オープンソース 用語と概念への批判

オープンソース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 01:54 UTC 版)

用語と概念への批判

オープンソースの概念は一定の成功を収め、オープンソースのソフトウェア開発の手法と意義の浸透をもたらしたが、自由を強調しないという点はフリーソフトウェア運動の支持者からの攻撃の標的となることがある。

1999年2月17日、オープンソース・イニシアティブの創始者の1人ブルース・ペレンスはオープンソースが既に成功を収めたこと、そしてオープンソースがフリーソフトウェアから離れすぎていることを挙げて「今こそフリーソフトウェアについて再び語るべきときだ」と述べた[18]

2007年、フリーソフトウェア財団の代表リチャード・ストールマンはオープンソースの概念はフリーソフトウェアが主な目的としている利用者にとって重要な自由を守るに足りえないとして、オープンソースはフリーソフトウェアの的を外していると批判した[19]

またストールマンは2013年に、フリーソフトウェア運動が問題視している利用者の自由に対する制限の不当性をオープンソースは問題視していないと述べ、フリーソフトウェアの理念を正しく伝えるため「OSS(Open Source Software)」ではなく、フリーソフトウェアとオープンソースを複合した用語の「FLOSS(Free/Libre and Open Source Software)」の利用を推奨した[20]

関連項目

外部リンク


  1. ^ Richard Stallman. “GNUシステムとフリーソフトウェア運動”. 2018年3月1日閲覧。
  2. ^ 吉田智子「第3章 インターネット文化と商業主義のバトルの歴史」『ネット社会を変える! オープンソースの逆襲』出版文化社、2007年9月10日、初版、135ページ。
  3. ^ a b Tiemann, Michael (2006年9月19日). “History of the OSI”. Open Source Initiative. 2002年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月23日閲覧。
  4. ^ Karl Fogel (2016年). “Producing Open Source Software - How to Run a Successful Free Software Project”. O'Reilly Media. 2016年4月11日閲覧。
  5. ^ History of the Open Source Initiative
  6. ^ Technology In Government, 1/e. Jaijit Bhattacharya. (2006). p. 25. ISBN 978-81-903397-4-2. https://books.google.com/books?id=0BIJ69iZyZ0C&pg=PA25 
  7. ^ Open Source Summit”. 2013年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月1日閲覧。
  8. ^ Eric S. Raymond. “Goodbye, "free software"; hello, "open source"”. catb.org. 2015年8月11日閲覧。
  9. ^ Open Source Initiative (1999年6月). “Open Source Certification:Press Releases”. 2018年3月1日閲覧。
  10. ^ オープンソースグループ・ジャパン (2003年). “オープンソース商標について”. 2018年3月1日閲覧。
  11. ^ a b Open Source Initiative (2007年3月22日). “The Open Source Definition”. 2018年2月9日閲覧。
  12. ^ annr (2017年5月16日). “What is open source, and what is the Open Source Initiative?”. 2018年2月9日閲覧。
  13. ^ Dana Blankenhorn (2006年12月7日). “Is SugarCRM open source?”. 2018年2月15日閲覧。
  14. ^ Tiemann, Michael (2007年6月21日). “Will The Real Open Source CRM Please Stand Up?”. Open Source Initiative. 2008年1月4日閲覧。
  15. ^ 見て、聞いて、触って学ぶ! 人型ロボット「iCub」を公開――STマイクロ (1/3)” (2014年11月19日). 2019年4月12日閲覧。
  16. ^ Open Motors”. 2019年4月12日閲覧。
  17. ^ 世界初のオープンソース自動車「OSVehicle」”. ASCII.jp (2014年1月10日). 2019年4月12日閲覧。
  18. ^ Bruce Perens (1999年2月17日). “It's Time to Talk about Free Software Again”. 2018年3月1日閲覧。
  19. ^ Richard Stallman (2016年11月18日). “Why Open Source misses the point of Free Software”. 2018年2月9日閲覧。
  20. ^ Richard Stallman (2016年11月18日). “FLOSS and FOSS”. 2018年2月9日閲覧。


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