スリーステップテスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 13:53 UTC 版)
スリーステップテスト(英語:3 step test)とは、文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約(ベルヌ条約)などが認める知的財産権の過度の例外規定を禁止する基準である。1967年のベルヌ条約改正(9条2項)により初めて導入され、その後のWIPO著作権条約(10条)、およびTRIPs協定(13条)に導入された。2001年5月には2001/29 EU指令が採択され、その翌年に加盟国が同指令を導入することで欧州各国において国内法(フランスの知的所有権法典 L.122-5条など)として採用された。現在ではスリーステップテストは国際条約の加盟国が過度に拡大した例外規定または強制実施権を採用することを禁止する国際規範となっている[1]。
- ^ a b c フレデリック・ポロー・デュリアン 2012, pp. 439–462.
- ^ 潮海 2019, pp. 679–722.
- ^ a b c Geiger, Gervais and Senftleben 2016, pp. 29–59.
- ^ a b c d Christophe Geigar 2010, pp. 107–129.
- ^ a b 田渕エルガ 2007, pp. 25–70.
- 1 スリーステップテストとは
- 2 スリーステップテストの概要
- 3 注釈
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