アブノーマル
abnormal
「abnormal」とは・「abnormal」の意味
「abnormal」とは、通常とは異なる、非標準的、異常な状態を指す英単語である。一般的には、物事や状況が通常の範囲から外れていることを表す。特に、医療の分野では、正常な状態から逸脱した病的な状態を指すことが多い。また、「abnormality」という名詞も存在し、異常な状態や特徴を指す。「abnormal」の発音・読み方
「abnormal」の発音は、IPA表記で/æbnˈɔɚm(ə)l/であり、IPAのカタカナ読みでは「アブノーマル」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「アブノーマル」と読む。「abnormal」の語源・由来
「abnormal」は、ラテン語の「abnormalis」に由来する。この後は接頭辞「ab-」(離れて)と、「norma」(規則)という単語が組み合わさってできた言葉である。従って、「規則から離れた」「逸脱した」という意味が込められている。「abnormal」と「anomaly」の違い
「abnormal」と「anomaly」は、どちらも異常や非標準的な状態を指すが、ニュアンスに違いがある。「abnormal」は、通常とは異なる状態を指す一方で、「anomaly」は、規則やパターンから外れた例外的な状況を指す。例えば、気候の異常現象は「anomaly」を用いることが適切である。「abnormal」の使い方・例文
1. His behavior was abnormal.(彼の行動は異常であった。) 2. The doctor detected an abnormality in her blood test results.(医師は彼女の血液検査結果に異常を検出した。) 3. The machine is making an abnormal noise.(その機械は異常な音を立てている。) 4. Abnormal weather conditions have caused crop failure.(異常な天候条件が作物の不作を引き起こした。) 5. The patient showed abnormal brain activity.(患者は異常な脳活動を示した。) 6. The company's financial situation is abnormal.(その会社の財政状況は異常である。) 7. The scientist discovered an abnormal gene.(科学者は異常な遺伝子を発見した。) 8. The child has an abnormal fear of dogs.(その子供は犬に対する異常な恐怖を持っている。) 9. The building's structure is abnormal.(その建物の構造は異常である。) 10. The computer system experienced an abnormal shutdown.(コンピュータシステムは異常なシャットダウンを経験した。)あぶのーまる
英語:abnormal
「あぶのーまる」とは、健常ではない・普通ではない・正常ではない・病的を意味する表現である。
「あぶのーまる」とは・「あぶのーまる」の意味
「あぶのーまる」とは、異常な・正常ではない・基準から外れた・規則に準じないを意味する表現である。英語表記すると「abnormal」で、読み方は「アブノーマル」だ。「abnormal」という英単語のレベルは、英検準1級以上、TOEIC L&Rスコアは730点以上である。「あぶのーまる」は、病的な・変態的・猟奇的なという意味で使われることも多い。例えば、常人では考えられない異常な性癖を持った人、病的な行動・思考がある人に対して使う。具体的には猟奇犯罪を犯した人物、性的虐待を行う人物などが該当する。
ちなみに、異常な・特異なという意味を表現するとき、英語で「abnormal」、もしくはカタカナで「アブノーマル」とするのが一般的である。しかしあえて「あぶのーまる」と平仮名で表記すると、不自然で特異な感じを受ける。そのため、「あぶのーまる」という言葉は、変態的・猟奇的という、異常性が際立っている表現として使われることが多いのだ。
逆に平仮名表記することで、異常・変態・猟奇という意味を受け入れやすく変化させる効果もある。例えば、ギャグ風の漫画のセリフに使ったり、青年漫画やブログのタイトルに使ったりするケースなどが挙げられる。また、通常の「abnormal」という英語表記では物足りない場合、何か付加価値を付けたい場合に「あぶのーまる」と記載する。
「あぶのーまる」は、一般の人が行わないような行動に対して使うこともある。例えば、通常、米は炊飯器などで炊いて食するが、炊かずに生米のまま食べる人がいれば「あぶのーまる」という表現が当てはまる。また、一般的には病気やけがは苦痛を伴うのでできるだけ避けたいと思うが、逆に喜んで受け入れる人がいれば「あぶのーまる」であるといえる。このように、多数派の意見から逸脱した考えや行動や、理解しがたい行為などに対しても使う言葉である。
「あぶのーまる」の語源は、英語の「abnormal」だ。「abnormal」は、普通、一般的なという意味がある「normal」という英単語に、離れて・離れたという意味がある「ab」がプラスされた英単語だ。つまり、一般的なもの・状態・行動などから離れたという意味が由来となっている。ちなみに、英語の「abnormal」は、とてつもなく大きいという意味も含まれている。例えば、「abnormal profits」は、異常に儲けるという意味がある英熟語だ。
心理学・犯罪学で使われる「ラベリング理論」は、「あぶのーまる」と似た言葉である。「ラベリング理論」とは、逸脱した行動をする人物に対して、ラベリング(印をつける)するという理論だ。いわゆる、特定の人物に対してレッテルを貼る、偏見を持つという意味がある。
「あぶのーまる」の対義語は「のーまる」で、普通・一般的なという意味で使われる。
「あぶのーまる」の類義語には、狂ったという意味がある「クレイジー」、規則から外れた・不正であるという意味の「イレギュラー」、奇妙な・変なという意味がある「ストレンジ」、不規則・企画から外れたという意味の「オッド」などがある。
その他には、奇妙でおかしいさまを意味する「変てこ」、理解できないという意味の「ふかかい(不可解)」、奇妙なさま・おかしな様子を意味する「妙ちきりん」、変わった人や状態を表す「風変わり」、非常に不思議であること・とても変わっているさまを意味する「きてれつ(奇天烈)」、並外れて変わっているさまという意味がある「とっぴ(突飛)」などが挙げられる。
