前震・余震・誘発地震
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 21:12 UTC 版)
「安政東海地震」の記事における「前震・余震・誘発地震」の解説
前震とされる地震は、5ヶ月前の1854年7月9日に伊賀上野地震(伊賀・伊勢・大和地震、M 7.6)が発生。 一方、安政東海・南海地震の余震は2,979回も記録され、約9年間続いたという。ただし、翌日の南海地震の余震との区別については判別の方法がない。大きな余震としては以下のものがある。 安政2年9月28日(1855年11月7日)には遠州灘沖を震源とする最大の余震 (M 7 - 7.5) が起き、駿河湾沿いで潰家・地割れ・泥水の噴出および津波もあった。安政江戸地震の4日前のことである。 また、本震に影響を受け、震源域および余震域から離れた地域でも規模の大きな誘発地震が発生している。 本震の約75日後の安政2年2月1日(1855年3月18日)富山県城端・保木脇で推定M 6後半の地震(飛騨地震)。 約11ヶ月後の安政2年10月2日(1855年11月11日)に安政江戸地震 (M 7.0 - 7.1)。 4年半後の安政5年2月26日(1858年4月9日)に飛越地震 (M 7.0 - 7.1)。その14日後の旧暦3月10日(4月23日)にはM 5.7の信濃大町地震(信濃北西部)。 1861年2月14日 文久西尾地震- M 6.0が発生。震源域は三河地震 1945年1月13日と似ている。
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