CBS・ソニーとは? わかりやすく解説

ソニー・ミュージックレコーズ

(CBS・ソニー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/18 07:31 UTC 版)

ソニー・ミュージックレコーズ
Sony Music Records
親会社 ソニー・ミュージックレーベルズ
設立 1968年3月11日
(CBS・ソニーレコード)
販売元 ソニー・ミュージックマーケティング
( - 2019年3月[1][2]
ソニー・ミュージックソリューションズ
(2019年4月 - [1][2]
ジャンル J-POP
日本
公式サイト https://www.sonymusic.co.jp/

ソニー・ミュージックレコーズ(Sony Music Records)は、ソニー・ミュージックレーベルズ社内レコードレーベル。通称は「ソニー」、メインレーベル名の「ソニーレコード」、頭文字の「SMR」、規格品番の「SR」等。

CBS・ソニーレコード(CBS/Sony Records)の流れを汲む、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)グループでは最も長い歴史を持つレーベルである。また、株式会社ソニー・ミュージックレコーズ(Sony Music Records Inc.)は、ソニー・ミュージックレーベルズのかつての社名(商号)で、2001年10月1日から2014年3月31日まで存在していたSMEグループの機能子会社かつレコード会社である。

沿革

  • 1968年3月11日 - CBS・ソニーレコード株式会社(CBS/Sony Records, Inc.)設立[3][注 1]
  • 1971年7月 - ロックポップス系レーベル「EPIC」新設。当初は洋楽のみだったが、3か月後、CBS・ソニーレーベルから鞍替えしたハイソサエティーを皮切りに邦楽にも進出した。
  • 1973年8月21日 - 株式会社CBS・ソニー(CBS/Sony Inc.)に商号変更。
  • 1976年3月 - EPICレーベル、邦楽の制作を打ち切り、洋楽専用レーベルに戻る。同レーベルからリリースされた邦楽音源はCBS・ソニーレーベルの管轄になる。
  • 1978年8月21日 - レーベル・EPICをEPIC・ソニー(後のエピックレコードジャパン → ソニー・ミュージックレーベルズ)として会社を設立。但し、浅田美代子麻生よう子ら、CBS・ソニーから発売されたEPICの邦楽音源はCBS・ソニーが引き続き管理。
  • 1983年
    • 後藤次利によりロック系レーベル「FITZBEAT」新設。
    • 8月 - CBS・ソニーレコード株式会社から商号変更した株式会社CBS・ソニーグループの企画制作部門を、株式会社CBS・ソニーとして分離。
  • 1988年3月1日 - 株式会社CBS・ソニーは株式会社CBS・ソニーグループに吸収合併される。
  • 1991年4月 - 株式会社CBS・ソニーグループの株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)への商号変更を機に、レーベル名をSony Records(ソニーレコード)に変更。
  • 1992年4月 - レーベル・Trefort、FITZBEAT、EPIC内のMAJOR FORCE、LIFE/SIZEを新設のキューン・ソニーレコードに移管。
  • 1998年11月 - ロック系レーベル・SME Records新設。同時に洋楽部門(Columbia等の原盤)を同レーベルへ移行させる(Sony ClassicalはSony Recordsレーベルに保留)。
  • 2001年10月1日 - SMEの制作部門の分離に伴い、株式会社ソニー・ミュージックレコーズ(以下SMR)設立。Sony Records等のレーベルを継承。洋楽部門はソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SMJI)へ移行。
  • 2003年4月1日 - レーベル・SME RecordsをSMEレコーズ(以下SMER)として会社を設立(後の吸収合併で元に戻る)。ロック系レーベルgr8!records新設。
  • 2006年11月 - ソニーレコードをベースにしたレーベルSTUDIOSEVEN Recordingsを新設。
  • 2010年4月1日 - STUDIOSEVEN Recordingsとgr8!recordsが統合し、新生・gr8!recordsとしてスタート(STUDIOSEVEN Recordingsに所属していたアーティストはgr8!recordsもしくはSony Recordsへ内部移籍)。
  • 2011年4月1日 - 歌謡曲・演歌部門となるACルームをソニー・ミュージックダイレクト(SMD)に移管し、SMRをポップス専用レーベルに変更[4]
  • 2014年4月1日 - SMRを存続会社とし、レーベルビジネスグループの7社を吸収合併・商号変更する形で、ソニー・ミュージックレーベルズ(以下SML)が発足[5]。レーベルとしてのSMRは同社の社内カンパニーレーベルへと移行。これに伴い、SMERは同社(SML)のレーベルに戻った。