「あぶのーまる」の使い方・例文
「あぶのーまる」の使い方・例文は、「彼女の性癖はあぶのーまるなので、私には理解できない」、「私は秘かにあぶのーまるな趣味を持っている」、「学校であぶのーまるな発言をして皆に驚かれた」、「同性愛をあぶのーまると決めつけてはいけない」、「あぶのーまるな趣味を生かして収入を得た」などがある。その他には、「のーまるとあぶのーまるの境界線が分からない」、「あぶのーまるな性質が必ず犯罪につながるわけではない」「あぶのーまるは個性の一つであるともいえる」「私の彼はあぶのーまるな行動が多い」「彼女のあぶのーまるな発言が人を傷つけてしまった」なども挙げられる。
アブノーマル
異常
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異常(いじょう)とは、「正常でない」「通常でない」「健常でない」「異変である」などとされることの総称。特に人に向けて使われる場合は、犯罪学や社会心理学において、ラベリング理論で指摘されるような手法を採る場合に好んで用いられてきた。
倫理面において、何をもって異常と為すかは議論が多く(伝統的な倫理学では「正しさ」を扱うが、「異常」の規定は行わない)、一定の見解は存在しない。例えば、同性愛などは一時期は異常とされたが、現在は容認する国も少なからずあることが挙げられる(性に関しては変態も参照)。ただし、優生学の呼び換えとして、先天異常、染色体異常などといった概念が用いられる傾向があるが、やはり前提となる「何を異常とするか」についての検証が欠落している。
「異常」の定義について
元々は異常というものの定義自体が存在しなかったと思われる。これは、神話などで混沌とした状態が描かれている事にて分かる。しかし、やがて優劣的な観点で倫理的なものが広がるにつれ、権力的に優位に立つ者の他者に対する差別的意識にて異常という概念が生まれたと考えられる。
権力的に弱い位置に立つものという意味から派生し、力関係として弱いものに対しても異常という言葉が使われるようになったと思われる。
- 「肉体の異常」
- 肉体に関して異常とされるものに奇形、病気、怪我などがある。しかし、本人が必要以上に心配している場合には身体醜形障害と見なされる。
- 「精神の異常」
- 精神に関して異常とされるものは精神病、パーソナリティ障害などである。しかし、これに関する基準は曖昧であり、必ずしも異常と言えないのではないかという意見もある。
- 「製造物の異常」
- 製造物に関する異常は初期不良、故障、バグなどである。エラーも参照。
統計上の異常
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ある共通する性質を持つ集合に、数量で表せる別の性質があった場合、全ての要素の性質の数量の平均値等の基準より、数量が著しく大きい要素と、著しく小さい要素を、異常な性質の要素と見なす場合がある。
例えば知能指数の場合、生活年齢によって知能指数の表す知的能力は変化する。生活年齢の集合が違う場合、知能指数100の5歳児と知能指数100の10歳児の知的能力は同じではない。同じ生活年齢の集合は知的能力の中間値は、100で表される。知能指数100の要素が最も多く、100より高い場合でも、低い場合でも、100に近い知能指数ほど要素が多い。知能指数130以上が異常に知的能力が高いとされ、70以下が異常に知的能力が低いとされる。それぞれの異常な要素は、全体の2.27%ずつ存在し、残りの約95%が、通常の知的能力を持つ要素である。
異常な性質の数量が存在しない集合もある。山の定義には、一定の周囲からの相対的な高さを用いることがある。この場合、最も低い山やそれに近い低さの山が多数存在し、定義に含まれる山の高さの平均値と、それほど高さが変わらず、異常に低い山は存在しない。最も高い山はどの地域にも普通一山しか存在せず、最高に近づくほど段階別の山数は少なくなるから、異常に高い山は、その地域と山の定義によって、ある数が存在する。
優劣の評価
劣っている物や人物への蔑称として「異常」という言葉が使われる事がある。
逆に非常に優れた物や人物への畏怖の念を込めて、「異常」という言葉が使われる事もある。
「異常」と「異状」の使い分け
日本語における「異常」と「異状」の2つの単語は、発音が同じである上に意味も似通っている。大まかな使い分け方はあるもののグレーゾーンも存在し、それゆえ書き間違いや変換ミスは後を絶たない。
使い分けは以下の通りである。
- 異常 - 普通とは違うさまを示す。「異常だ」「異常な」という形容動詞や「異常事態」「異常気象」などの複合語として用いることが多い。正常の対義語。大辞林第二版による説明: 異常
- 異状 - 普通とは違うさまのほか、事物の中にある普通とは違う箇所という意味にも用いる。形容動詞になることはないが、1個2個と数えることができる。大辞林第二版による説明: 異状
参考文献
- 飯島衛「生物学における異常の意味」(PDF)『科学基礎論研究』第8巻第1号、科学基礎論学会、1966年、12-1頁、doi:10.4288/kisoron1954.8.12、ISSN 0022-7668、NAID 130001435249。
- 林真理「病気概念の社会性」(PDF)『科学基礎論研究』第25巻第2号、科学基礎論学会、1998年、63-68頁、doi:10.4288/kisoron1954.25.63、ISSN 0022-7668、NAID 110000133107。
- 芹沢一也「犯罪精神医学と「異常なもの」」(PDF)『学術の動向』第10巻第10号、日本学術協力財団、2005年、44-47頁、doi:10.5363/tits.10.10_44、ISSN 1342-3363、NAID 130001494195。
関連項目
アブノーマル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 08:30 UTC 版)
「アブノーマルチェック」に由来。ファミスタ64で速球が武器の右投げ投手として二軍枠で登場。ファミスタ64での選手コメントは「危険球に気をつけろ!」。
※この「アブノーマル」の解説は、「ナムコスターズ」の解説の一部です。
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