ダイハツ・ハイマックスとは? わかりやすく解説

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ダイハツ・ハイゼット

(ダイハツ・ハイマックス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/30 03:51 UTC 版)

ダイハツ・ハイゼット
10代目 ハイゼットトラック
概要
別名 ダイハツ・ハイマックスインドネシア
トヨタ・ピクシストラック/バン
ピアッジオ・ポーターイタリア
アジアキア・タウナー(韓国
製造国 日本
販売期間 1960年11月-
ボディ
ボディタイプ 軽トラック
キャブオーバー/セミキャブオーバーライトバン
駆動方式 後輪駆動[注 1]/4輪駆動[注 2]
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ハイゼット(Hijet)は、ダイハツ工業株式会社が、主に日本国で製造販売している軽自動車(貨物自動車)である。

概要

1960年昭和35年)11月に発売され、2025年令和7年)現在、軽自動車の車名で最も古い歴史を持つ[1]

初代モデルはボンネットタイプのライトバン軽トラックであったが、2代目モデルから、キャブ・オーバー型のバンとトラックに変更される[注 3]。この経緯は他社の軽貨物車にも通ずる。さらに9代目モデルのバン改めカーゴからセミ・キャブ・オーバー 型に変更され、現在に至る。

ハイゼットトラックは、2010年平成22年)1月から2024年(令和6年)12月までの15年連続で、日本国内で販売されているトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数で首位の座を維持している。

2021年(令和3年)10月20日には、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞をダイハツ車として初めて受賞した[2]

なお、本稿では以下のモデルについても便宜上記述する。

  • ハイゼット360
    • ハイゼット550
      • ハイゼット55ワイド
  • 以下、トラック系モデル。
    • ハイゼットキャブ
    • ハイゼットピックアップ - 7・8代目トラックにおける名称
    • ハイゼットパネルバン
    • ハイゼットダンプ
      • ハイゼットローダンプ
    • ハイゼットiS
    • ハイマックス - 10代目トラックのインドネシア仕様
  • 以下、バン系モデル。
    • ハイゼットバン
      • ハイゼット電気自動車
    • ハイゼットカーゴ
      • ハイゼットカーゴ ハイブリッド
    • ハイゼットデッキバン - 単独記事があるため、標準仕様のバン・カーゴとリンクする内容のみ記述。

バリエーション

ハイゼットは早くから電気自動車をラインナップしていることでも知られ、その歴史は1968年(昭和43年)発売の3代目に始まり累計1,000台以上販売された。10代目では、 トヨタ自動車ハイブリッド・システムを利用した、ハイゼットカーゴ ハイブリッドが販売したが、販売台数は400台にとどまった。2022年(令和4年)7月には、スズキ株式会社、トヨタ自動車株式会社ならびにCommercial Japan Partnership Technologies株式会社と共同で、商用軽バン電気自動車を開発すると発表している[3]

ボディバリエーションも多く、6代目のトラックに設定された、キャビン後方を延長し、スペースを広く取ったハイゼットジャンボや、7代目以降のバンをベースに、リヤの荷室部分をオープンデッキ化した「ハイゼット デッキバン」などは、オリジナリティーあふれるモデルとして人気が高い。デッキバンは、実際にバンのホワイトボディを切断し、手作りで生産されており、届出上は改造車、いわゆる「マル改」となる[注 4]。この生産方式はのちに「リーザスパイダー」にも活かされた。

介護用のスローパーとリアシートリフト、省エネ仕様の電気自動車、ハイブリッドCNG仕様、パネルバン、ダンプ[注 5]、冷凍車、消防車霊柩車などバリエーションは過去に販売されていたものも含めると80種類以上になる。

リバッジ

トヨタ自動車株式会社が軽自動車販売に参入することを決め、9代目ハイゼットトラック及び10代目ハイゼットカーゴをリバッジした ピクシストラック及びピクシスバンを2011年(平成23年)12月1日から発売し、富士重工業株式会社が軽自動車生産から撤退することを決め、9代目ハイゼットトラック及び10代目ハイゼットカーゴをリバッジしたサンバー(トラック)及びサンバー(バン)を2012年(平成24年)4月2日から発売したことから、これらはハイゼット三兄弟と呼ばれる[4][5][6]。以後、両社はハイゼットの全面改良の度に新型に置き換えている[7]

日本国外生産

街に居並ぶ天津ダイハツ華利
ドイツ州警察のPorter。

日本国外での生産はインドネシア共和国が最初で、1999年まではP.T. Gaya Motorが、その後はP.T. Astra Daihatsu Motorが担っている[8]。1973年から4代目ハイゼットトラックをHijetの名で、1978年から5代目ハイゼットトラックをDaihatsu 55の名で生産した[9][10]。1979年にはDaihatsu 55を幅広にしたHijet 55 Wideを追加した[9][10]。1983年にもHijet 1000を追加したが、その期間は1年間だけだった[9][10]。1987年には7代目ハイゼットのトラックとバンをHijet Zebraの名で、1995年には8代目ハイゼットのトラックとバンをZebra Espassの名で生産した[9][10]。2000年にはNeo Zebraを、2006年にはZebra Masterを追加するが、翌年の新型車Gran Max発売をもって終売となり、ハイゼット由来の製品はいったん途切れることとなる[11]。2016年に10代目ハイゼットのトラックをHi-Maxの名で生産したが、4年間で終売した[9]中華人民共和国では、先ず天津汽車工業公司(: 天津汽车工业公司)が6代目ハイゼットを1984年から2002年まで天津ダイハツ華利(: 天津大发华利)の名で生産した[12][13]。1990年にはソビエト社会主義共和国連邦へ少量だが輸出もしている[14]。生産された30万台超の9割がタクシーとして利用され、北京や天津の路上は黄色く塗られた天津ダイハツ華利で溢れていたという[12]。次いで、柳州五菱汽車有限責任公司(: 柳州五菱汽车有限责任公司)が、インドネシアなどから部品の供給を受け、1996年から2003年まで8代目ハイゼット由来のZebraを生産した[10]中華民国では、羽田機械股份有限公司が1986年から7代目ハイゼットトラックを好載1000の名で生産したが、同社の経営破綻で1996年に終了している。大韓民国では、亜細亜自動車工業株式会社(: 아시아자동차공업주식회사)が1992年から7代目ハイゼットトラック及び同バンをTowner(: 타우너)の名で生産を始めた[15]。1997年には起亜自動車株式会社(: 기아자동차주식회사)のバッジに変わり、2002年まで生産した[16]マレーシアでは、1990年から7代目ハイゼット由来のZebraを、1996年からは8代目ハイゼット由来のZebraをRusaの名で2007年まで生産している[17]。生産は、Swedish Motor Assemblies Sdn. Bhd.にも委託していたが、1997年にPerodua(Perusahaan Otomobil Kedua Sdn. Bhd.)に集約した[8]フィリピン共和国ではColumbian Motors Corporationが、1990年から7代目ハイゼットの組み立てを行っている[8]ベトナム社会主義共和国ではVietindo Daihatsu Automotive Corporationが、8代目ハイゼット由来のZebraのトラックを1996年からHijet Jumboの名で、バンを1998年からCitivanの名で生産を始めたが、2007年に撤退している[8][18]イタリア共和国では、Piaggio Veicoli Europei S.p.A.と設立したP & D S.p.A.が7代目ハイゼットを1992年から生産し、その約半数がPiaggio Porterとして出荷されたという[8][11]。2002年にダイハツ工業株式会社が事業から手を引いたが、P & D S.p.A.は2021年までPorterの生産を続けた[11]インド共和国では、Piaggio Vehicle India Private Ltdが7代目ハイゼット由来のPorterを2013年から2019年まで生産した。

ミニカー
天津ダイハツ華利
  • 天津大发,拓意 55号,北京首思永合国际贸易有限公司。
  • 天津大发,拓意 63号,北京首思永合国际贸易有限公司。
  • 天津大发,拓意 71号,北京首思永合国际贸易有限公司。
  • 天津大发,拓意 156号,北京首思永合国际贸易有限公司。
  • 天津大发 TJ110,拓意 Y6-01,北京首思永合国际贸易有限公司[19]
  • 天津大发 TJ110,拓意 Y6-02,北京首思永合国际贸易有限公司[20]
  • 天津大发 TJ110 中国邮政,拓意 Y6-03,北京首思永合国际贸易有限公司[21]
  • TMBP Huali TJ110, white,No.5,STC.
Piaggio Porter
  • Piaggio Porter Carabinieri,PI 61,pinKo automodelli。
  • Piaggio Porter Carabinieri,CC 02 K,Uno Quarantatre Automodelli。
  • Piaggio Porter Unità Cinofila 1997,De Agostini。

初代(L35/L35V/L36/L36V)

ダイハツ ハイゼット
L35型(前期型)
ハイゼット L35型 (左が前期型)
概要
製造国 日本国
設計統括 高岡勇[22]
ボディ
乗車定員 2名
ボディタイプ 2ドアー,トラック
エンジン位置 フロント
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン ZL型,356 cc,直列2気筒,2ストローク,空冷
最高出力 17 PS / 5,000 rpm
変速機 前進3段,後進1段,MT
サスペンション
ダブルウィッシュボーン
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
ホイールベース 1,940 mm
全長 2,999 mm
全幅 1,290 mm
全高 1,420 mm
車両重量 540 kg
最大積載量 350 kg
その他
姉妹車 ニューライン(L50型)
系譜
後継 フェロー(L37型)
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需要構造の変化に着目し、1958年(昭和33年)ごろから軽三輪車に代わる軽四輪トラックの開発を始め、1960年(昭和35年)10月に開催された第7回全日本自動車ショーで公開した[23][24]

トラック(ハイゼット)
  • L35型(1960年(昭和35年)から1967年(昭和42年)まで)[25][26]
  • L36型(1966年(昭和41年)から1967年(昭和42年)まで)[25][26]
バン(ハイゼット ライトバン)
  • L35V型(1961年(昭和36年)から1967年(昭和42年)まで)[25][26]
  • L36V型(1966年(昭和41年)から1967年(昭和42年)まで)[25][26]
バン(ハイゼット パネルバン)
  • L35V2型(1961年(昭和36年)から1967年(昭和42年)まで)[25][26]
年譜
1960年(昭和35年)10月1日
ハイゼット(トラック・L35型)の初号機が出場した[27]
1960年(昭和35年)10月10日
ハイゼット(トラック・L35型)が運輸省より形式認定を受けた[28]
1960年(昭和35年)10月17日
ハイゼット(トラック・L35型)の発売を発表した[29][30]
1960年(昭和35年)10月24日
ハイゼット(トラック・L35型)を第7回全日本自動車ショーに展示した[24]
1960年(昭和35年)11月1日
ハイゼット(トラック・L35型)を発売した[23][29][31]
1961年(昭和36年)3月15日
ハイゼットライトバン(L35V型)及びハイゼットパネルバン(L35V2型)の初号機が出場した[27]
1961年(昭和36年)4月27日
ハイゼットライトバン(L35V型)及びハイゼットパネルバン(L35V2型)が運輸省より形式認定を受けた[28]
1961年(昭和36年)5月
ハイゼットライトバン(L35V型)を発売した[31][32]
1961年(昭和36年)6月
ハイゼットパネルバン(L35V2型)を発売した[32][33]
1962年(昭和37年)10月21日
一部改良を行い、原動機の潤滑に分離供給方式(オイルマチック方式)を採用、ギア・レバーをフロアーからステリング・コラムに移動、自動変速機搭載車を設定した[31][34][35][36]
1962年(昭和37年)10月25日
スーパーハイゼットを第9回全日本自動車ショーに出品した[35]
1962年(昭和37年)12月13日
累計生産台数が10万台に達した[37]
1963年(昭和38年)1月21日
スーパーハイゼットをニューライン(L50型)の名で発売した[38]
1963年(昭和38年)10月29日
初めハイゼットの鉄道輸送用に開発が始まった貨車シム2000形が完成し、第一便の出発式が川西池田駅で行われた[39][40]
1963年(昭和38年)11月
一部改良を行った[38]。フロント周辺の意匠を大幅にフェイスリフト。コンパーノ(前期型)にやや似たフロントフェイスとなる。
1965年(昭和40年)5月20日
一部改良を行った[41]
1966年(昭和41年)6月2日
一部改良を行った[42]
1966年(昭和41年)10月25日
第13回東京モーターショーにフェローを出品した[42]
1966年(昭和41年)11月9日
フェロー(L37型)を発売した[42]
1966年(昭和41年)11月21日
一部改良を行い、水冷方式の原動機に換装したハイゼット(L36型)及びハイゼットライトバン(L36V型)を追加発売した[42]。再びフロント周辺の意匠を変更。ラジエターグリルが更に大型化され、新たにフロントフェンダー前方側面に小丸型のターンシグナルランプが装備された。
1967年(昭和42年)6月
フェロー(L37型)の商用車シリーズの発売を機に、生産終了となった[26]
採用部品等
  • 点火コイルは、株式会社阪神変圧器製作所、日本電装株式会社、株式会社日立製作所及びダイヤモンド電機株式会社の製品を採用した[28][43][44]
  • デストリビュータは、日本電装株式会社、株式会社日立製作所及び国産電機株式会社の製品を採用した[45]
  • 点火プラグは、日本電装株式会社、日本特殊陶業株式会社及び株式会社日立製作所の製品を採用した[28][46]
  • 気化器は、三國商工株式会社及び株式会社日立製作所の製品を採用した[28]
  • エア・クリーナは、東京濾器株式会社及び日本濾過器株式会社の製品を採用した[43]
  • フューエル・ポンプは、三國工業株式会社及び昭和精機株式会社の製品を採用した[43]
  • 始動電動機兼充電発電機は、日本電装株式会社、株式会社日立製作所及び国産電機株式会社の製品を採用した[28][47]
  • かじ取り装置は、日本精工株式会社の製品を採用した[48]
  • 制動装置は、東京機器工業株式会社の製品を採用した[49]
  • 前照灯は、株式会社白光舎の製品を採用した[43]
  • 警音器は、日本電装株式会社及び三菱電機株式会社の製品を採用した[43]
  • 速度計は、日本電装株式会社及び矢崎計器株式会社の製品を採用した[43]
  • 反射器は、株式会社白光舎の製品を採用した[43]
  • 前面ガラスは、藤原工業株式会社の製品を採用した[50]
  • ラジオ受信機は、日本電気株式会社の製品を採用した[51]
  • 専用冷蔵コンテナーを、株式会社吉田商会が販売した[52]
  • 専用暖房装置を、太平工業株式会社が販売した[53]
  • 専用ラジオ受信機を、松下電器産業株式会社が販売した。
液化石油ガス自動車

