シベリア鉄道警備隊
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「OVERMANキングゲイナー」の記事における「シベリア鉄道警備隊」の解説
ヤッサバ・ジン 声 - 江川央生 剛勇の士としての誇りを持つシベリア鉄道警備隊・ヤッサバ隊の隊長。幼い頃に親が自分を残してエクソダスしたのが許せず、エクソダス阻止に執念を燃やす。 「ヤーパンの天井」潜入の際に捕われ脱走した折に住民総がかりで追われリンチもあわやという所を辻占いの少女エイファに匿われる。ブラックメールを駆って巻き返しを図る中でエイファが稼ぎの悪さから折檻されていた所に出くわし人質と称して助けたが、キングゲイナーとガウリ隊の連携により撃破される。警備隊に戻るに戻れず少女の故郷というインダス方面へ共にエクソダスしようとする最中でセント・レーガンのゴレームに襲われた所で舞台から退場したが、最終話で1シーンのみながらエクソダス途上の姿が描かれた。 喜怒哀楽の表情が豊かで、物語序盤でしか活躍しないにもかかわらず「豪快に笑う」、「オーバーマン相手に生身で手に持った剣を突きつけ、猛烈に怒る」、「戦いに負けていじける」、「捕らえられ助けにきた仲間に弱音を吐く」、「辻占い少女の純粋さに打たれて和む」、「義憤に駆られて懲悪する」、「コテンパンにやられて悔し涙を流す」、「心朗らかにエクソダスする」と、作中にて最も激しい情動の変化を見せ、主役を霞ませるほどの活躍を見せた。 戦いでは力押しだけでなく、オーバースキルを駆使した思いもよらない罠を仕掛けたりもする。搭乗機体はラッシュロッド、後にケジナンから奪い取ったブラックメール。 ケジナン・タッド 声 - 北沢洋 シベリア鉄道警備隊のヤッサバ隊所属。年齢は31歳。本人によると農家の出。いつも同僚のエンゲとつるんでいる。 ガニ股が特徴的で、上にはへつらうが目下に厳しく、野心は大きいが度胸は小さいなど、状況や相手に応じて態度がコロコロ変わる調子の良い性格をしている。 強力なオーバーマンで優位に立った際にアデットに熱を上げていたことを明かしたが後半ではあっさりシンシアに乗り換えている。二人とも年齢や見た目は違うがケジナンよりも強いことは共通している。結局どちらからも相手にはされていない。同僚のジャボリに興味を示したことはない。 物語終盤で「自称・シベリア鉄道副総裁」になった。 搭乗機体はドゴッゾ、ブラックメール、アンダーゴレーム、アントリオン、メックスブルート、ドーベック。 エンゲ・ガム 声 - 小山剛志 シベリア鉄道警備隊のヤッサバ隊所属。年齢は30歳。虚仮脅しの眼帯をしている。 人相も相まって屈強に見えるが、実際は悲観的な性格で大した出世欲もなく、責任逃れのために強いものの下に就いて楽をすることを望んでいる。普段はケジナンの腰巾着をしている。 搭乗機体はドゴッゾ、アンダーゴレーム、アントリオン、ドーベック。 ジャボリ・マリエーラ 声 - 田村真紀 シベリア鉄道警備隊のヤッサバ隊に所属している23歳の女性。田舎生まれの田舎育ちが負い目である反面から、やたら相手を田舎者と罵倒する。 玉の輿を狙っているが要領が悪く上司や同僚からあきれられたりすることもしばしばながら、曲者揃いの隊内で比較的には良識を発揮する側にいる。警備隊員だが人を撃ったことは一度もなく銃を扱うのは苦手。たまに少女のように振舞う。ザッキによると、ぬいぐるみでは上手に遊ぶらしい。 アスハムに惚れ込んだものの当の本人にはさほど真剣には相手されてはおらず、むしろザッキに気に入られてしまうなど、幸が薄い。 アデットを「お姉様」と呼んでおり、彼女には頭が上がらない。ゲジナンやエンゲに比べれば優秀だったが目立った成果は出していない。 搭乗機体はドゴッゾ、アンダーゴレーム、ドーベック。 カシマル・バーレ 声 - 藤原啓治 シベリア鉄道の運行部長。設定年齢39歳。鉄道のダイヤの維持のためには手段を選ばないことから「氷の運行部長」と恐れられている。 エクソダスをダイヤを乱す障害と見なし、旧ヤッサバ隊隊長赴任後は意図して大災害を起こしてドームポリスのピープルを路頭に迷わせたり、その人心を弄ぶといった常軌を逸した策謀を巡らせていく。 男性だが女性的な物腰、言葉遣い(いわゆるオカマ口調だが、無理して高い声は出さない)をしている。