コウキとは? わかりやすく解説

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こう‐き〔カウ‐〕【×灝気】

読み方:こうき

広々として澄み渡った大気

八面碧色なる—にして」〈鴎外訳・即興詩人


こう‐き〔クワウ‐〕【光輝】

読み方:こうき

ひかりかがやくこと。かがやき。「—を放つ

名誉。ほまれ。「—ある伝統


こう‐き【公器】

読み方:こうき

おおやけのもの。公共のための機関。「新聞社会の—である」


こう‐き【口器】

読み方:こうき

昆虫などの動物口部にある、えさを捕らえ咀嚼(そしゃく)するための器官総称


こう‐き【口気】

読み方:こうき

口から出る息。気息

ものの言い方くちぶり口吻(こうふん)。

相手の—を快く思わなかった」〈漱石道草


こう‐き〔カウ‐〕【好奇】

読み方:こうき

[名・形動珍しいことや未知のことに対して強く興味をもつこと。また、そのさま。「—な目つき


こう‐き〔カウ‐〕【好期】

読み方:こうき

ちょうどよい時期。よいころあい。「あゆ釣りの—」


こう‐き〔カウ‐〕【好機】

読み方:こうき

物事をするのにちょうどよい機会チャンス。「千載一遇の—を逃す


こう‐き〔クワウ‐〕【広軌】

読み方:こうき

鉄道線路軌間標準軌間の1435ミリより広いもの。日本では1067ミリ軌間狭軌というのに対しそれより広いものをさすことが多い。「—鉄道」→狭軌


こうき〔カウキ〕【康熙】

読み方:こうき

中国、清の聖祖康熙帝時代年号。1662〜1722年


こう‐き【××毅】

読み方:こうき

[名・形動度量広くて意志が強いこと。また、そのさま。


こう‐き【後喜】

読み方:こうき

後日よろこび


こう‐き【後期】

読み方:こうき

一定の期間を二つまたは三つ分けたうちの、あとのほうの期間。「江戸—の文学」⇔前期


こう‐き【後記】

読み方:こうき

[名](スル)

本文のあとに書き記すこと。また、そのものあとがき。「編集—」

その文章よりあとの方に書くこと。「詳細は—したとおり」

後世に残る記録

名将御前にて紛れもなく討ち死にして—に留めよや」〈太平記三二


こう‐き〔カウ‐〕【校旗】

読み方:こうき

学校のしるしとして定めた旗。


こう‐き〔カウ‐〕【校紀】

読み方:こうき

学校風紀。「—が乱れる」


こう‐き〔カウ‐〕【校規】

読み方:こうき

学校規則校則


こう‐き〔クワウ‐〕【皇基】

読み方:こうき

天皇国家統治する基礎

深く—の安危憂い」〈染崎延房近世紀聞


こう‐き〔クワウ‐〕【皇紀】

読み方:こうき

日本書紀の記述により、神武天皇即位の年(西暦紀元前660年にあたる)を元年とする紀元。現在一般に用いられない


こうき【紅旗】


こう‐き〔カウ‐〕【綱紀】

読み方:こうき

《「綱」は太いつな、「紀」は細いつなの意》国家治め大法細則また、一般に規律。「—の乱れ正す


こう‐き〔カウ‐〕【耕起】

読み方:こうき

畑に種をまいたり田に植えたりする前に、鋤あるいは耕耘機(こううんき)・トラクターなどを用いて作土掘り起し土壌反転攪拌すること。


こう‐き【興起】

読み方:こうき

[名](スル)

勢い盛んになること。また、盛んにすること。

民権を—し」〈福沢文明論之概略

奮いたつこと。

人民をして観感—せしむることは」〈中村訳・西国立志編


こう‐き〔カウ‐〕【衡器】

読み方:こうき

重量をはかる器具。はかり。


こう‐き〔カウ‐〕【降旗】

読み方:こうき

降伏意思相手方知らせる旗。普通は白旗

「降旗」に似た言葉

こう‐き〔カウ‐〕【降機】

読み方:こうき

[名](スル)航空機宇宙船などから降りること。「途中—」⇔搭乗


こう‐き〔カウ‐〕【香気】

読み方:こうき

よいかおり。「甘い—を放つ


こう‐き〔カウ‐〕【高貴】

読み方:こうき

【一】[名・形動

身分家格などが高く貴いこと。また、そのさま。「—の出」「—な家柄

人柄などに、気品のあるさま。「—な精神持ち主

値段高くて貴重なこと。また、そのさま。「—な

【二】[名]高貴織り」の略。


こう‐き【×鴻基/洪基】

読み方:こうき

大きな事業基礎大業のもとい。

邦家経緯王化の—なり」〈記・序〉


皇紀

読み方:コウキ(kouki)