遅くとも1963年(昭和38年)までに、液化石油ガス(LPG)を燃料とする「LPガスハイゼット」を発売している[54]

ミニカー
  • ダイハツ ハイゼット,株式会社バンダイ,200JPY[55]

2代目(S35/S35V/S36/S36V)

ダイハツ・ハイゼットキャブ(2代目)
前期型 ハイゼットキャブ(S35P)
前期型 ハイゼットバン(S35V)
概要
販売期間 トラック:
1964年4月–1968年4月
バン:
1965年11月-1968年4月
デザイン 柳原良樹[56],高田捷雄[56]
ボディ
乗車定員 2/4名
ボディタイプ トラック
4ドアキャブオーバーバン
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン
変速機 4MT
サスペンション
ダブルウィッシュボーン
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
全長 2,995 mm
全幅 1,295 mm
その他
その他 初代L35,L36と併売
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1963年(昭和38年)からキャブ・オーバー型の開発を始め、1964年(昭和39年)4月に発売した[36]。当時は初代の追加車種とされたが、後年は2代目として数えられている[36][31]

トラック(ハイゼットキャブ)
  • S35型 1964年-1966年
  • S36型 1966年-1968年
バン(ハイゼットキャブバン)
  • S35V型 1965年-1966年
  • S36V型 1966年-1968年
年譜
1963年(昭和38年)9月21日
ハイゼットキャブ(S35型)の初号機が出場した[27]
1964年(昭和39年)4月5日
キャブ・オーバー型トラックを追加し、名称はハイゼットキャブとした[57]
発売当初はトラックのみのラインアップであり、三方開きと一方開きで荷台高さが異なっている。三方開きは平床で、一方開きは低床を採用しリアタイヤ部分が一段高い形状だった。
軽自動車初の4MTを採用した。
1965年(昭和40年)5月20日
一部改良を行った[41]
1965年(昭和40年)9月1日
ハイゼットキャブバン(S35V型)の初号機が出場した[27]
1965年(昭和40年)11月
キャブ・オーバー型バンを追加し、名称はハイゼットキャブバンとした[41]。最初のマイナーチェンジ。若干のフェイスリフトが実施され、フロントベンチレーターが大型化された。
1965年(昭和40年)12月
株式会社ダイハツ前橋製作所がハイゼットキャブの生産を開始した[58]
1966年(昭和41年)6月2日
一部改良を行った[42]
1966年(昭和41年)11月21日
一部改良を行い、水冷方式の原動機に換装した[42]。フロントフェイス下部に既存のニューラインキャブ同様の意匠を持ったラジエターグリルが装着された。
1966年(昭和41年)11月21日
一部改良を発表した[59]
採用部品等
  • 点火コイルは、日本電装株式会社、株式会社阪神変圧器製作所及びダイヤモンド電機株式会社の製品を採用した[43]
  • デストリビュータは、日本電装株式会社、株式会社日立製作所及び国産電機株式会社の製品を採用した[45]
  • 点火プラグは、日本電装株式会社、株式会社日立製作所及び日本特殊陶業株式会社の製品を採用した[46]
  • 気化器は、三國工業株式会社及び株式会社日立製作所の製品を採用した[60]
  • エア・クリーナは、東京濾器株式会社及び日本濾過器株式会社の製品を採用した[43]
  • フューエル・ポンプは、三國工業株式会社及び昭和精機株式会社の製品を採用した[43]
  • 始動電動機兼充電発電機は、日本電装株式会社、株式会社日立製作所及び国産電機株式会社の製品を採用した[47]
  • かじ取り装置は、日本精工株式会社の製品を採用した[48]
  • 制動装置は、東京機器工業株式会社の製品を採用した[49]
  • 前照灯は、株式会社白光舎の製品を採用した[43]
  • 警音器は、日本電装株式会社及び三菱電機株式会社の製品を採用した[43]
  • 速度計は、日本電装株式会社及び矢崎計器株式会社の製品を採用した[43]
  • 反射器は、株式会社白光舎の製品を採用した[43]
  • 前面ガラスは、藤原工業株式会社の製品を採用した[50]
  • 専用暖房装置を、太平工業株式会社が販売した[53]
電気自動車

1965年(昭和40年)春、自動車公害を憂う取締役社長の小石雄治[注 6]を斟酌した取締役本社工場長の高岡勇[注 7]は、研究部開発課員で入社1年目の川勝史郎[注 8]に、電気自動車実用化に向けた調査を命じた[22]。ダイハツ工業株式会社の電気自動車開発は、新たな技術を開発して実用化を目指す他社と異なり、既存の技術を組み合わせて実用化を目指すものであった[64]。川勝史郎より見込みがあるとの報告を得た高岡勇は、ハイゼットキャブを種車に試作することを決め、同年12月に完成し実走に成功した[22][65]

3代目(S37P/S37V)

ダイハツ・ハイゼット360(3代目)
3代目後期型ハイゼットトラック
(S37P)
概要
販売期間 トラック:
1968年4月–1971年9月
バン:
1968年4月-1972年2月
ボディ
乗車定員 2/4名
ボディタイプ トラック
4ドアキャブオーバーバン
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン ZM型 356 cc 直列2気筒
変速機 4MT
サスペンション
ダブルウィッシュボーン
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
全長 2,995 mm
全幅 1,295 mm
その他
その他 電気自動車
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トラック(ハイゼット)
  • S37P型 1968年-1971年
バン(ハイゼットバン)
  • S37V型 1968年-1972年
年譜
1968年(昭和43年)5月
全面改良した[34]。ハイゼット電気自動車発表。
L35型系ハイゼットがフェローピックとフェローバンとなったため、名称もハイゼットキャブからハイゼットとなった。
軽キャブオーバー車初の角型ヘッドライト採用。基本ボディはトラックとバンの2種類。トラックは三方開きと一方開きで荷台高さが異るが、一方開きは2段フロアからタイヤカバー部のみが出っ張った形状に改善された。バンのバックドアは初代、および2代目ムーヴと同様のヒンジ式の横開きを採用した。そのフロントマスクが当時の人気タレント、大橋巨泉に似ていることから「巨泉ハイゼット」の通称を持つ。
1969年9月
マイナーチェンジ。フロントドアのヒンジを後ろから前へ変更、スーサイドドアを解消し、更にBピラー上部にサイドターンシグナルランプを標準装備した。
電気自動車

1970年(昭和45年)にハイゼットバン電気自動車78台を納車した[61]

4代目(S38P/S38V/S40P/S40V)

ダイハツ・ハイゼット(4代目)
4代目ハイゼット(S40V・後期型)
概要
販売期間 360 ccモデル:
1971年9月–1981年8月
550 ccモデル:
1976年4月-1980年4月
ボディ
乗車定員 2/4名
ボディタイプ 5ドア バン
トラック
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン ZM型 356 cc 直列2気筒
AB型 547 cc 直列2気筒
変速機 4MT
サスペンション
ダブルウィッシュボーン
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
全長 360 cc - 2,995 mm
550 ccトラック - 3,045 mm
550 ccバン - 3,090 mm
全幅 1,295 mm
その他
その他 360 cc仕様は1981年まで継続生産。
550 cc仕様は5代目と併売
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歴代ハイゼットの中で後述する9代目トラックに次いで息の長いモデル。特に360ccは軽免許ユーザーに配慮して厳しい排出ガス規制を何とか乗り切り、5代目や初代アトレーと併売された。

トラック(ハイゼット)
  • S38P型(360ccモデル) 1971年-1981年
  • S40P型(550ccモデル) 1976年-1980年
バン(ハイゼットバン)
  • S38V型(360ccモデル) 1972年-1981年
  • S40V型(550ccモデル) 1976年-1980年
年譜
1971年(昭和46年)9月
トラックを全面改良した[34]。S38P型系、1方開きと3方開きの2種類。
1972年(昭和47年)2月
バンを全面改良した[34]。S38V型系。バンのリアドアは軽自動車初のスライドドアとなる。リアスライドドアは両側に設定され、左右どちらからでも荷物の積み降ろしが可能であった。トラックの荷台は全て平床となった。バンのバックドアは先代の横ヒンジドアから上ヒンジドアへと変更され、雨天時も屋根代わりになり、「大切な商品を濡らさない」と運搬業者から好評を博した。さらにパネルバンもラインナップされており、こちらも雨やホコリを嫌う商品を扱う業者に好評だった。4代目もトラックは一方開きと三方開きの2タイプあり、用途に応じた選択が可能であった。
1974年9月
マイナーチェンジ。後に一部のユーザーから「ドラえもんハイゼット」と呼ばれるほど愛嬌のあるフロントマスクも形状変更が行われたほか、360cc2サイクルのまま1975年1月から実施される軽自動車の道路運行法改正に伴う現行の黄色ナンバーに対応した改良を実施。キャッチコピーは「愛着のハイゼット360」。
1976年(昭和51年)4月28日
トラックを一部改良し、自動車排出ガス昭和50年規制に適合する新規格の550cc原動機搭載車(S40P型)を追加した[34][66]。キャッチコピーは「余力のハイゼット550」。
550ccエンジン車はバンパーが大型化され、全長がバンで100mm、トラックで50mm延長されている。
1976年(昭和51年)5月
バンを一部改良し、自動車排出ガス昭和50年規制に適合する新規格の550cc原動機搭載車(S40V型)を追加した[34]
1977年(昭和52年)4月
一部改良した[34]
1979年4月
後述のハイゼット55ワイドのマイナーチェンジを受け、フロントグリルが黒色化され、フロントバッジがすべて「HIJET」に統一されたため、前方からは360ccか550ccかの見分けが付きにくくなる。
1980年4月
550cc(S40系)販売終了。軽限定免許では新規格軽自動車の運転は認められないため、360cc(S38系)は、当時50万人ほどいたといわれる軽限定免許ユーザーへの救済策のため、次世代550ワイドが販売を終了した後の、1981年8月まで継続販売されることとなった。
ミニカー
  • ダイハツ ハイゼットバン(1976)米屋配達仕様,懐かしの商用車コレクション Vol.23,アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社,2021年(令和3年)10月13日発売,税込み1,999JPY,JAN 4910351311112[67]

5代目(S60P/S60V)

ダイハツ・ハイゼット(5代目)
5代目ハイゼット
(海外仕様・S61V)
概要
販売期間 1977年6月–1981年4月
ボディ
乗車定員 2/4名
ボディタイプ 5ドア バンロールーフ
5ドア バンハイルーフ
トラック
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン AB型 547 cc 直列2気筒
変速機 4MT
サスペンション
ダブルウィッシュボーン
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
全長 3,195 mm
全幅 1,395 mm
その他
その他 4代目と併売
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トラック(ハイゼット55ワイド)
  • S60P型
バン(ハイゼット55ワイドスライドバン)
  • S60V型
バン(ハイゼット55ワイドスライドバンカスタムEX)
  • S60V型
年譜
1977年(昭和52年)4月13日
トラックを全面改良した[31][66]。新規格に合わせてボデーを新設計し、呼称はハイゼット55ワイドとなった[31]。キャッチコピーは「軽の新星」[31]
1977年(昭和52年)6月
バンを全面改良した[31]。新規格に合わせてボデーを新設計し、呼称はハイゼット55ワイドスライドバンとなった[31]
1979年(昭和54年)4月
バンに、乗用にも考慮したカスタムEXを追加設定した[34]
マイナーチェンジ実施。フロントスタイル、インパネを含めた内装を大幅変更。
1979年(昭和54年)
ダイハツ工業株式会社として初めての福祉車両となる運転補助装置付きのハイゼットを発売した[68]
1980年
バンにハイルーフ追加。
電気自動車

1980年(昭和55年)3月に、ハイゼット55ワイドバンの電気自動車を、大阪府へ納入した[69]

6代目(S65P/S65V/S66P/S66V)

ダイハツ・ハイゼット(6代目)
6代目ハイゼット(S66P・前期型)
クライマー 4WD(S66P・後期型)
概要
販売期間 1981年4月–1986年5月
ボディ
乗車定員 2/4名
ボディタイプ 5ドア バンロールーフ
5ドア バンハイルーフ
トラック
駆動方式 後輪駆動
パートタイム4WD
パワートレイン
エンジン AB型 547 cc 直列2気筒
変速機 4MT/副変速機付4MT
サスペンション
マクファーソンストラット
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
ホイールベース 1,810 mm
全長 3,195 mm
全幅 1,395 mm
その他
その他 4代目S38と併売
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ダイハツ車体株式会社本社工場並びにダイハツ工業株式会社池田第二地区工場で生産した[70]