レーベル

現レーベル

  • Sony Records(ソニーレコード、旧CBS・ソニー。メインレーベル
  • gr8!records(ジーアールエイト!レコード、ロック系レーベル・2003年4月新設)
  • MASTERSIX FOUNDATION(マスターシックス・ファウンデーション、2003年新設)
    • 2007年4月以降より、帯部分のトレイ内部に「www.〇〇 (〇はアーティスト名).com」と所属アーティストのホームページ名が記載されている。
  • SMR Around the World recordings(エスエムアール アラウンド ザ ワールド レコーディングス)
  • N46Div.(エヌヨンロクディヴィジョン、乃木坂46のプライベートレーベル[6]

旧レーベル

  • EPIC(エピック、1971年7月に洋楽部門の新レーベルとして発足。同年10月に邦楽部門の制作も開始。ただし邦楽部門は1976年3月まで)
  • Odyssey(オデッセイ、元は米国Columbia Masterworksのサブレーベル。よしだたくろうのプライベートレーベルとしてスタートし、後に山本コウタローとウィークエンドも参加。1972年7月 - 1977年12月)
  • UMI(うみ(海)、五輪真弓のプライベートレーベル。1972年10月 - 1980年代前半)
  • PEOPLE(ピープル、森山良子のプライベートレーベル。1979年2月 - 1994年12月)
  • Niagara Records(ナイアガラ・レコード、大瀧詠一のプライベートレーベル。1981年3月 - 2014年3月。以後は親族が継承し、コンピレーション・アルバムの企画制作と旧譜再発売のみ継続)
  • FITZBEAT(フィッツビート、後藤次利によって設立[7]。1983年[7] - 1992年3月。現在はKi/oon Musicに統合[7]
  • Silverland(シルバーランド、ふきのとうのプライベートレーベル。1981年5月 - 1991年9月)
  • HOLLYWOOD(ハリウッド、伊藤美紀のプライベートレーベル。1987年 - 1989年)
  • RAKKYO/楽京(らっきょう、1980年代後半。コマーシャルソングの専門レーベル。CM音楽制作会社「ミスターミュージック」により設立され、後に配給をポニーキャニオンに移行(ソニー時代に制作した音源の発売権はソニーに残る)。一時期レオン・ラッセルの旧譜の日本盤の再発売を行っていた)
  • Oo RECORDS(ダブル・オーレコード、1994年11月 - 1998年5月。グループ会社だったが1997年に吸収)
    • Yoo-Loo(ユールー、Niagara Recordsのサブレーベル。Sony Recordsからはリイシュー盤のみリリース)
  • Clearwater(クリアウォーター、浜田省吾のプライベートレーベル。1995年 - 2003年3月)
  • oafh(オー・エー・エフ・エイチ、朝日美穂のプライベートレーベル。1997年7月 - 1999年12月)
  • Rojam Entertainment(ロジャム エンタテインメント、小室哲哉のプライベートレーベル。1998年1月 - 2000年12月。2000年12月に独立、2001年、香港証券取引所GEM市場に上場、2004年に吉本興業の子会社となる)
  • SME Records(エスエムイーレコード、1998年 - 2003年3月。2003年4月に会社を設立)
  • So-ffio Records(ソフィオ・レコード、露崎春女2丁拳銃麻波25など、Sony Music Associated Recordsから一部のアーティストを引き連れ、枝分かれしたレーベル。2000年 - 2003年)
  • STUDIOSEVEN Recordings(ステューディオセブン・レコーディングス、2006年11月 - 2010年3月。後にgr8!recordsと統合。)
  • Sony Classical(ソニー・クラシカル、クラシック部門、後にSME Records、Epic Recordsの洋楽部門とともにソニー・ミュージックジャパンインターナショナルに移行)
  • Fifty Four Sounds(フィフティ・フォー・サウンズ)

所属アーティスト

Sony Records

gr8!records

MASTERSIX FOUNDATION

N46Div.

