエンティストそのままの性格だった。後に変質したプロジェクトは解散したが、その時の目的である「究極のオーヴァード『アダム』」を生みだすためになお活動していた。その後は病院の院長を装いつつ、起源種と思しき子供達を拉致しており、コウやカイン、あやめもその被害者。時には入院患者を増やすために事故を仕組んだこともあり、あやめの両親はその犠牲となっている。 完全にジャームと化しており、アダムによって作りなおされる世界(今の世界)の人間に価値を見出していない。配下である6人の子供達にはそれぞれ七元徳に由来するコードネームをつけており、あやめを"愛"(ラブ)と呼んで自分の元に来るよう呼びかけた。 最終的には業を煮やして自ら戦いに赴いたがあやめの一射によって敗北。直後に現れたカインによって殺害された。 "希望"(ホープ) "節制"(テンパランス) "剛毅"(フォティチュード) "信仰"(フェイス) "思慮"(ブルーデンス) "正義"(ジャスティス) "ドクター"の配下にして、アダムの素材たる6人の起源種の子供達。シンドロームはそれぞれエンジェルハィロゥ/ハヌマーン、ブラックドッグ/ノイマン、キュマイラ/エグザイル、サラマンダー/バロール、ソラリス/ソラリス、ブラム=ストーカー/オルクス。 幼少期から"ドクター"に育てられたためか価値観が常軌を逸しており、アダムの素材となって消滅することに何の疑問も抱いていない。また、コウやカインを「失敗作」と呼んで蔑む。 最終的には失敗が続いたため"ドクター"に待機を命じられていたが、現れたカインによって全員抹殺された。 "マスターレイス03´"カイン・A・コードウェル シンドローム:キュマイラ/サラマンダー/ブラム=ストーカー Eロイス:虚実崩壊/妄念の姿×6(不老の身体/緑の鞭/完全なる世界/神速の鼓動/雷の槍/嵐の塔) あやめのクラスに転校して来た謎の少年。転校時には本名である「カイン・マイルズ」を名乗っていた。「ミスト」の事件で襲われたあやめを助けている。 その正体はFHマスターレイスで、コードウェル博士の配下たる恐るべき子供達の一人。元々はコウ同様"ドクター"の実験体だったが、「失敗作」と断じられたためコウと共に遺棄された。その後コードウェル博士に保護され、現在に至っている。 自身が捨てられた絶望から、今在る世界の「裏切りの連鎖」をなくすため、アダムの力で新たな世界を創造することを目論んだ。そのための最後の鍵としてあやめを求め、オーヴァードとして覚醒させるために"ランペイジ"を嗾け、力を高めるために賢者の石を与える(これは失敗した)など、様々な手を打って来た。 当のあやめが拒絶したためにしばらくは静観の構えを取っていたが、"ドクター"が動き出したタイミングで行動を開始。6人の子供達を抹殺してアダムに変換し、その力を得ることに成功。あやめを手に入れるために綾間市を破壊しにかかるが、「裏切りの連鎖」を否定する方法を見つけたコウによって倒される。散り際に自分と同じ境遇にあるだろう者達を思い、空に還って行った。 ちなみに、「彷徨のグングニル」収録のリプレイ「Rabid Dog crying」にもNPCとして登場している。
※この「ノン・プレイヤー・キャラクター(オーヴァード)」の解説は、「ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ジェネシス」の解説の一部です。
「ノン・プレイヤー・キャラクター(オーヴァード)」を含む「ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ジェネシス」の記事については、「ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ジェネシス」の概要を参照ください。
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