紫色の口紅を愛用し、また、トレードマークのモヒカンもまた紫である。ヘルメットはモヒカンが出るようなものを使用している。また健全な男女交際が怖気がするほどに嫌いであるなど、見た目・行動・性格・嗜好のいずれにおいても、かなりアブノーマルである。 搭乗機体は出撃のたびに替わり、アントリオンやプラネッタやデスネッタなど乗り継いだ挙句、最後の乗機リオンネッターはゲインのエンペランザによる銃撃「黒いサザンクロス」を受け爆散した。 全編を通じて、敵味方含め主役級で唯一の戦死者となった。 キッズ・ムント 声 - 佐々木誠二 酷薄なシベリア鉄道総裁で別名「鉄道王」、アナ姫曰く「悪いお釈迦様」。 部下のカシマルはダイヤを守ることを生き甲斐にしていたが、キッズは最高速と定時刻をこよなく愛しながら専用列車「チェルノボーグ」の専用の部屋の椅子に大きく構えてシベリア中を走り回り、敵からも部下からも恐れられつつ享楽的な毎日を送っている。 己のためなら他者を踏み台にすることや守る気のない約束をすることなど何とも思わない。地球全体に巡らせた鉄道線路自体に隠した支配網の準備や完全体では制御し切れないオーバーデビルの分解したままでの利用、組み立て後のオーバーデビル掌握のためのオーバーマン乗りの選抜・育成といった様々な策謀を巡らせる周到さや、アスナムやミイヤのような相違える相手をその能力や影響を見極めた上で排除せずに利用する強かさを発揮する。 人に無条件で優しくされたり親切にされることには慣れていない「孤独な独裁者」であるが、シンシアを気に掛け、終盤では親衛隊のブラックドミと共にオーバーデビルに取り込まれたシンシアの救助に力を尽くしたりもしている。 見た目に反して腕っぷしが強く、拳銃を持って迫るアスハムを軽くいなして見せたりもした。 漫画版ではセント・レーガンの諜報部を率いていた過去を示唆している。 シンシア・レーン 声 - 水城レナ 本名はシンシア・ウェラ・レーン。 オーバーマン乗りである18歳の少女で、キッズ・ムントの秘蔵っ子。 本人が登場するのはずっと後になってからだが、ゲーム・オーバーマンバトルのオンライン対戦でシンシアを倒して「キング」となったゲイナーに対して仕事で徹夜明けだったからと応答する第1話のシーンから登場している。 その後ゲイナーがエクソダスに巻き込まれてオンラインアクセス出来なかった間に連続200回勝利して「クィーン」の称号を得ている。 ゲーム内ではゲイナーにわずかに及ばないながらも卓越したオーバーセンス(オーバーマン操縦能力)を示す。それは高いオーバーセンスを持つ家系の娘だからともされている。亡き母親が最高のオーバーマン乗りであることがシンシアの自慢だが、母親の顔はキッズ・ムントからもらった写真でしか知らない。 キッズの許にシンシアと共に集められていたオーバーセンスを持つ多くの少年少女は選抜により一人また一人と姿を消し、また、ゲームで勝った相手には避けられてしまったことから友人を得ることがなく、自分よりゲームの強いゲイナーやゲイナーを介して偶然に知り合ったサラが心に残ることになった。 ずば抜けたオーバーセンスでゲーム、実戦共に如何なる相手をものともしない。コンピュータゲームで敵わなかったゲイナーをオーバーマン・ドミネーターの能力を駆使した実戦で圧倒したというオーバーマンの戦いとコンピュータゲームをないまぜにした勝利の高揚感の中で、ゲームとは異なる現実であるゲイナーの酷い怪我の様子をサラに突き付けられ、キッズ・ムントの恩義との狭間でオーバーマンによる戦いの是非に苦悩することとなる。 いつも棒付きキャンディや粒チョコなどのお菓子を頬張っているが、本人はかなり痩せっぽちで背も低い。しかしそれがケジナンにはたまらなく魅力的なようである。
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シベリア鉄道公社傘下の武装組織。公社の権力を背景に乱暴な行いが多く、ゲインによると法的には警察権はないらしいが、実際には市民の逮捕・拘束なども当然のように行っている。他に賄賂など私腹を肥やすための行為も横行しており、そのためピープルからは公社ともども「シベ鉄」と呼ばれて忌み嫌われている。
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