トラック(ハイゼット)
  • S65P型(2WD) 1981年-1986年
  • S66P型(4WD) 1983年-1986年
トラック(ハイゼットジャンボ)
  • S65P型(2WD) 1983年-1986年
  • S66P型(4WD) 1983年-1986年
バン(ハイゼットスライドバン)
  • S65V型(2WD) 1981年-1986年
  • S66V型(4WD) 1983年-1986年
バン(ハイゼットアトレー)
  • S65V型(2WD) 1981年-1986年
  • S66V型(4WD) 1983年-1986年
年譜
1981年(昭和56年)4月10日
全面改良し、バンには乗用車感覚のハイゼット・アトレーを追加設定した[71]。バンのボディはハイルーフを前提としたデザインとなり、縦型リアコンビランプを後退灯と一体化した3連タイプに変更。
バンはロールーフとハイルーフが存在し、既存の低床だけでなく平床仕様が新規に登場した。ハイルーフと低床を組み合わせると1,200mmの荷室高があった。
トラックは悪路対応としてローギアードオプション(4WD登場と同時に消滅)があった。トラックの低床仕様としてローデッキが存在しエンジン搭載位置をバンと同じ位置とし通常より荷台を低くしたモデルがある。その風貌からハイゼットアトレーともども一部の愛好家から「まゆげと呼ばれ親しまれている[72]
1981年(昭和56年)4月
2シーターのハイゼットスライドバンを追加設定した[34]
1981年8月
4代目S38(360cc)の販売終了。
1982年(昭和57年)3月8日
自動車排出ガス昭和57年規制に対応するとともに、全輪駆動車並びに農用仕様車を追加設定した[73]。農用仕様車は、12inの大径タイヤなどを採用し、全輪駆動車はハイゼット4WDクライマーと名付け軽自動車初となるノンスリップ・デファレンシャルも装備した[73][74]。型式は「S66」。
1983年(昭和58年)6月1日
ハイゼットジャンボを発売した[75]
1983年(昭和58年)10月28日
一部改良した[76]。オプションにクーラー追加。4WDに手動式フリーホイールハブとフロントディスクブレーキ(メーカーオプション)を設定。
1984年(昭和58年)10月25日
一部改良し、アトレー4WD・LX及びアトレー4WD・LXターボに5MTを新設定すると発表した[77]
電気自動車

ハイゼットの電気自動車を1981年(昭和56年)9月29日に発売した[71]

液化石油ガス自動車

ハイゼットスライドドアLPG車を1983年(昭和58年)5月20日に発表した[78]

7代目(S80P/S80V/S81P/S81V/S82P/S82V/S83P/S83V)

ダイハツ・ハイゼット(7代目)
7代目ハイゼット ピック
(S83P・後期最初期型)
7代目ハイゼット クライマー ダンプ
(S83P・後期最終型)
概要
別名 ピアッジオ・ポーター(初代)
キア・タウナー
販売期間 550 ccモデル:
1986年5月–1990年4月
660 ccモデル:1990年4月-1994年1月
ボディ
乗車定員 2/4名
ボディタイプ 5ドア バン標準ルーフ
5ドア バンハイルーフ
2ドア トラック
駆動方式 後輪駆動
パートタイム4WD
パワートレイン
エンジン
変速機 4MT/副変速機付4MT
5MT/副変速機付5MT
3AT
サスペンション
マクファーソンストラット
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
ホイールベース 1,800 mm
全長 550 cc - 3,195 mm
660 cc - 3,295 mm
全幅 1,395 mm
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トラックはハイゼットピックの商品名で販売した。イタリアではピアッジオ(ピアジオ)との業務提携により、トラックとバンが「ポーター」として、韓国では起亜自動車[注 9]との業務提携により、同じくトラックとバンが起亜「タウナー」としてライセンス生産した。また、この代のみアメリカ合衆国にも農耕用構内専用車(農機扱い)として輸出したが、ダイハツが北米市場から撤退した1992年に終了している。

トラック(ハイゼットピック)
  • S80P型/81P型(550 ccモデル) 1986年-1990年
  • S82P型/83P型(660 ccモデル) 1990年-1994年
トラック(ハイゼットジャンボ)
  • S80P型/81P型(550 ccモデル) 1986年-1990年
  • S82P型/83P型(660 ccモデル) 1990年-1994年
バン(ハイゼットバン)
  • S80V型/81V型(550 ccモデル) 1986年-1990年
  • S82V型/83V型(660 ccモデル) 1990年-1994年
バン(ハイゼットデッキバン)
  • S80W型/81W型(550 ccモデル) 1988年-1990年
  • S82W型/83W型(660 ccモデル) 1990年-1994年
バン(アトレー)
  • S80V型/81V型(550 ccモデル) 1986年-1990年
  • S82V型/83V型(660 ccモデル) 1990年-1994年
バン(アトレーデッキ)
  • S82V型/83W型(660 ccモデル) 1991年-1994年
年譜
1986年(昭和61年)5月19日
全面改良した[79]。型式は2WD車が「S80」、4WD車が「S81」となる。エンジンは2気筒AB型から3気筒EB型に変更。
バンボディは後退灯をリアランプから分離してリアバンパー右側に1灯を移設。
スタイル重視のデザインを採用し、フラッシュサーフェイス化されたボディ、スライドドアに世界初採用された下降窓、天地方向に大きな窓ガラスが特徴である。若年層に人気であったが、スタイル重視による荷室の狭さがウィークポイントとなり、660cc移行後は後発ライバル車との競争で劣勢に立たされる事となった。
バンにはバックドアのガラスを開閉可能なダブルハッチが設定された。ダブルハッチは同世代である2代目ミラにも採用されている。実用性に乏しく660cc化の際に廃止。
10インチタイヤ装着車両の最小回転半径は3.5mで、550cc規格以降の軽自動車で最小となる。12インチタイヤ仕様は3.6m、参考ながら6代目および9代目(トラックの場合)は3.7m、8代目は3.8mである。10インチタイヤは2WD、12インチタイヤは4WDで採用されている。
1987年(昭和62年)4月22日
ハイゼットアトレーターボ4WD-SX、ハイゼットスーパーチャージャーなどを追加発売した[80]
1987年9月
ピックにスーパーチャージャー車追加。スーパーチャージャー仕様はエアコンコンプレッサー部に過給機を装備するため、エアコンを装備することが不可能となっていた。
1988年(昭和63年)10月5日
一部改良した[81]。ヘッドランプを丸形から角形に変更。これに伴いバンのリアナンバーをバックドアからリアバンパーに移設。バンの後ろを切り取り4人乗りトラックとしたデッキバンを追加。
1989年(平成元年)9月4日
6車種を追加発売した[82]
1989年(平成元年)9月16日
一部改良し、6車種を追加発売した[83]
1990年(平成2年)3月29日
軽自動車新規格[注 10]に準拠の総排気量660cc原動機EF型へ換装する一部改良を発表した[85]。 型式は2WD車が「S82」、4WD車が「S83」となる。
ピックに設定されていたスーパーチャージャーは廃止。
4WD車の上級グレードに限りフロントディスクブレーキが標準装備(それ以外のグレードはメーカーオプションとして装備)となる。
1991年8
一部改良。
2WD全機種に12インチタイヤ(但し、デザインは4WD車種と共通)、4WD車全車にフロントディスクブレーキが標準装備となった。
ライトバンハイルーフ、ピック三方開のスーパーデラックス(2WD)に3段AT車種を追加した。
1992年(平成4年)2月20日
一部改良。
2WD全機種のホイールタイヤを変更(4WD全車種と共通デザインからアトレーLX(2WD)と共通デザイン)。
ピッククライマースーパーデラックス(4WD)に5段MT車を追加発売した[86]。これにより、2WD全車がフロントディスクブレーキを標準装備となった。
1992年8月
マイナーチェンジ(実質的には二次改良扱い)。
排出ガス規制のため排気管に触媒が装備され、スペックは同等だがパワーダウンしている。 外観はフロントセンターにシルバーのプラスチックガーニッシュが装備され、内装色がブラウンからグレーへと変更。
1993年(平成5年)2月3日
一部改良。
ライトバン4WD車にAT車を追加発売した[87]
2WD全車種のMT車が5段に変更。
1993年(平成5年)6月15日
ハイゼットアトレーの特別仕様車クルーズGを発売した[88]
液化石油ガス自動車

亜細亜自動車工業株式会社(: 아시아자동차공업주식회사)は、生産する7代目ハイゼット由来のTowner(: 타우너)に、液化石油ガス自動車を加えていた[15]

電気自動車

「ハイゼットバン電気自動車」を1991年(平成3年)7月に受注販売から一般販売に切り替えると発表した[89]

8代目(S100C/S100P/S100V/S110C/S110P/S110V)

ダイハツ・ハイゼット(8代目)
8代目ハイゼットバン2WD(S100V)
8代目ハイゼットピック4WD(S110P)
概要
販売期間 1994年1月–1999年1月
ボディ
乗車定員 2/4名
ボディタイプ 5ドア バン標準ルーフ
5ドア バンハイルーフ
トラック
4ドアトラック
駆動方式 後輪駆動
パートタイム4WD
パワートレイン
エンジン
変速機 5MT
副変速機付5MT
3AT
サスペンション
マクファーソンストラット
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
ホイールベース 1,900 mm
全長 3,295 mm
全幅 1,395 mm
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通商産業省は1994年(平成6年)に、軽自動車製造事業者の製造経費削減と経営基盤の強化に資するとして、部品の共通化を推奨した[90]。ダイハツ工業株式会社と富士重工業株式会社は、ともに群馬県内で軽自動車(貨物自動車)の組み立てを行っていることから、この分野で推奨に応じることとし、1995年(平成7年)6月からサンバー(バン)の室外後写鏡をハイゼットバンへ、同年8月からハイゼットピックの後煽、側煽をサンバー(トラック)への流用を始めた[90]

トラック(ハイゼットピック)
  • S100P型(2WD)
  • S110P型(4WD)
トラック(ハイゼットスーパージャンボ)
  • S100P型(2WD)
  • S110P型(4WD)
パネルバン(ハイゼットパネルバン)
  • S100C型(2WD)
  • S110C型(4WD)
パネルバン(ハイゼットキャンバストップバン)
  • S100CT型(2WD)
  • S110CT型(4WD)
バン(ハイゼットバン)
  • S100V型(2WD)
  • S110V型(4WD)
バン(アトレー)
  • S120V型(2WD)
  • S130V型(4WD)
バン(電気自動車)
  • S140V型(改)(2WD)
年譜
1993年10月
第30回東京モーターショーに参考出品。
1994年(平成6年)1月27日
全面改良した[91]。型式は2WD車が「S100」、4WD車が「S110」となる。先代の反省から、ライバルを研究しつくし、室内容積、発進加速、高速時の静粛性ではトップを奪う。ホイールベースも100 mm延長され、操縦安定性も向上している。
2WD車、4WD車にかかわらずトラックにもATが設定され、MTは全車5速が標準設定となる。AT車は全車が3気筒SOHC12バルブEFIエンジンとなる(MT車は最上級グレードのみに搭載)。
バンの低床仕様が廃止され、全て平床仕様となった。リアシート装着車両はメーカーオプションでELRシートベルトを装備可能となった。また、リアのナンバープレートをバックドア中央に戻した。
なお、8代目ハイゼットシリーズ、および3代目アトレーに標準装着のサイドミラー[注 11]は、運転席側、助手席側ともに5代目、および6代目スバル・サンバーとの共通部品で、富士重工業ロゴ(○の中に「フ」のマーク)がモールドされている。
1995年
8代目ハイゼット
天晴ロゴ
特別仕様車に「天晴(あっぱれ)」を追加。
1994年(平成6年)3月15日
福祉車両ハイゼット・シートリフトを発売した[92]
1994年(平成6年)5月29日
ハイゼットピック・バンとアトレーの特別仕様車を発売した[93]
1995年(平成7年)5月8日
「ハイゼットピック電気自動車」を追加設定した[94]
1996年(平成8年)1月24日
ハイゼットピック・バンとアトレーを一部改良した[95]。AT車を全車、これまでのシングルカム(SOHC)12バルブEFIエンジン(EF-ES型)からディストリビューターレス(DLI)システムを採用した新開発の3気筒ツインカム(DOHC)12バルブシングルキャブレターエンジン(EF-GS型)に変更(MT車は「天晴」のみ変更)。同年4月にはこのパワー&ドライブトレインなどを一部流用し、ミゼットIIが登場している。これに伴い、最上級グレードのみ標準装備されていたトリップメーターが廃止され、特別仕様車扱いだった「アッパレ」が正式にカタロググレードに昇格した。
1997年(平成9年)1月6日
ハイゼットピック・バンとアトレーを一部改良した[96]
1997年(平成9年)1月14日
ハイゼットピック・バンとアトレーを一部改良した[96]
1997年(平成9年)10月3日
「ハイゼットバン電気自動車」を一部改良し、一充電走行距離が約5割増した[97][98]モーターを高出力・高効率化したことでガソリン車並みの動力性能を実現。さらに補水作業不要のシール型(密閉型)鉛蓄電池の採用や、荷室フロアのフルフラット化、充電用ソケットなどの改良を行い、利便性を向上させた。マイナーチェンジに伴い、ガソリン車と同じラインでの生産となる。
1997年10月
8代目ハイゼット
トラック is
(S100P)
ハイゼットトラック
スーパージャンボ4WD(S110P)
トラックの派生モデルとして、主にオーナードライバーを対象とし、外観の装飾で意匠を差別化した「is」(イズ)を追加。エンジンはMT車、AT車にかかわらず3気筒DOHC12バルブシングルキャブレターエンジン(EF-GS型)が搭載されており、車体色には淡いふじ色も用意されていた。「is」とは「Idol & Stylish」の意とアナウンスされている。また、ジャンボは、先代までの荷台を短縮してキャブ全体を拡張したものでは無く、荷台と側アオリを標準車と同じ長さとし、標準キャブの上半に大きめの箱を追加したスタイルの「スーパージャンボ」を特装車として追加。屋根はバンのハイルーフと同じ形状、延長部分は窓のないデザインとなる。
電気自動車

