ひかり109号とは? わかりやすく解説

ひかり109号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:10 UTC 版)

新幹線大爆破」の記事における「ひかり109号」の解説

車両ミニチュアは1台1メートル余りあり、12編成12メートル。これを2セットで計24両製作。この2台で2000万円かかった東映の「紡錘形を作らせたら日本一といわれる美術担当者が、新幹線特有の紡錘形再現した新幹線などのミニチュアの実製作は、長らく映画テレビ特撮作品金属模型手掛けた郡司製作所担当した撮影所正門反対側の中庭260平方メートル線路敷いたオープンセット建設線路全長50メートル150メートル300メートル文献によって長さ記載異なる。特撮シーン特殊技術成田亨よるもので、新幹線ミニチュア自走式では無く小型スキージャンプ台のように30度の傾斜をつけて走らせ撮影した当時、このミニチュアが大変話題になり、宣伝部はここぞとばかりパブリシティ展開した。この新幹線線路ミニチュアは、のちに『ウルトラマン80』でも使用されており、109号が爆破されるイメージカットは東映特撮ドラマなどにも流用されている。爆破場面以外でも『大鉄人17』で新幹線ロボット登場する前後編第18話第19話)などで流用された。背景都市ミニチュアではなくビルモノクロ写真引き伸ばしパネル貼り付け着色したのである。これは成田発案で、限られた予算内で撮るためのアイデア1つだった。この特撮のため、1日レンタル料が100万円だった当時最新鋭のシュノーケル・カメラを借りている。シュノーケル・カメラはそれまでCMでしか使われたことがなく、同カメラ使用した映画は、本作初めてといわれている。このカメラを約1か月使用した 2年後、同じカメラが『スター・ウォーズ』で使用されたという。これらミニチュア新幹線実際新幹線撮った映像組み合わせ迫力のある走行シーン撮り上げた。 『新幹線大爆破『東京湾炎上』邦画パニック映画大作世間でも大きな話題呼んだため、1975年5月23日東映5月27日東宝バスチャーターしそれぞれマスメディア集めて本社前集合から大泉、砧へ撮影見学会が行われた。道中幸田東映東京撮影所長から丸一年を要した製作苦心談や、ミニ新幹線近所の子供たち評判呼んだため見学希望者が殺到した丁寧に断ってはいたが、子供たち撮影所内に侵入しミニ新幹線悪戯ようとするため、ガードマン付けているなどの説明があり、現場で新幹線ミニチュア新幹線東映号)や特設レール建設の細かい説明の他、爆弾仕掛けられひかり号救援車近づく実際撮影シーンや、ラッシュ試写見せた高倉宇津井新幹線模型を持つスチル写真は、この日セット撮影合間をぬい、二人がここを見学した時に写されたもの。高倉は「パニック映画というより人間ドラマです。素晴らし映画参加できてうれしい」宇津井は「子どもが見に来たがって困ってるんですよ」と話した前述のように東京撮影所近所の子供たちから「ミニ新幹線見せて欲しい」と要望殺到したため、幸田東映東京撮影所長が「子供たちの夢を叶えてあげたい」と1975年6月15日撮影所開放しミニ新幹線撮影会催し、アマ・セミプロのカメラマン2000人が参加した新幹線爆破シーン1975年6月20日東京撮影所野外オープンセット行われ報道陣にも近距離からの撮影許可したリハーサルなしのぶっつけ本番とあって慎重に慎重を重ねて準備し予定を2時間オーバーした。本番1回目爆破が遅れ、報道陣近寄った時、突然爆破しカメラ担いで逃げ出すハプニング2回目予想外に火力大きく周辺植えられていた木々燃え移り撮影所消防車出動する騒ぎになった爆破シーン映画では数秒であるが、ドカーン一発2000万円がすっ飛んだ新幹線車内材料質感本物そっくり出ない作品全部絵空事になるという判断から、ベニヤ板セットを組まず、当時実際に国鉄納入していた日立製作所東芝などから実物椅子壁面網棚などを発注して原寸大車内再現した。これに手間時間がかかり、撮影が遅れる一因になった後日、各会社国鉄から怒られたという。本物そのままセット5年保存され新幹線車内必要なテレビドラマ新幹線公安官』などに使われ、そのレンタル料で完全に元を取った司令室内部写真の提供を拒否されたため、美術監督見学者装って司令室潜り込んだと書かれた文献もあるが、2002年トークショー以降佐藤が「国鉄外国人に弱いから日本無名の外国俳優ドイツの鉄道関係者仕立てて全部盗み撮りしてきた」と話している。映画での司令室CTC表示板起点である東京駅が本来は左側であるところが右側となっているが、これは映画進行上のイマジナリーライン右から左としているための意図的な演出である。ただし、本来の表示左右だけを反転させて上下反転させていないため、表示実際線路配置とでは左右上り線下り線)が逆になっており、CTC表示板でのひかり109号が停車している東京駅19番ホーム位置実際に19番ホーム発車するひかり109号の映像の間に、矛盾生じている。 実際の「ひかり109号」は東京9:48発の博多行きで、途中停車駅名古屋京都新大阪新神戸姫路岡山から先各駅停車といういわゆる「Aひかり」と言われる列車であり、時刻以下の通りである。 東京(9:48発/17番線発)→名古屋11:49着/11:51発)→京都12:41発)→新大阪12:58着/13:00発)→新神戸13:17発)→姫路13:45発)→岡山14:15着/14:17発)→新倉敷14:31発)→福山14:46発)→三原15:01発)→広島15:27着/15:29発)→新岩国15:48発)→徳山16:08発)→小郡((現:新山口16:28発)→新下関16:51発)→小倉17:02着/17:04発)→博多17:36着/11(現:13番線着)

※この「ひかり109号」の解説は、「新幹線大爆破」の解説の一部です。
「ひかり109号」を含む「新幹線大爆破」の記事については、「新幹線大爆破」の概要を参照ください。

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