日本書紀神武天皇即位の年を元年とする紀年法

別名 神武紀元


黄旗

読み方:コウキ(kouki)

作者 山口誓子

初出 昭和10年

ジャンル 句集


光木

読み方:コウキ(kouki)

所在 岡山県赤磐市


幸喜

読み方:コウキ(kouki)

所在 沖縄県名護市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

コウキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 22:18 UTC 版)

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コウキ
インド チットゥール県のタラコナの森のコウキ
保全状況評価[2]
LOWER RISK - Near Threatened
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: ツルサイカチ連 Dalbergieae
: インドカリン属 Pterocarpus
: コウキ P. santalinus
学名
Pterocarpus santalinus L.
和名
コウキ(紅木)[3][4]
コウキシタン(紅木紫檀)[3][4]
シタン(紫檀)[5]
ミツバシタン[4]
サンタルシタン[4]
英名
Red Sander
Redsander
Red Sandalwood

コウキ (紅木、Pterocarpus santalinus[3])は、マメ亜科の小高木の1種である[6]インド南部スリランカ原産。

他に、コウキシタンミツバシタンサンタルシタンシタンなどの和名がある。ただし、正確にはシタンツルサイカチ属(の複数種または1種)であり、本種(コウキ)をシタンとするのは誤りだという指摘もある[7][4]。属名もシタン属とするのは誤りとされるので[3]、ここではインドカリン属とする[7]。また、この種をヤエヤマシタン、インドシタン、インドカリンとする資料もあるが[8]、これらの和名はカリンに充てるのが普通である。

インド南部原産。

木材

山岳材は緻密で固く、製材木屑は紅色で、空気に触れて黒褐色となる。

日本では古くから三味線の棹などに使用される高級銘木の1種である。

危機状況

自生する紅木資源の減少が著しく、現在ワシントン条約(CITES)付属書2類に指定され、国際取引に規制がある。

インド国内法等でも取引が厳しく規制されている。

2008年現在では中国の高級家具市場での需要と価格の高騰により、日本の三味線業界等への供給はほぼストップした模様である。

広義の「紅木」

中国で使われる「紅木」の意味は、広くは銘木(特に色が赤〜黒い木)の総称である[9]が、種類が多く市場でも混乱してきたため、2000年に中華人民共和国国家標準 GB/T 18107 として以下の5属33種を紅木と定めた[10]

なお、中国の植物学上「紅木」というのはベニノキのことであって、上記の「紅木」と異なる。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Engelhardia roxburghiana(黄杞)”. Flora of China @ efloras.org (1831年). 2011年10月7日閲覧。
  2. ^ CAMP Workshops on Medicinal Plants, India (January 1997) (1998). "Pterocarpus santalinus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. International Union for Conservation of Nature.
  3. ^ a b c d 緒方健 (2009), “シタン 紫檀”, in 下中直人, 世界大百科事典, 2009年改訂版, 平凡社 
  4. ^ a b c d e インドカリン属の樹木(その3) - 平井信二
  5. ^ 小林義雄. “シタン”. 日本大百科全書(ニッポニカ)(コトバンク). 2019年5月26日閲覧。
  6. ^ 新村出, ed. (1998), “こうき【紅木】”, 広辞苑, 第五版, 岩波書店 
  7. ^ a b インドカリン属の樹木(その1) - 平井信二
  8. ^ 日外アソシエーツ, ed. (2008), “ヤエヤマシタン”, 植物3.2万名前大辞典, 紀伊國屋書店 
  9. ^ たとえば、「北京・商務印書館; 小学館, eds. (1992), “红木”, 中日辞典, 小学館 」には「マホガニー」の訳語がある。
  10. ^ 《红木》国家标准 GB/T 18107--2000, 古典家具网, http://www.cfucn.com/jjzs/h/20130103/23454.html 

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