「ハイゼットピック電気自動車」を1995年(平成7年)5月8日に発売すると同年4月19日に発表した[94]。1997年(平成9年)10月3日には「ハイゼットバン電気自動車」を一部改良し、一充電走行距離が約5割増した[97][98]

圧縮天然ガス自動車

西部瓦斯株式会社[注 12]の求めに応じ、1993年(平成5年)から株式会社ユニテックと共に圧縮天然ガス自動車開発に参加した[101][102]。1994年(平成6年)3月に「ハイゼットバンCNG車」を西部瓦斯株式会社へ5台納車したのを嚆矢に、ほかの一般ガス事業者や地方公共団体にも納めた[102]。改造は、始めは株式会社ユニテックが、のちに株式会社ダイハツテクナーが担った[102]

リコール等

  • 1996年(平成8年)6月11日に、8代目ハイゼットトラック、同ハイゼットパネルバン、同ハイゼットキャンバストップバン、同ハイゼットバン、同ハイゼットデッキバン及び3代目アトレーの原動機に不具合があったとして運輸大臣に対してリコールを届け出た[103][104]。対象は、1994年(平成6年)1月5日から1995年(平成7年)11月30日までに生産した64,831台である[104]。原動機上部にある後席ヒータ用ゴムプラグ(止水栓)の材質が不適切なため、当該プラグに亀裂が生じて冷却水の漏れるものがあり、そのままの状態で使用を続けると、オーバーヒートに至るおそれがある[104]。リヤヒータ付き車両を除く全車両の当該プラグを、対策品と交換する[104]
  • 1999年(平成11年)1月29日に、8代目ハイゼットバン、同ハイゼットデッキバン及び3代目アトレーの動力伝達装置に不具合があったとして運輸大臣に対してリコールを届け出た[105][106]。対象は、1994年(平成6年)1月5日から1997年(平成9年)2月20日までに生産した53,008台である[106]。変速機とシフトレバーを連結するシフトケーブルの取付けが不適切なため、シフト操作が重くなるものがあり、そのままの状態で使用を続けると、シフトケーブル内部の芯線が折損し、最悪の場合、シフト操作ができなくなるおそれがある[106]。全車両、当該シフトケーブルを対策品と交換する[106]
  • 運輸省は、8代目ハイゼットトラック、同ハイゼットパネルバン、同ハイゼットキャンバストップバン、同ハイゼットバン、同ハイゼットデッキバン及び3代目アトレーに関し、欠陥を知りながらリコールを届け出なかったとして、1999年(平成11年)3月26日にダイハツ工業株式会社に対し改善措置勧告を行った[107]。ダイハツ工業株式会社は、これを受けて1999年(平成11年)4月9日にリコールを届け出た[107][108]。対象は、1994年(平成6年)1月7日から1998年(平成10年)2月22日までに生産された496,126台である[108]。方向指示器の灯火スイッチ部において、前照灯スイッチの構造が不適切なため、そのままの状態で使用を続けると、当該前照灯スイッチの電極盤の摩耗により接触抵抗が増加し、当該スイッチ部が溶損して発煙し、最悪の場合、火災に至るおそれがある[108]。全車両、車台番号を確認し、当該方向指示器を対策品に交換、又は、リレーを追加する[108]

9代目(S200P/S210P/S200V/S210V/S201P/S211P)

軽自動車新規格に対応した[31]。生産は、始めはダイハツ車体株式会社本社工場で、2004年(平成16年)のトラックの一部改良、バンの全面改良を機にダイハツ車体株式会社大分(中津)工場で行った[109][110]。8代目から始まった富士重工業株式会社のサンバーとの部品共通化はさらに拡大し、9代目では後煽、側煽のヒンジ、ホイールも共用した[90]。1999年(平成11年)には、アトレーも含むハイゼットシリーズが、日本国内で最も売られた軽キャブオーバータイプ車となった[111]

トラック(ハイゼットトラック)
  • S200P型/S201P型(2WD)
  • S210P型/S211P型(4WD)
トラック(ハイゼットパネルバン)
  • S200C型/S201C型(2WD)
  • S210C型/S211C型(4WD)
トラック(ハイゼットジャンボ)
  • S200P型/S201P型(2WD)
  • S210P型/S211P型(4WD)
バン(ハイゼットカーゴ)
  • S200V型(2WD)
  • S210V型(4WD)
9代目ハイゼットデッキバン
バン(ハイゼットデッキバン)
  • S200W型(2WD)
  • S210W型(4WD)
バン(アトレー)
  • S220V型(2WD)
  • S230V型(4WD)
バン(ハイゼットグランカーゴ)
  • S221V型(2WD)
  • S231V型(4WD)
ワゴン(アトレーワゴン)
  • S220G型(2WD)
  • S230G型(4WD)
ワゴン(アトレースローバー)
  • S220G型改(2WD)
  • S230G型改(4WD)
ワゴン(アトレー7)
  • S221G型(2WD)
  • S231G型(4WD)

トラック・パネルバン(S200P/S201P/S210P/S211P・S200C/S201C/S210C/S211C)

ダイハツ・ハイゼットトラック(9代目)
9代目ハイゼットトラック
エクストラ4WD
(S211P・2007年12月〜2011年11月)
9代目ハイゼットトラック
エアコン・パワステスペシャル4WD
(S211P・2012年12月〜2014年9月)
概要
販売期間 1999年2007年(S200/210P系)
2007年 - 2014年(S201/211P系)
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ トラック
駆動方式 後輪駆動
パートタイム4WD
パワートレイン
エンジン
変速機 5MT/副変速機付5MT
3AT
サスペンション
マクファーソンストラット
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
ホイールベース 1,900 mm
全長 3,395 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,855 mm
その他
その他 フルキャブ
姉妹車 トヨタ・ピクシストラック(初代)
スバル・サンバートラック(7代目)
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2010年(平成22年)には、軽自動車(トラック)の日本国内車名別年間販売台数で、キャリィから40年ぶりに首位を奪還した[112][113]。1999年(平成11年)にセミキャブオーバーへ全面改良した10代目キャリィの不評が遠因といわれている[113]

