前集(出身伝)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/23 00:23 UTC 版)
1.劉備関張同結義 劉備・関羽・張飛が桃園で義兄弟の誓いを交わした際、すでに妻子があった関羽と張飛は、未練を絶つため、互いの家族を殺すことにする。しかし張飛は関羽の夫人胡氏が身重だったため見逃した。 2.胡氏生関児 実家に帰った胡氏は出産したが、生まれた子が7歳になった年の元宵節に迷子となり、索員外に拾われた。索員外は以前に道士の花岳先生との間に息子を出家させると約束しており、義子とした拾い子の索童を9歳の時に出家させて花岳先生に預ける。花岳先生から六韜三略の教えや武芸十八般の修行を受けた。 3.先生引関索学道、4.索童得水打強人、5.索童拝別師父下山、6.員外引索童見外公 立派な若者となった索童は18歳の時、索員外から実の父が関羽であることを知らされ、「花岳」「関羽」「索員外」から、それぞれ一字を受けて花関索と名乗り、実の父へ会いに行くこととする。 7.関索殺退二張人、8.十二強人投開索、9.関索別外公去尋父、10.収太行山二強人、11.関索射鮑王、12.関索問鮑礼鮑義、13.三娘問父要捉関索、14.関索大戦鮑三娘、15.関索娶鮑三娘 道中、山賊退治や呉の武将との戦いを経て鮑家荘に至ると、入り口の石碑に女武者の鮑三娘が自分と戦って勝った者を夫とすることが記してあった。関索は三娘の父鮑凱や兄鮑礼らと戦って勝利。ついに鮑三娘とも試合を行って勝ち、彼女を妻とした。
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