かつて所属していたアーティスト

ア行

カ行

サ行

タ行

ナ行

ハ行

マ行

ヤ・ラ・ワ行

コンピレーションアルバム・サウンドトラック

発売日 タイトル 規格品番 備考
2002年3月27日 ADULT CHILD SRCL-5318
2002年7月24日 DANCE DELIGHT TRAXX 000 〜DOPE STREET JAMS〜 SRCL-5347
2002年8月28日 BRING THE NOISE SRCL-5396
2002年10月23日 BRING THE NOISE〜HIPHOP COMPILATION 2 SRCL-5452
2002年10月30日 BRING THE NOISE〜LOUD SIDE〜VOL.1 SRCL-5453
2002年11月20日 WINTER LOUNGE SRCL-5492
SRCL-5494
2003年7月2日 THE COVER SRCL-5564
2003年8月20日 E.V.Junkie SRCL-5597
SRCL-5599
2003年9月18日 NATURAL VIBES SRCL-5606
2003年11月6日 FANTASTIC! SRCL-5577
2004年6月30日 E.V.Junkie 2-GUITAROCKING- SRCL-5717
SRCL-5719
2005年4月6日 BARFOUT!presents『authentica〜mellow』 SRCL-5896
2006年1月25日 MATCHY TRIBUTE SRCL-6223 オリコン最高26位
2006年12月13日 Jewel Songs 〜Seiko Matsuda Tribute & Covers〜 SRCL-6456 オリコン最高48位
2006年12月20日 The songs for DEATH NOTE the movie 〜the Last name TRIBUTE〜 SRCL-6459
SRCL-6461
オリコン最高55位
2008年3月5日 Best of LISMO! SRCL-6739 オリコン最高7位
2008年8月6日 The World Sings KUBOTA SRCL-6833 オリコン最高152位
2011年1月12日 We Love Mackey SRCL-7484 オリコン最高6位
2011年8月10日 ZONEトリビュート〜君がくれたもの〜 SRCL-7680
SRCL-7682
オリコン最高5位
2012年10月24日 SHE LOVES YOU SRCL-8135 オリコン最高7位
2013年8月28日 MikXperience e.p. SRCL-8346/7 オリコン最高33位
2014年9月17日 初音ミク Thank you 1826 Days 〜SEGA feat.HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary Selection〜 SRCL-8594
SRCL-8597
オリコン最高14位
2015年5月27日 新宿スワン INSPIRED TRACKS -Selected by 白鳥龍彦- SRCL-8818 オリコン最高58位
2015年9月16日 確かに本気の恋だった。 SRCL-8886 オリコン最高28位
2016年6月8日 初音ミク -Project DIVA- X Complete Collection SRCL-9059
SRCL-9063
オリコン最高24位
2017年1月25日 君と100回目の恋 Original Soundtrack SRCL-9291/92
SRCL-9293
オリコン最高25位[10]

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ SME創業の年と重なる。創業初期のシービーエス・ソニーレコードの事業を継承しているのがその後のソニー・ミュージックレコーズを経て、今日のソニー・ミュージックレーベルズにあたる。

出典

  1. ^ a b グループ会社再編および商号変更に関するお知らせ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、2019年2月18日
  2. ^ a b 株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ発足のお知らせ”. ソニー・ミュージックソリューションズ (2019年4月1日). 2023年9月12日閲覧。
  3. ^ タイムカプセル Vol.15: 1968年、CBS・ソニーレコード創業 ソニーの音楽ビジネスは40年前のこの新聞広告から始まった - ソニー 2008年7月28日(2019年8月29日閲覧)
  4. ^ ソニー・ミュージックダイレクト『ソニー・ミュージックレコーズの演歌部門「ACルーム」、ソニー・ミュージックダイレクトに移管』(PDF)(プレスリリース)ソニー・ミュージックエンタテインメント、2011年4月1日https://www.sme.co.jp/pressrelease/images/20110401-3.pdf2011年4月1日閲覧 
  5. ^ ソニー・ミュージックエンタテインメント 広報『グループ会社再編および商号変更に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ソニー・ミュージックエンタテインメント、2014年2月17日https://www.sme.co.jp/pressrelease/images/20140217-4.pdf2014年4月3日閲覧 
  6. ^ 音楽レーベルにはどんな仕事がある?メジャーとインディーズの違いや転職事情について解説 | エンタメ人コラム”. エンタメ人☆彡コラム (2020年12月16日). 2023年11月24日閲覧。
  7. ^ a b c 1985年11月15日、レベッカ『REBECCA Ⅳ~Maybe Tomorrow』がオリコン・アルバム・チャート1位を獲得”. ニッポン放送 NEWS ONLINE (2018年11月15日). 2023年11月24日閲覧。
  8. ^ ZEBRAHEAD、エイベックスへ移籍&ニュー・アルバム『Brain Invaders』3/6日本先行リリース決定!先行シングル「All My Friends Are Nobodies」配信スタート!”. 激ロックニュース (2019年1月9日). 2023年11月24日閲覧。
  9. ^ 平手友梨奈、新曲「bleeding love」 10月16日(水)配信開始!、2024年10月16日、ユニバーサルミュージック
  10. ^ 映画「君と100回目の恋」オリジナル・サウンドトラック(初回生産限定盤) | サントラ”. ORICON NEWS. 2023年11月24日閲覧。

外部リンク


CBS・ソニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:02 UTC 版)

ちあきなおみ」の記事における「CBS・ソニー」の解説

風の大地の子守り唄」「アフリカン・ナイト」(1980年2月25日映画「象物語主題歌映画サウンドトラック盤収録シングル化が見送りとなり、シングル盤同じくCBS・ソニーから黛ジュン歌唱発売された。

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