年譜
1999年1月6日
フルモデルチェンジ。型式は2WD車が「S200」、4WD車が「S210」となる。衝突安全ボディを採用し、前面衝突安全基準をクリア。
フルキャブタイプを継承しつつ、先述のカーゴ(バン)と異なりプラットフォームは8代目トラックの設計の多くを踏襲し、新規格に対応させるための設計変更[注 13]で極力コストを抑えて開発された。基本的に8代目トラックをベースとしているものの、外見上のキャビン周りの造形は極力現代風のしつらえに刷新されており、ノーズ付キャビンと大型異型ヘッドランプにより個性的なフロントマスクが採用され、内装に関しては当然インパネも新造形となった。「エクストラ」にはカラードバンパーとラジエターグリル風フロントメッキガーニッシュを、「デラックス」にもラジエターグリル風フロントメッキガーニッシュを装備した。安全対策を行いながらも荷台長を1,940mmに、床面フロア長も2,020mmに拡大(ローダンプ、パネルバンを除く)。また、万一の際のドライバーへの損害を低減するブレイクアウェイ・ステアリングコラム、衝撃吸収ウレタンステアリングを全車に採用した。ボディ全体の表面積の約85%に亜鉛メッキが処理された防錆鋼板を使用するとともに(ただしパネルバンはキャビン周りのみ処理)、カチオン電着塗装を施し、高い防錆性能を実現。さらに、一方開「スペシャル」、ローダンプ、パネルバンを除く全グレードには荷箱を全面メッキ化し、厳しい条件下でも耐久性を高めた「ストロング防錆仕様」をオプション設定。この仕様では軽トラック初となる錆による穴あき5年、表面錆3年の長期保証を実現した。グレード体系は「スペシャル」・「デラックス」・「エクストラ」・パネルバン(4WD車は5MTのみ)の4グレードの他、4WD専用の「スペシャル農用パック」、「クライマー」、ローダンプの3グレードも用意される。ちなみに「スペシャル」の2WD・5MT車に限り、当初三方開タイプの他に、一方開タイプも用意されていた。
なお、9代目ハイゼットトラックに標準装着のサイドミラー(ディーラーオプション除く)は8代目から引き続き運転席側、助手席側ともに5代目、および6代目スバル・サンバーと共用の部品が使用されているため富士重工業の刻印(○の中に「フ」のCI)が入っている。
1999年(平成11年)9月16日
「ハイゼットトラックLPG車」を追加設定した[114][115]。新開発のEFGI(電子制御式フィードバック・ガス・インジェクション)を採用している[115]
2000年(平成12年)2月4日
一部改良し、「スペシャル」に「ツインカムDVVT3気筒12バルブEFIエンジン」を搭載するなどした「ツインカムスペシャル」と、軽トラックとしては最長の錆保証期間(穴あき保証 5年・表面錆保証 3年)を実現する「ストロング防錆パック」を追加設定した[34][111]。カラードバンパーと乗降グリップ(助手席のみ)、および5MT仕様車にクラッチスタートシステムを全グレードに追加採用。「スペシャル」の一方開タイプ(2WD・5MT車専用)および「デラックス」を廃止。「エクストラ」にはパワーステアリングとAM/FM付ステレオも追加された。
2001年1月16日
一部改良。AT車全車およびMT車のEF-VE型ツインカムDVVT3気筒12バルブEFIエンジン搭載車に樹脂製エンジンアンダーカバーが標準装備化され、4WD車全車にメーカーオプションで13インチラジアルタイヤ(145R13 LT 6PR)/ホイールが選択可能となった。またガードフレームを角パイプ化し、ロープフックの形状を改良すると同時にリアゲート部にも追加したことで荷役性を向上させた。また、ホイールハウス上部の形状を改良し乗降性も向上させた。「エクストラ」にはカラードドアミラー&ドアアウターハンドル、大型荷台作業灯、格納式テールゲートチェーン、リア4枚リーフスプリング(4WD)、スーパーデフロック(4WD)を追加装備した。
両タイプともMT車にクラッチスタートシステムを追加し、AT車はトルクコンバーターの効率を改善し燃費を向上。軽貨物車車外騒音規制に対応した。
2001年(平成13年)9月
自動車排出ガス平成14年規制に適合するため一部改良し、識別記号がGMになった[116]。これにより、自動車取得税は2002年(平成14年)9月30日まで1.0%が、2003年(平成15年)2月28日まで0.1%が軽減されることとなった< ref name=auto.ascii24.com2001-09-18 />。
2002年1月15日
一部改良。エンジンの出力をアップし、走行性能を向上するとともに環境性能も向上し、EF-SE型エンジン搭載車は「良-低排出ガス車(★)」、EF-VE型エンジン搭載車は「優-低排出ガス車(★★)」認定を取得した。カーゴの一部に4AT車が設定されたことにより4WD車の燃費も向上された。「エクストラ」にエアコンを追加し、シート表皮を変更。「スペシャル」と「ツインカムスペシャル」にはエアコン&パワーステアリング装着車を設定した。
2003年6月2日
一部改良。液晶式オドメーター&トリップメーター付電子式メーターを装備。「スペシャル」をベースに、エアコン、パワーステアリング、間欠ワイパー、助手席サンバイザーなどを装備した「エアコン・パワステスペシャル」を追加した。
2004年(平成16年)11月3日
第38回東京モーターショーに、大幅改良が施された「New HIJET TRUCK」及び「New HIJET Jumbo」、全面改良が施された「New HIJET CARGO」、「New HIJET Deck Van」、「New HIJET Sloper」、「New HIJET CARGO CNG」及び「New HIJET CARGO Hybrid」を市販予定車として展示した[117]
2004年12月20日
大規模なマイナーチェンジ(一次改良)[注 14]。中期型となる。主にキャビン部分のデザインを中心に大幅にリファイン[注 15]するとともに、ガードフレーム(鳥居)は薄型化し荷台への張り出しをなくしたことにより、箱物を重ねて積む際の効率を上げるとともに、ガードフレーム荷台長を1,945mmに拡大した。このため、これ以降の9代目モデルを俗に9.5代目と呼ぶことも決して少なくない。ボディカラーを一新し、これまでのホワイトとブルーイッシュシルバーメタリックに代わり、オフホワイトとファインシルバーメタリック[注 16]に変更。ブルーは廃止となった。また、ユーザー調査に基づき、大型グローブボックスや大型インパネセンターポケット等豊富な収納スペースを確保、タイヤの切れ角アップにより、最小回転半径3.7mを実現(従来型の最小回転半径は3.8m)。このほか、パワーステアリング装着グレードに関してはこれまでの油圧ポンプによるエンジン回転数感応式から電動モーターによる車速感応式に変更された。ボディの塗装に関しては、後述するデッキバンを含む10代目カーゴ同様、ウレタン塗料を油性系から水性系に変更し下塗り塗料の材質を改善することで防錆力を20%向上。さらに亜鉛メッキ処理された防錆鋼板の使用比率をボディ全体の表面積の約90%まで(従来型は約85%)に引き上げた。また、従来モデルよりさらに錆に強くなったオールステンレスマフラーを全車に標準装備し、メーカーオプションの「ストロング防錆パック」は荷台・ゲートのヒンジや接合部のメッキ膜圧をアップし、防錆力が強化されたほか、キャビン周りの防錆処理も若干強化されている[注 17]。なお、マイナーチェンジに伴い、生産拠点をダイハツ車体(現・ダイハツ九州)の大分中津市に建設された新工場に移した[110]
2006年12月
トラックを一部改良(仕様変更扱い)。2007年1月から施行される側面、および下面の視認性に関する法規に対応するため、全車に助手席側アンダーミラー付サイドミラーを標準装備化。ただし運転席側のサイドミラーはこれまで通り5代目、および6代目スバル・サンバーと共用の部品が使用される。これに伴い、ジャンボに運転席側SRSエアバッグを標準装備化し、更にジャンボを除くトラック全車にデュアルSRSエアバッグをメーカーオプション設定(ジャンボのみ助手席側SRSエアバッグをメーカーオプション設定)し安全性を向上。ヘッドランプレベライザーが標準装備となる。
2007年12月10日
9代目ハイゼットトラックの前期型(左)と後期型
トラックをマイナーチェンジ(二次改良)。型式が2WD車でS201P型、4WD車でS211P型にそれぞれ変更。後期型となる。全車エンジンがこれまでのEF-SE/EF-VE型エンジンから新開発のKF-VE型ツインカムDVVT3気筒12バルブエンジンに変更したことでドライバビリティと燃費性能が向上。特に2WD・AT車は「平成22年度燃費基準+10%」を達成した。ただしエクステリアデザインに関しては大規模マイナーチェンジ実施後の「S200P/210P」からそのまま継続された。この他、全車に間欠ワイパーを標準装備化されボディカラーが一部変更となり[118]、5MT車のシフトノブの形状、およびインテリアカラー[注 18]もそれぞれ変更された。「スペシャル」および「農用スペシャル」、「エアコン・パワステスペシャル」はいずれもボディカラーはオフホワイトのみに整理され[注 19]、「エクストラ」にはキーレスエントリーシステムと以前はカセットステレオだったが1DINのAM/FM付CDステレオ(CD-R/RWに対応)&10cmフロントスピーカーを追加、「エアコン・パワステスペシャル」は日本語表記のAM/FMラジオを装備した。これに伴いツインカムエンジン搭載の5MT車専用の特装仕様「ツインカムスペシャル」および「エアコン・パワステ ツインカムスペシャル」はそれぞれ廃止され、同時に「エクストラ」のツートーンボディカラーのメーカーオプション設定も廃止された。以前はエアコン非装備グレードも多数あったが、「エクストラ」・「デラックス」は標準装備。「スペシャル」はオプション(注文時でエアコンを取り付ける)という体系である。
2010年8月17日
一部改良。同年9月に施行されるJC08コールドモード排出ガス基準をクリア。装備面ではシガーライターとバッテリーカバーを全車標準装備化。これに伴い「農用スペシャル」はエアコン、パワーステアリング、日本語表記のAM/FMラジオが標準装備化された。
2010年12月
ハイゼットトラックが日本国内でのトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数で39年間首位を守り続けたスズキ・キャリイを上回り、初の首位となった。
2011年12月1日
一部改良。2012年7月から改正されるシート、およびシートベルトに関する保安基準の改正に適合。ヘッドレストの大型化、およびシートベルトプリテンショナーなど安全面に対する法規の強化に伴う対応を実施。ジャンボなど、一部を除くトラックベースの特装車に運転席エアバッグが標準装備となる一方で、バッテリーカバーの「HIJET」ロゴのレリーフの廃止、および4WD車の後部正面アオリの「4WD」ロゴのデカールの貼付の廃止、一部の特装車が廃止となった。ボディカラーについては、「オフホワイト」(W20)を廃止し、前期型S200P系以来となる「ホワイト」(W09)を7年ぶりに復活させた。同時に、トヨタ自動車ピクシストラックとしてOEM供給を開始した[注 20]
2012年4月2日
富士重工業(現・SUBARU)へ7代目サンバートラックとしてOEM供給を開始。
2012年12月17日
一部改良(仕様変更扱い)。2013年1月から施行される灯火器及び反射器等に関する法規に対応するため後方反射板を追加装備(ただし特装車の一部を除く)し、夜間の積み降し作業時や乗降時の安全性を向上。防錆鋼板の採用範囲拡大(約90% → 約95%)、ボデーシーラーの塗布範囲拡大を実施し耐蝕性の向上が図られるとともに、触媒の変更により全車がJC08モード燃費に対応となった。最廉価グレードの「スペシャル」の基本装備に関しては日本語表記のAMラジオから同・日本語表記のAM/FMラジオに変更となった。
2013年12月20日
特別仕様車「VS」シリーズを発売[119]。「エアコン・パワステスペシャル」、「農用スペシャル」、「エクストラ」及び特装車シリーズの「ハイルーフ」をベースに、ラジエターグリル風大型フロントメッキグリル[注 21]、カラードバンパー、あゆみ板掛けテールゲート、格納式テールゲートチェーン、大型荷台作業灯の5点[注 22]を特別装備したほか、3層塗装の採用、荷台下フレームの外面と下面にアンダーコートの塗布と防錆ワックスの追加、ガードフレームと荷台ヒンジに防錆処理を行い、荷台ヒンジには防錆材を施すことで防錆性能を強化し、サビ保証も小型普通車並みのボディ外板表面サビ3年・ボディ外板穴あきサビ5年に延長した。「ハイルーフ"VS"」除く全グレードにはメーカーオプションで「アップグレード防錆パック」の設定も可能となる。装備の追加や基本性能の強化を行いながらも車両本体価格はベース車と同一価格に設定(据え置き)された。ボディカラーはカタログカラーの「ブライトシルバーメタリック」に加え、本仕様車専用色の「ブラックマイカメタリック」と「ブルーマイカメタリック」、そして「ホワイト」の3層塗装仕様(W19)を加え、軽トラックのボディカラーでは最多となる4色が用意される。
2014年7月
次世代型販売のため、注文受付終了、および生産終了。
2014年9月1日
ダンプ、保冷車、パネルバン等の特装車を除くトラック販売終了。
2014年10月13日
ダンプ、保冷車、パネルバン等の各種特装車シリーズ販売終了。9代目シリーズは全て販売終了となった。
2023年(令和5年)12月20日
ダイハツ工業株式会社による型式指定申請における不正行為について同社の第三者委員会は、9代目ハイゼットトラックの一部が該当すると発表した[7][120]
2024年(令和6年)3月29日
型式指定申請における不正行為が確認された9代目ハイゼットトラックの一部が、国土交通省により基準適合性が確認されたと発表した[121]
液化石油ガス自動車

「ハイゼットトラックLPG車」を1999年(平成11年)9月16日に発売した[114][115]

圧縮天然ガス自動車

「ハイゼットトラックCNG車」

採用部品等
  • スロットルボデー、インジェクター、エンジンバルブ、キャニスタ及び電動フューエルポンプは、愛三工業株式会社の製品を採用した[122]

リコール等

  • 1999年(平成11年)6月1日に、9代目ハイゼットトラックの制動装置に不具合があったとして運輸省自動車交通局長に対して改善対策を届け出た[123][124]。対象は、1998年(平成10年)12月14日から1999年(平成11年)4月16日までに生産した156台である[125]。制動力制御装置付き制動装置において、作動ポイントを制御するプログラムの中に不適切な箇所があったため、低速走行を行っている時に軽くブレーキペダルを踏んだ状態で段差を乗り越えた際、制動力制御装置が作動することがあり、運転者の予測より制動距離が延びることがある[124]。全車両、当該制御用コンピュータを良品と交換する[124]
  • 2000年(平成12年)3月7日に、9代目ハイゼットトラック及び同ハイゼットパネルバンのかじ取り装置に不具合があったとして運輸大臣に対してリコールを届け出た[126][127]。対象は、1998年(平成10年)12月9日から2000年(平成12年)1月6日までに生産した15,774台である[126]。かじ取り装置のリンク機構において、センターアームとラックエンドの締結ボルトの締め付けトルクが不足しているものがあるため、そのままの状態で使用を続けると当該ボルトの緩みから異音が発生し、最悪の場合、ボルトが脱落して操縦性が損なわれるおそれがある[126]。全車両、当該ボルトを摩擦安定剤付きボルトに交換するとともに、ワッシャを追加し、正規トルクで締め付ける[127]

バン(S200V/S210V)

10代目(S320V/S321V/S330V/S331V/S500P/S510P)

バン(ハイゼットカーゴ)
  • S320V型/S321V型(2WD)
  • S330V型/S331V型(4WD)
バン(ハイゼットデッキバン)
  • S320W型/S321W型(2WD)
  • S330W型/S331W型(4WD)
10代目ハイゼットスローパー
バン(ハイゼットスローパー)
  • S320V型改/S321V型改(2WD)
  • S330V型改/S331V型改(4WD)
ワゴン(アトレーワゴン)
  • S320G型/S321G型(2WD)
  • S330G型/S331G型(4WD)
ワゴン(アトレースローパー)
  • S320G型改/S321G型改(2WD)
  • S330G型改/S331G型改(4WD)
トラック(ハイゼットトラック)
  • S500P型(2WD)
  • S510P型(4WD)
トラック(ハイゼットジャンボ)
  • S500P型(2WD)
  • S510P型(4WD)

トラック(S500P/S510P)

ダイハツ・ハイゼットトラック(10代目)
スタンダード"SA IIIt"2WD
(S500P・2018年5月改良型)
エクストラ 4WD CVT
(S510P・2021年12月改良型)
概要
販売期間 2014年9月 – (S500/510P)
ボディ
乗車定員 2名
ボディタイプ トラック
駆動方式 後輪駆動
四輪駆動
パワートレイン
エンジン
  • 直列3気筒 DOHC DVVT
  • *KF-VE型 658 cc
変速機 5MT/4AT/CVT
サスペンション
マクファーソンストラット
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
ホイールベース トラック:1,900 mm
全長 3,395 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,890 mm
車両重量 740 - 880 kg
(いずれも特装車を除く)
その他
姉妹車 トヨタ・ピクシストラック(2代目)
スバル・サンバートラック(8代目)
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全面改良は、バンに遅れること9年9か月、9代目の全面改良から15年8か月ぶりであり、バンとは異なる型式を与えている[128]。その発表会は、内閣総理大臣夫人の安倍昭恵、国務大臣の林芳正が列席する異例な規模で行われた[129][130][131]

年譜
2014年9月2日
継続販売していた9代目から15年8か月ぶりにフルモデルチェンジ[注 23][132]。型式は2WD車が「S500P」、4WD車が「S510P」となる[133]
プラットフォームを刷新[注 24]しドア開度を拡大したことで乗降性を高めた。またフロントガラスを前出ししてステアリング角度を見直し、運転席スライド量をアップしたことで室内空間を広く取った。フロントパネルはプロボックス/サクシード(2014年9月改良型)や5代目ハイエース/2代目レジアスエースなどで使用されている台形となっており、より迫力のあるデザインとなった。ボディ骨格の見直しやパネル剛性アップにより音を伝わりにくくし、マフラー容量を拡大したことでノイズの発生も抑えた。ロアアームを含むフロントサスペンションの形状を変更することでノーズダイブ現象を低減して操舵安定性を高め、ショートホイールベースは先代から踏襲することで、最小回転半径を3.6mに縮小した[注 25]。外観はフロントフェイスを分厚くし、グリル形状を立体的にすることで押出し感を、ヘッドランプに眼力を、ホイールアーチに躍動感を持たせた。ボディカラーは9代目の特別仕様車「VS」での4色展開から拡大し、これまで軽トラックでは設定されていなかった「トニコオレンジメタリック[注 26]」、「ライトローズマイカメタリック[注 27]」、「ミストブルーマイカメタリック[注 28]」、「オフビートカーキメタリック」の4色を加えた8色展開となった[注 29]
軽乗用車のミライースで採用されている「e:Sテクノロジー」を導入し、エンジンは高圧縮比化、メカニカルロス低減、電子スロットルなどを採用。MT車は低粘度オイルを採用し、5速をハイギア化。AT車は軽トラック初の電子制御式4速ATを採用。併せて、充電制御と省電力型のフューエルポンプを採用したことで燃費を向上し、「ハイルーフ」と「ジャンボ」を除く4AT車は「平成27年度燃費基準+10%」、5MT車及び「ハイルーフ」と「ジャンボ」の4AT車は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成した[注 30]
安全面ではボディ骨格の見直しに加え、高張力鋼板を採用したことにより衝突時のエネルギーを効率よく分散・吸収する骨格構造となり、運転席SRSエアバッグ、プリテンショナー&フォースリミッター機構付フロント3点式ELRシートベルトを全車に標準装備し、2016年4月から実施された最新法規56km/hオフセット衝突に対応。防錆面ではアッパーボディの表面の100%を防錆化し、フレームの防錆鋼板の範囲拡大、3層塗装(カチオン電着塗装・中塗り・表面塗り)の標準化に加え、軽トラックで初めてフロントパネルを樹脂化し、飛び石などの直撃が原因で塗装が傷つき剥がれることによる錆も防止した。
また、新色4色を含む7色のボディカラーが選べ、インテグレートCD・AM/FM付ステレオ、シルバー塗装のカラードドアミラーとカラードドアアウターハンドルをセットにした「選べるカラーパック(「スタンダード"エアコン・パワステレス"では設定不可)」、軽トラック初採用となるスーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)/IR&UVカットガラス(フロントウィンドウ)、バニティミラー、スーパークリーンエアフィルターの快適装備をまとめた「ビューティパック」、メッキフロントグリル、マルチリフレクターハロゲンフォグランプ、トップシェイドガラスなどをまとめた「スタイリッシュパック」、撥水加工フルファブリックシート表皮、インテグレートCD・AM/FM付ステレオ、スモークガラス(リアウィンドウ)など室内を快適にする装備をまとめた「キャビンパック」、ガードフレーム(T字フック・可倒式ストッパー付)、格納式テールゲートチェーン、大型荷台作業灯をセットした荷台の作業効率を高める「荷台パック」、助手席SRSエアバッグとEBD機能付ABSをセットにした「安全パック」、電波式キーレスエントリー(アンサーバック機能付)、パワーウィンドウ、パワードアロックをまとめた「省力パック(「エクストラ」は標準装備)」、荷台・ガードフレーム・フック・ヒンジに全面フルメッキ加工、ゲート(サイド・テール)に高性能防錆鋼板、下回りにアンダーコートと防錆ワックスを施した防錆能力を高めた「ストロング防錆パック」、「選べるカラーパック」と「ビューティーパック」をセット化した、農林水産省主催の企画「農業女子プロジェクト」とのコラボレーションモデルである「農業女子パック」と用途に応じた豊富なセットオプションも用意された[134](「ビューティパック」と「農業女子パック」は9月末販売開始)。
グレード体系も再編し、発売当初は標準グレードの「スタンダード」と上級グレードの「エクストラ」を基本とする体系となり、「スタンダード」にはより割安な価格設定とした「エアコン・パワステレス」と4WD・5MT専用の農繁仕様「農用スペシャル」が設定される。「ハイルーフ」と「ジャンボ」は遅れて9月中旬より販売を開始した。
なお、荷台右下に装着されている車名デカールも変わり、9代目までは2段で「HIJET」と「DAIHATSU」で並んだデザインから、フロントのエンブレムと同じダイハツのCIと「HIJET」ロゴが横並びされたデザインとなった。ただし、フルモデルチェンジ当初は安全装備のひとつであるスマートアシストは「安全パック」も含めて全グレードで搭載されなかった。
2014年10月14日
特殊車両をフルモデルチェンジ[135]。10代目トラックベースの特殊車両はダンプシリーズ、リフトシリーズ、保冷・冷凍シリーズ、配送シリーズの4シリーズ・全12車種が設定されている。
ダンプシリーズは全車種で先代から荷台を低床化(「多目的ダンプ」・「土砂ダンプ」・「清掃ダンプ」は荷台床面地上高を先代比25mm、「ローダンプ」は5mm低床化)し、「清掃ダンプ」を除く全車種は荷台ステップを車両左側にも追加。「多目的ダンプ」と「ローダンプ」は大型荷台作業灯をオプション設定を追加。また、「土砂ダンプ」を除く全車種はスペアタイヤの汚れを防ぐスペアタイヤカバーを追加した。またAT車の設定が拡大された。
リフトシリーズは特にスイングアーム式の「コンパクトテールリフト」で改良を施し、荷物乗降用プラットフォームを約100mm拡張し、リフト上昇・下降完了時の動作音を改善した。
保冷・冷凍シリーズはトプレックと連携した「トプレック低温冷凍車」と東洋ブラザー工業と連携した「東洋ブラザー工業製保冷車」を新たに設定。
配送シリーズは全車種の4WD車にAT車を追加設定した。
2014年12月22日
トラックに新セットオプション「エコパック」を追加設定[136]
リアデファレンシャルギアをハイギア化し、MTに副変速機(エコ・楽モード切替機構)を追加したことで、21.0km/L(JC08モード燃費)[注 31]の低燃費と静かな走行を実現。これにより、AT車と同じ「平成27年度燃費基準+10%[注 32]」を達成した。また、車両を停止し、クラッチペダルを踏み込んだ状態で副変速機のトランスフォーレバーをLoに切り替えることで「エコパック」非装備の状態で走行することもできる。本セットオプションは「スタンダード」・「エクストラ」・「ハイルーフ」・「ジャンボ」の各5MT車(ただし「エクストラ」・「ジャンボ」は2WD車のみ)で設定が可能である。
2015年10月26日
トラックに誕生55周年記念特別仕様車「55th Anniversary ゴールドエディション」並びに「スタンダード"55th Anniversary バリューエディション"」を発売[137]
「55th Anniversary ゴールドエディション」は「スタンダード」・「エクストラ」・「ハイルーフ」・「ジャンボ」をベースに、外観はフロントグリルをゴールドメッキに、アウタードアミラーをブラック(ボディカラーで「ホワイト」又は「シルバー」選択時はボディ同色)に、アウタードアハンドルをボディ同色にそれぞれ変更し、12インチフルホイールキャップ、トップシェイドガラス、専用Anniversaryエンブレム(フロントドア、テールゲート)を特別装備。さらに、「スタンダード」と「ハイルーフ」にはマルチリフレクターハロゲンフォグランプ(専用ゴールドベゼル付)、大型荷台作業灯、専用ゴールドフェイスプレート付インテグレートCD・AM/FM付ステレオ&10cmスピーカー+AUX端子、メッキステアリングオーナメントも特別装備した[注 33]。ボディカラーは通常の「選べるカラーパック」設定時に選択できる「ブルーマイカメタリック」と「オフビートカーキメタリック」が選択不可となる代わりに、専用ボディカラーとして、「アーバンナイトブルークリスタルメタリック(オプションカラー)[注 34]」と「マスカットグリーンメタリック[注 35]」を加えた8色展開となる。
「スタンダード"55th Anniversary バリューエディション"」は「スタンダード"エアコン・パワステレス"」の2WD・5MT車から更に装備内容を絞り込み、大型インパネロアポケットからカード・ペンホルダー&パーティションを省き、ショッピングフックをインパネのみに(通常はバックパネルにも装備)、AM/FMラジオをオーディオレスに変更してインパネセンターポケットを2個に増量することで、車両本体価格を55.5万円(税抜価格・消費税込で59.94万円)に設定した最廉価モデルである。
2015年11月30日
先行発売されたトラックに続き、カーゴにも誕生55周年記念特別仕様車「55th Anniversary ゴールドエディション」を設定し発売開始[138]
「デラックス」・「クルーズ」・「クルーズターボ」をベースに、外観には専用Anniversaryエンブレムをフロンドドアとバックドアに装着。内装にはシルバーメーター&センタークラスター、ブラックのフルファブリック表皮(撥水加工)とドアトリムパッドウェルダーを採用したほか、ボディ外板表面3年・ボディ外板穴あき5年の特別防錆保証を付帯。さらに、「デラックス"55th Anniversary ゴールドエディション"」には上級グレードの「クルーズ」系に標準装備されているトップシェイドガラスとEBD機構付ABSを、「クルーズ"55th Anniversary ゴールドエディション"」と「クルーズターボ"55th Anniversary ゴールドエディション"」には専用ゴールドメッキグリル、専用ゴールドフェイスプレート付インテグレートCD・AM/FMラジオ・AUX端子&16cmスピーカー、荷室LEDランプを追加装備した。また、ボディカラーは標準設定のボディカラーに加え、2014年12月発売の「リミテッド」設定色の「トニコオレンジメタリック」を継続設定するとともに、カーゴでは初設定となる「ミストブルーマイカメタリック」、さらに、トラックの「55th Anniversary ゴールドエディション」同様、「アーバンナイトブルークリスタルメタリック(オプションカラー)」と「マスカットグリーンメタリック」の特別設定色4色を設け、8色(「デラックス」は7色)展開とした。
併せて、カーゴ(デッキバンを含む)の一部改良も行い、カーゴ・カーゴ デッキバンともに、純正ナビ・ドライブレコーダー・バックカメラ(バックカメラはカーゴのみ)装着用プリワイヤーハーネスを追加し、カーゴの「クルーズ」・「クルーズターボ」及びカーゴ デッキバンの「G」に標準装備されているフロントスピーカーのサイズを10cmから16cmに拡大。また、カーゴには、IR&UVカットガラス(フロントウィンドウ)、スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)、トップシェイドガラス(「スペシャル」・「スペシャルクリーン」・「デラックス」のみ、「クルーズ」・「クルーズターボ」及び前述の「デラックス"55th Anniversary ゴールドエディション"」には標準装備済)、運転席バニティミラーをひとまとめにした「ビューティーパック」を福祉車両・特装車を除く全車に設定し、リアシート後席自動ロックを追加。カーゴ デッキバンは同年4月に発売された特別仕様車「G"リミテッド"」をカタロググレードと同様の改良(フロントスピーカーの大型化及び純正ナビ・ドライブレコーダー装着用プリワイヤーハーネスの追加)を行うとともに、ボディカラーの一部(専用設定色)の入れ替えを行い、「GL」に改名してカタロググレード化した。
2016年5月10日
トラックの特殊車両シリーズに「カラーアルミ中温冷凍車」を追加し、同時に、「スローパー」とトラックの「パネルバン」・「パネルバン ハイルーフ」を一部改良[139]
新ラインナップの「カラーアルミ中温冷凍車」は庫内灯にLEDを採用したほか、荷物積み下ろし時のすのこのズレを抑えるすのこストッパーを標準装備。また、保冷・冷凍車シリーズでは初めて、冷凍庫の生産から一貫してダイハツ九州で内製生産する体制を取っている。
「スローパー」は電動ウインチBOXやスロープ形状の変更によって車いす乗車スペースや乗車可能な車いす幅を拡大し、従来型よりも大きなサイズの車いすの乗車が可能となった。また、電動ウインチ用のベルトを引き出す際のベルトフリー操作をワンアクション化したほか、ボディカラーの拡大を行い、従来からの「ホワイト」・「ブライトシルバーメタリック」に加え、カーゴの「55th Anniversary ゴールドエディション」専用色である「トニコオレンジメタリック」・「アーバンナイトブルークリスタルメタリック」・「ミストブルーマイカメタリック」・「マスカットグリーンメタリック」の4色を追加した(新色はメーカーオプションの「Cパック」装着時に選択可能)。メーカーオプションの「Cパック」はトップシェイドガラス、メッキグリル、シルバーメーター&センタークラスターを追加した。
トラックの「パネルバン」・「パネルバン ハイルーフ」はバックドアのロック機構をラッチ式に変更し、バックドアガラスにスモークドガラスを標準装備。荷室ランプは天井後端にも追加して2箇所となった。
2016年10月3日
メーカーオプションの仕様を一部改良[140]。「選べるカラーパック」の内容を変更し、新たにアーバンナイトブルークリスタルメタリックとマスカットグリーンメタリックを追加[141]。さらに、インパネのオーディオ/ヒーターコントロールクラスターにシルバー加飾を追加するなど内装の質感も向上させた。
2017年11月13日
一部改良が発表され、同日より販売が開始された[142]
軽商用トラック初となるLEDヘッドランプが採用され、「ジャンボ」は標準装備、「スタンダード"エアコン・パワステレス"」を除くグレードはメーカーオプション設定されたほか、ABSを全車に標準装備。リア牽引フックの取り付け構造やガードフレームのT字フックが追加された。また、4WD車の5MT仕様のみに設定されていた13インチホイール&145R13 LT 6PRラジアルタイヤのメーカーオプションが廃止となったほか、「エコパック」の設定が「スタンダード」の2WD車の5MT仕様のみに整理された。さらにボディカラーが一部変更となり、「選べるカラーパック」設定色は「アーバンナイトブルークリスタルメタリック」と「マスカットグリーンメタリック」を廃止する替わりに、カーゴ同様に「ファインミントメタリック」を追加し、「ブライトシルバーメタリック」を標準設定色に変更。特装車シリーズには「カラーアルミ保冷車」が追加設定された。
2018年5月14日
一部改良を発表[143]
フルモデルチェンジ当初は搭載されなかった「スマートアシスト」が「スマートアシストIIIt(以下、スマアシIIIt)」として新たに採用された(衝突被害軽減ブレーキシステムの軽トラックへの採用は初となる)。本システムはカーゴやキャディーに採用済みの「スマートアシストIII」と同じステレオカメラ方式だが、軽トラックの車両特性に合わせて作動域を変更しており、また、「スマアシ」搭載車で初めてMT車にも設定された[注 36]。「スマアシIIIt」搭載車では、VSC&TRC、エマージェンシーストップシグナル、ヒルホールドシステム(AT車のみ)、IR&UVカットガラス(フロントウィンドウ)、トップシェイドガラス、運転席バニティミラーも装備された。「スタンダード」、「スタンダード"農用スペシャル"」、「ハイルーフ」、「ジャンボ」には「スマアシIIIt」搭載車として「スタンダード"SA IIIt"」、「スタンダード"農用スペシャルSA IIIt"」、「ハイルーフ"SA IIIt"」、「ジャンボ"SA IIIt"」が設定されており、「エクストラ」は「スマアシIIIt」の標準装備により「エクストラ"SA IIIt"」に改名された。
そのほか、フォグランプがLED化され、それに伴ってベゼル意匠も変更されたほか、従来の「スタイリッシュパック」にLEDヘッドランプを統合して「LEDパック」に改名され、フロントグリルとフォグランプベゼルがダークメッキからシルバーメッキに変更された。一部のパックも内容が見直され、「選べるカラーパック」にはIR&UVカットガラス(フロントウィンドウ)が、「農業女子パック」にはトップシェイドガラスがそれぞれ追加された[注 37]
2019年10月10日
一部改良を発表[144]
従来は「ジャンボ」のみの標準装備だったLEDヘッドランプを「スタンダード"SA IIIt"」、「スタンダード"農用スペシャル SA IIIt"」、「エクストラ"SA IIIt"」、「ハイルーフ"SA IIIt"」にも拡大して標準装備としたほか、「LEDパック」への改名に伴って一旦廃止していた「スタイリッシュパック」をLEDフォグランプ(メッキベゼル付)とメッキフロントグリルの新構成で復活設定した[注 38]
特装車には「カラーアルミ低温冷凍車」が追加された(2019年11月生産開始)。本車種はダイハツ九州にてインライン生産される。
2020年(令和2年)8月27日
一部改良した[145][146]。オートライト(前照灯夜間常時点灯)を標準装備とする平成30年2月改正保安基準に対応し、平成30年排出ガス規制にも適合、WLTCモード燃費を公表した[145]。ただし、これにより燃費基準未達成となった為、リアウィンドウ右下に装着されていた「燃費基準達成車」ステッカーが装着されなくなった。
「スマアシIIIt」搭載グレード(スタンダード"SA IIIt"、スタンダード"農用スペシャル SA IIIt"、エクストラ"SA IIIt"、ハイルーフ"SA IIIt"、ジャンボ"SA IIIt")にバックソナーを追加し、さらにAT車は誤発進抑制制御機能が後方にも対応。特装車はVSCが標準装備され、「スマアシIIIt」搭載グレードが設定された[注 39]ほか、「スタンダード」のMT車の2WD仕様にメーカーオプションで設定の「エコパック」が需要不振のため廃止された。
2020年(令和2年)11月
ハイゼットシリーズが発売開始から60周年を迎えた[147]
2021年5月
長期的なコロナ禍からもたらされた世界的な半導体需要の急拡大等による部品供給ひっ迫の影響により、トラック(ジャンボ除く)、およびカーゴ、デッキバンの一部グレードに標準装備のAM/FMラジオおよびインパネセンターポケットを設定中止とし、オーディオレス(トラックは10cmフロントスピーカー付、カーゴ/デッキバンは16cmフロントスピーカー付)仕様に変更した。
2021年(令和3年)12月20日
小型貨物自動車の燃費基準達成判定方式が、2022年(令和4年)に企業別平均燃費基準方式(CAFE方式)へ改まるのを機に大幅改良した[148][149]。生産は引き続きダイハツ九州株式会社大分(中津)第一工場で行う[149]
主にエクステリア部分のデザインを中心に大幅にリファイン[注 40]。このため、これ以降の10代目モデルを俗に10.5代目と呼ぶことも決して少なくない。
AT車はこれまでの電子制御式4ATに代わり、一連の軽キャブトラックとしては5代目スバル・サンバートラック(中期型までのKS3/4型系)以来の採用となる同社のコモンアーキテクチャ「DNGA」基準で新規開発されたCVTに変更するととともに、4WD・CVT車は通常走行用の「2WD」、未舗装路用の「4WD LOCK」に加え、路面状況に応じて駆動力を制御する「4WD AUTO」を追加した3モードの電子制御式4WDを採用。さらに、従来は5MT車に設定されていたスーパーデフロックを軽キャブトラックで初めてCVTにも設定された。これに伴い、これまでスーパーデフロック標準装備のため5MT車のみであった「スタンダード"農用スペシャル"」にもCVTが設定された。
なお、エンジンの馬力は従前のAT車[注 41]にのみ53馬力から従前のMT車と同じ馬力に変更されたため、CVT車、MT車問わず全車46馬力に変更された。
フロントサスペンションはDNGA基準による改良が実施され、サスペンションジオトメリの最適化により従来型に対して空載時のみならず、積載時における操縦安定性の向上が図られた。
予防安全機能「スマアシ」はステレオカメラを装備した次世代型となり、衝突警報機能と衝突回避ブレーキ機能は二輪車自転車・夜間の歩行者にも対応したほか、ふらつき警報・路側逸脱警報機能・車線逸脱抑制制御機能標識認識機能(進入禁止/一時停止)が搭載され、ADB(アダプティブドライビングビーム)とサイドビューランプもグレード別設定(標準装備またはメーカーオプション設定)。また、ブレーキ制御付誤発信抑制機能はMT車にも標準装備された。また、従来はジャンボのみ標準装備となっていた助手席SRSエアバッグが全車に拡大して標準装備化され、運転席とのデュアルSRSエアバッグへ強化された。
グレード別設定の荷台作業灯は軽キャブトラックで初のLEDとなり、インパネにアッパートレイを新設。さらに、軽キャブトラック初のキーフリーシステム&プッシュボタンスタートが採用され、ドアミラーも軽キャブトラックで初めて電動格納式が設定された[注 42]
オーディオは「エクストラ」を除く全グレードにAM/FMラジオの設定を復活したほか、メーカーオプションとしてAndroid AutoApple CarPlay・ダイハツコネクトに対応したスマホ連携ディスプレイオーディオがスマアシ非装着車を除く全車に設定された(ディスプレイオーディオを装着することで標識認識機能に最高速度が追加される。画面サイズは6.8インチと9インチの2種類があり、9インチではTV(ワンセグ/フルセグ)チューナーやHDMI端子を備え、テレビの視聴[注 43]や外部機器との接続による動画鑑賞も可能となる)。
フロントフェイスは「Dマーク」を組み込んだ新デザインのフロントフェイスパネル(「エクストラ」はメッキフロントガーニッシュ付)が採用され、リアはバックソナーやコーナーセンサーなどの機能部品をガーニッシュと一体化させた。ボディカラーは「選べるカラーパック」設定時のラインナップが一部変更され、既存色をオフビートカーキメタリック、トニコオレンジメタリック、ブラックマイカメタリックの3色に絞り、新色のアイスグリーン[注 44]を加えた4色とした。なお、今回のマイナーチェンジよりスマアシ非装着車は「選べるカラーパック」が選択不可となった。
なお、今回のマイナーチェンジでトラックにもアイドリングストップシステム「eco IDLE」がMT車・CVT車問わず標準装備されたほか、同時に「スタンダード"エアコン・パワステレス"」がカタログ上のラインアップから落とされた[注 45]。更に「HIJET」の車名ロゴの書体が新しくなり、リアの荷台右側に装着されているデカールには車名ロゴの下に「TRUCK」が新たに記載された。
特装車も同時にマイナーチェンジ仕様を発表・発売。配送・保冷・冷凍シリーズの各スマアシ装着モデルにリヤナンバープレート付近に備えられたカメラによる後方の映像を室内のミラー内に常時投影し、後退時にはバックモニターとしても機能する[注 46]「スマートインナーミラー」を標準装備とした。
2022年12月14日
アイスグリーン、オフビートカーキメタリック、ファイアークォーツレッドメタリック(ext)/ブラック(int)の組み合わせが「オートカラーアウォード2022」でグランプリを受賞した[151][152]
2023年4月20日
原材料価格や輸送物流費などの高騰を受け、7月生産分より車両本体価格の改定が発表された[153]
2023年5月22日
前述した価格改定を延期することを発表。仕入先からの部品供給不足による稼働停止の影響で大幅な減産となり、現行価格で注文された台数分を7月までに全数生産することが難しくなった為である。同年末に予定されている一部改良に合わせて改めて価格改定が行われる予定だが、既に注文されたユーザーについては、生産時期に関わらず改定前の価格が適用される[154]
2023年(令和5年)12月20日
ダイハツ工業株式会社による型式指定申請における不正行為について同社の第三者委員会は、10代目ハイゼットカーゴが該当していると発表した[7][120]。同日、これを受けて国土交通省は同社に出荷の停止を指示した[155]
2023年(令和5年)12月25日
型式指定申請における不正行為により国土交通省から出荷停止指示を受けたハイゼットトラックの生産を停止した[156]
2024年(令和6年)1月30日
国土交通省は、型式指定申請における不正行為により出荷停止を指示していたハイゼットトラックの現行生産車[注 47]について、基準に適合していることを確認できたとして、出荷停止指示を解除したと発表した[159][160]
2024年(令和6年)2月19日
国土交通省からの型式指定申請における不正行為による出荷停止指示が解除されたハイゼットトラックの工場からの出荷を再開した[160][161]
2024年(令和6年)2月26日
国土交通省からの型式指定申請における不正行為による出荷停止指示が解除されたハイゼットトラックの生産を再開した[160][161]
2024年(令和6年)3月29日
型式指定申請における不正行為が確認された10代目ハイゼットトラックの過去生産車[注 47]が、国土交通省により基準適合性が確認されたと発表した[162]
2024年(令和6年)10月
新たな保安基準への適合について、継続生産車の猶予期限である2024年(令和6年)11月1日までに対応することが、型式指定申請における不正行為による影響でできないとして、同年10月下旬に「生産終了」したと発表した[163][164]
2025年2月25日
後退時車両直後確認装置の搭載などで法規対応したほか、価格を改定した[165]
OEMのトヨタ・ピクシストラックを含めた一部仕様変更が実施され[注 48]、生産・出荷を再開[166]
法規対応に伴い、メーターにクリアランスソナーのミュート警告表示が追加され、ソナーミュート用スイッチは押しているときのみONとなるモーメンタリ式に変更。また、センターミラーガーニッシュとアッパーサイドガーニッシュが追加された。
この一部仕様変更に伴い、「スタンダード」と「スタンダード"農用スペシャル"」に設定されていたスマートアシスト非装着車を廃止、同時に「スタンダード」のスマートアシスト非装着車にメーカーオプションとして設定されていたエアコンレス仕様も廃止されたほか、延期されていた価格改定も実施された。
受賞
  • 2014年度グッドデザイン賞を、ハイゼットトラックが受賞した。
  • オートカラーアウォード2022のグランプリを、ハイゼットトラックが受賞した[167]
テレビ広告

2018年(平成30年)5月19日の月例CM好感度調査で8位だった[168]

  • 「こわいおやじに」篇,梅沢富美男増田明美, 2018年(平成30年)5月[168][169]
  • 新ハイゼットトラック 農業篇,熊野晋也,ウルフルズ『タタカエブリバディ』, 2021年(令和3年)12月,株式会社電通,太陽企画株式会社[170]
  • 新ハイゼットトラック 漁業篇,大西孝洋,ウルフルズ『タタカエブリバディ』, 2021年(令和3年)12月,株式会社電通,太陽企画株式会社[171]
  • 「新ハイゼットシリーズ2021 30秒」篇,納葉、真島啓、大西孝洋、熊野晋也、原田もも子、柳谷一成、フィリップ、伊島青,ウルフルズ『タタカエブリバディ』,2021年(令和3年)12月,株式会社電通,太陽企画株式会社[172]
  • 「新ハイゼットシリーズ2021 15秒」篇,納葉、真島啓、大西孝洋、熊野晋也、原田もも子、柳谷一成、フィリップ、伊島青,ウルフルズ『タタカエブリバディ』,2021年(令和3年)12月,株式会社電通,太陽企画株式会社[173]
関連書籍
  • 『ダイハツ ハイゼット トラック S500P、S510P系』株式会社自研センター〈構造調査シリーズ j-727〉、2015年5月。全国書誌番号: 23326402 
ミニカー
  • ダイハツ ハイゼット トラック(DAIHATSU hijet track)1/32 スマアシミニカー,株式会社ダイハツビジネスサポートセンター,税込み10,780JPY[174]
  • ハイゼットトラック,ドライブタウン NO.5,マルカ株式会社,2019年(令和元年)8月31日,税込み880JPY, JAN 4902923148561[175]
  • ハイゼットトラック,フリクションシリーズ199633,マルカ株式会社,税込み1,680JPY, JAN 4902923123261[176]
  • ハイゼットトラック,フリクションシリーズ191572,マルカ株式会社,2022年(令和4年)10月8日,税込み1,980JPY, JAN 4902923153374[177]
  • 1/43 DAIHATSU HIJET TRUCK JUMBO (2014) ブラックマイカメタリック,Hi-Story HS425BK,株式会社インターアライド,2023年(令和5年)6月,税込み10,780JPY, JAN 4523231446448[178]
  • ダイハツハイゼットジャンボ,1/64PLUS,株式会社スタンド・ストーンズ,2023年(令和5年)9月,税込み400JPY, JAN 4589675715243[179]

バン(S320V/S321V/S330V/S331V)

ハイマックス(S501RP)

ダイハツ・ハイマックス
S501RP型
ダイハツ・ハイマックス 1.0
概要
別名 日本:ハイゼットトラック(10代目)
製造国 インドネシアカラワン
販売期間 2016年11月 – 2020年4月
ボディ
乗車定員 2名
ボディタイプ キャブオーバー型トラック
エンジン位置 フロント
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン 1KR-DE型 998 cc 直列3気筒 DOHC
変速機 5速MT
サスペンション
マクファーソンストラット
リジッドアクスル+リーフスプリング
車両寸法
ホイールベース 1,900 mm
全長 3,395 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,770 mm
その他
製造事業者 アストラ・ダイハツ・モーター
インドネシア
系譜
後継 既存のグランマックスPUに統合
テンプレートを表示

同社のハイマックスHi-Max)は、10代目ハイゼットトラックの同型車種となるインドネシア2016年から2020年まで製造・販売されていた現地向けの小型トラックである。型式は「S501RP」。なお、本項では便宜上、同車についても記述する。既存の10代目ハイゼットトラックとの違いは搭載されるエンジンの排気量、およびドアミラー(サイドミラー)の形状の違いのほか、荷台のタイプが一方開き仕様のみ、組み合わされるトランスミッションが5速MTのみ、駆動形式が後輪駆動(FR)のみ、フロントバンパーが無地黒色化[注 49]、運転席と助手席の各ヘッドレストが未装着、タイヤとホイールが145R13 8PR & 13インチスチールホイールになる点など極めて些細である。また、雨季には日常的に道路冠水が起こる土地柄ゆえ、同社のグランマックス(日本名:トヨタ・タウンエース / トヨタ・ライトエース)同様、エンジンのシリンダー部分の吸気口を高くし、水を吸い込みにくいレイアウトとなっている。グレードに関しては基本的に「STD」のみのモノグレード構成だが、ベースとなるエアコン・パワステ無し仕様のほか、エアコン・パワステ付き仕様の設定がある。

ハイマックスは、2019年11月に生産を停止し、発売以来の販売が非常に少なかったため既存のグランマックスPU(トラック)に統合されるかたちで2020年4月を以って販売終了となり、同時にインドネシアのダイハツの公式ウェブサイトから削除された[180][181]

11代目(S700V/S710V)

小型貨物自動車の燃費基準達成判定方式が、2022年(令和4年)に企業別平均燃費基準方式(CAFE方式)へ改まるのを機に、トラックは大幅改良、バンは全面改良することとした[148][182]

バン(ハイゼットカーゴ)
  • S700V型(2WD)
  • S710V型(4WD)
バン(ハイゼットデッキバン)
  • S700W型(2WD)
  • S710W型(4WD)
バン(ハイゼットスローパー)
  • S700V型改(2WD)
  • S710V型改(4WD)
バン(アトレー)
  • S700V型(2WD)
  • S710V型(4WD)
バン(アトレーデッキバン)
  • S700W型(2WD)
  • S710W型(4WD)
バン(アトレースローパー)
  • S700V型改(2WD)
  • S710V型改(4WD)

バン(S700V/710V)

17年ぶりとなるバンの全面改良は、2018年(平成30年)ごろから開発を始め、2021年(令和3年)12月20日に11代目として発売した[150][149]。10代目に引き続き、販売呼称はハイゼットカーゴ、生産はダイハツ九州株式会社大分(中津)第一工場で行う[149]

関連書籍

  • 『ハイゼット60周年のすべて』株式会社三栄〈モーターファン別冊ニューモデル速報〉、2021年7月19日。 ISBN 978-4-7796-4406-1 

余聞

  • 車名は、ミゼットに比べより高性能であることを示す狙いで新たに造った造語である[183][184]
  • 日綿實業株式會社は1961年(昭和36年)に、ダイハツ工業株式会社と折半出資し、北海道内でハイゼットを販売するための販社として株式会社ダイハツ日綿モータースを設立した[185][186]。これが、両社の関係の嚆矢となった。
  • 初代ハイゼットのために開発したZL型エンジンを利用した可搬形発電機「ハイゼットパワー」を、ダイハツ工業株式会社が1965年(昭和40年)末に発売し、それを利用した小型溶接機「ハイゼットウエルダ」をダイハツディーゼル株式会社が1966年(昭和41年)5月に発売した[187]
  • 日本テレビのバラエティ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」にて「だん吉」という愛称でソーラーカーに改造[注 50]された8代目ハイゼットが7年5か月をかけて一筆書きでの日本一周の旅を行い、2010年(平成22年)4月に無事達成した。
  • 株式会社カーメイトは、先端に10代目ハイゼットトラックの模型が付いたUSB-Aのカー・チャージャーを、2021年(令和3年)9月13日に発売した[188]
  • 2022年(令和4年)2月に開催された第24回大阪オートメッセ2022でダイハツ工業株式会社は、歴代すべてのハイゼットを展示した[189]

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、ダイハツ・ハイゼットに関するカテゴリがあります。

外部リンク

参考文献

  • 『ダイハツハイゼットの整備』株式会社山海堂〈軽自動車整備シリーズ〉、1966年3月31日。doi:10.11501/2509060 
  • 『六十年史』ダイハツ工業株式会社、1967年3月1日。doi:10.11501/2512136 
  • 『ダイハツグループの実態 2000年版』株式会社アイアールシー、2000年4月13日。doi:10.11501/12717801 

脚註

註釈

  1. ^ ハイゼットキャディーのみ前輪駆動
  2. ^ ハイゼットキャディー含む
  3. ^ ただし初代のボンネットタイプも併売。
  4. ^ 4代目では「マル改」が不要となったことで改造車扱いではなくなる。
  5. ^ 軽ダンプでは唯一、荷台の駆動方式をPTO式と電動モーター式から選ぶことができる(他社の軽ダンプは電動モーター式のみ)
  6. ^ 小石雄治は、大阪市緑化委員会委員を務めるなど自然愛護運動に熱心だった[61]
  7. ^ 高岡勇は初代ハイゼットの開発担当者で、のちに取締役専務を務めた[22]
  8. ^ 川勝史郎は、電気自動車の開発に専念し電化自動車事業部長などを歴任、1976年(昭和51年)には自動車技術会賞技術賞を受賞した[62][63]
  9. ^ 1991年発売当時は傘下の亜細亜自動車ブランドで、1996年より起亜ブランドとなる。
  10. ^ 軽自動車の規格のうち、原動機の総排気量を0.66L以下、自動車の大きさ(長さ)を3.30m以下に改める道路運送車両法施行規則の一部を改正する省令(平成元年2月10日運輸省令第4号)が、1990年(平成2年)2月1日に施行された[84]
  11. ^ ディーラーオプションの大型サイドミラーは除く。
  12. ^ 西部瓦斯株式会社は1992年(平成4年)に、独力でハイゼットデッキバンの圧縮天然ガス専焼改造に成功していた[99][100]
  13. ^ シャシフレーム前方部分を約100mm延長し、フロントオーバーハングを長くした。これは、衝突規制対応に対応させるためである。ただし、フルラップ衝突のみの対応であり、当然オフセット衝突には設計上対応していない。
  14. ^ ただし、自動車型式認定制度上、およびメーカーサイドではフルモデルチェンジ扱いとなっている。
  15. ^ 具体的にはドアアウターパネルのプレスラインの形状の変更、およびフロントフェイスのデザイン、リアビューのデザイン、インパネのデザインの変更(インパネは10代目カーゴとの大半の部品が共通化)が挙げられる。
  16. ^ 発色性を上げるため水性中塗りを加え3コート化。
  17. ^ ストロング防錆パック非装着車を除く。
  18. ^ ダークグレー基調→ライトグレー基調に変更。
  19. ^ ただし、一部の地方向けモデルに限りブライトシルバーメタリックやブラックマイカメタリックが設定される場合もある。
  20. ^ かつて、S200系列の派生車アトレー7スパーキーとしてトヨタにOEM供給していたが、8年3ヶ月ぶりにS200系列の車両をOEM供給することになる。
  21. ^ 実際にはガーニッシュ
  22. ^ 「エアコン・パワステスペシャル"VS"」、および「ハイルーフ"VS"」での場合。ただし一部特別装備品がベース車に標準装備されている「農用スペシャル"VS"」はメッキグリル、カラードバンパー、格納式テールゲートチェーンの3点、「エクストラ"VS"」はあゆみ板掛けテールゲートのみとなる。
  23. ^ パネルバンは当モデルより型式指定車(持ち込み検査不要)から構造等変更車(持ち込み検査必要)となったため、型式末尾が「C」から「P」に移行。
  24. ^ ちなみに先代モデルであるS200/201/210/211P型のプラットフォームは軽自動車の(ボディ寸法の)新規格に対応している点を除けば先々代モデルであるS100/110P型からほぼ刷新されていなかったため、実質的に20年7か月ぶりの大規模な刷新となった。
  25. ^ 13インチタイヤ装着車を除く。
  26. ^ 2代目コペン設定色(2014年9月時点)
  27. ^ ミライース、7代目ミラ、5代目ムーヴ、3代目タントタントエグゼ設定色(2014年9月時点)
  28. ^ ミラココアムーヴコンテ/ムーヴコンテカスタム設定色(2014年9月時点)
  29. ^ なお、「ホワイト」以外の7色は後述の「選べるカラーパック」で設定可能、「トニコオレンジメタリック」と「オフビートカーキメタリック」は9月末販売開始。
  30. ^ 2015年4月に燃費基準の区分変更に対応し、「スタンダード"エアコン・パワステレス"」・「スタンダード」・「エクストラ」の2WD・4AT車は「平成27年燃費基準+15%」、「スタンダード"エアコン・パワステレス"」・「スタンダード」・「エクストラ」の5MT車、「スタンダード"農用スペシャル"」、「ハイルーフ」・「ジャンボ」の4AT車は「平成27年度燃費基準+5%」をそれぞれ達成
  31. ^ 「スタンダード」の2WD車、および「エクストラ」の2WD車での場合。なお、「スタンダード」の4WD車は20.8km/L(JC08モード燃費)となり、「ハイルーフ」の2WD車/4WD車、および「ジャンボ」の2WD車はいずれも20.4km/L(JC08モード燃費)となる。
  32. ^ 2015年4月の燃費基準の区分変更に伴い、平成27年度燃費基準+15%となる
  33. ^ ベース車に標準装備されている「エクストラ」と「ジャンボ」についても、フォグランプベゼルがメッキからゴールドに変更され、インテグレートCD・AM/FM付ステレオにゴールドのカラープレートが装着された。
  34. ^ ミライース、ムーヴコンテ/ムーヴコンテカスタム設定色(2015年10月時点)
  35. ^ ミラココア、ムーヴコンテ設定色(2015年10月時点)
  36. ^ MT車は誤発進抑制制御機能(前方)を非装備。
  37. ^ なお、パックへの装備追加は「スマアシIIIt」非搭載車のみで、「スマアシIIIt」搭載車は前述のとおり標準装備となる。
  38. ^ 「エクストラ"SA IIIt"」・「ジャンボ」・「ジャンボ"SA IIIt"」は「スタイリッシュパック」相当の装備品が標準装備されている。
  39. ^ ダンプシリーズ全種類とコンパクトテールリフトの「スマアシIIIt」搭載グレードでは、誤発進抑制制御機能が前方のみとなる。
  40. ^ 具体的にはドアアウターパネルのプレスラインの形状の一部変更、およびヘッドランプを含むフロントフェイス、およびテールランプを含むリアビュー、インパネ等の各部デザインの変更(インパネは11代目カーゴとの大半の部品が共通化)が挙げられる。
  41. ^ CVT車は当時未設定
  42. ^ 「エクストラ」と「ジャンボ エクストラ」に標準装備、「ジャンボ スタンダード」及びスマアシ非装着車を除く「スタンダード」・「スタンダード"農用スペシャル"」・「ハイルーフ」には他の装備とのパックオプション「省力パック」にてメーカーオプション設定
  43. ^ 別途ディーラーオプションのフルセグTVフィルムアンテナの装着が必要
  44. ^ 2021年(令和3年)12月にトラックを大幅改良した際に採用の車体塗色アイスグリーンは、ミゼットへのオマージュとして調色した[150]
  45. ^ ただし、「スタンダード(スマアシ非装着車)」に限り、注文時にメーカーオプションとしてエアコンレス仕様にすることが可能。
  46. ^ メーカーオプションのスマホ連携ディスプレイオーディオを装着した場合、バックモニターはディスプレイ上に表示される
  47. ^ a b 当時、11代目ハイゼットトラックのうち、平成30年排出ガス規制適合車を現行生産車、同規制非適合車を過去生産車に分けた[157][158]
  48. ^ ただし、同OEMのスバル・サンバートラックのみ同年2月27日に一部仕様変更を実施。
  49. ^ フロントバンパーの寸法は元となった10代目ハイゼットトラック用のフロントバンパーと同一の寸法であるが、ナンバープレートの形状・寸法の違いの関係上、フロントバンパーの意匠も若干異なっている。
  50. ^ 上述の純正EVではなく、ガソリン車ベースのコンバートEVである。

出典

  1. ^ 山崎龍 (28 March 2025). “なぜ最近の軽トラは個性ない? 昔は百花繚乱のディープな世界「農道のポルシェ」と呼ばれた車体をご存じか”. 乗りものニュース. 株式会社メディア・ヴァーグ. 2025年8月10日閲覧.
  2. ^ 纐纈敏也 (2021年10月21日). “ダイハツ ハイゼットにロングライフデザイン賞…2021グッドデザイン”. レスポンス(Response.jp). 株式会社イード. 2025年8月15日閲覧.
  3. ^ “スズキ、ダイハツ、トヨタ、CJPTが2023年度に商用軽バン電気自動車の導入へ”. オートプルーブ - Auto Prove. 横浜エフエム放送株式会社. 2022年7月20日. 2025年8月13日閲覧.
  4. ^ 纐纈敏也 (2011年12月1日). “トヨタ初の軽商用車、ピクシス バン/トラック を販売開始”. レスポンス(Response.jp). 株式会社イード. 2025年9月21日閲覧.
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