C62 2とは? わかりやすく解説

C62 2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 01:29 UTC 版)

国鉄C62形蒸気機関車」の記事における「C62 2」の解説

1948年昭和23年5月20日日立製作所笠戸工場落成C62 3・4とともに自動給炭機試用機として製造され同年6月14日付で糸崎機関区新製配置された。1950年昭和25年8月12日宮原機関区転属。翌1951年昭和26年)に鷹取工場入場した際に、当時行われていた模範整備運動宮原機関区からの要望で、除煙板ステンレス製の「つばめマーク」が取り付けられたことから、「スワローエンゼル」の愛称親しまれる。また運転席キャブ及びデフレクタ誘導員用手すりステンレス鋼使用されている。宮原所属時代にはランボードステンレス鋼飾り帯が使用されているときもあったが、後の渡道に際して撤去された。 東海道本線全線電化によって余剰となり、1956年昭和31年11月25日から1957年昭和32年1月8日まで保留車として吹田機関区留置された後、同年1月21日北海道へ渡る。苗穂工場で軽軸重形への改造工事施工され1957年昭和32年2月7日付で小樽築港機関区転属函館 - 小樽間の急行列車牽引などに充当され重連運転では専ら前部補助機関車運用優先的に使用された。1970年昭和45年7月28日から8月6日にかけ苗穂工場行われた全般検査際し当時はこれが本形式最後全般検査になるとされていたこと、また過去特急牽引時代模す意味でも記念としてランボード白線塗装が行われた。白線当初工場出場後に消去する予定だったがそのまま小樽築港機関区回送引渡し行い梅小路蒸気機関車館収蔵後もランボード白線残されている。 1972年昭和47年10月10日に、鉄道100年記念して設立され梅小路蒸気機関車館動態保存され、それ以降国鉄西日本旅客鉄道JR西日本梅小路運転区に車籍を有している。蒸気機関車館の開館当初1972年昭和47年10月14日10月22日11月5日11月19日1973年昭和48年3月11日4月22日には京都 - 姫路間で臨時列車SL白鷺号」を牽引している。しかし同機は、蒸気機関車保存後の1974年昭和49年8月から9月にかけ国鉄長野工場全般検査実施された後、「SL白鷺号」などの本線自力走行や、本線走行必要な検査今日に至るまで一度実施されていないこのため法令上、構内展示走行のみ可能な状態である。梅小路蒸気機関車館においては他の動態保存機とともにSLスチーム号としての保存転に使用されていた。現役時代には、宮原時代小樽築港時代二度にわたり重油併燃装置搭載されたが、動態保存への移行にあたって撤去された。 なお、梅小路蒸気機関車館建設時保存車両選定で、同一形式複数残存し場合は、原則的には最若番機あるいは最終号機を最有力候補としていた。C62形C62 1存在したため当初候補挙げられていたが、C62 2の人気には逆らえず、変更となった模様である。 1997年平成9年9月11日午前10時京都駅新駅ビル落成式にあたって駅構内においてグランドオープン告げ汽笛鳴り響かせた式典小路へはEF65形牽引により回送されたが、その際1番線ホーム(現・0番線ホーム)で20分ほど機回し行い新駅ビル中央改札口正面で、蒸気と煙を上げC62形展示されるという演出なされた本機東日本旅客鉄道JR東日本)への管外貸出が2回ある。1度目鉄道の日制定および大宮工場開設100周年記念として、1994年平成6年10月9日行われた大宮工場公開イベント新旧つばめの出会うとき」で、JR東日本保有するEF55 1およびEF58 93九州旅客鉄道JR九州)から借り入れた787系電車とともに展示された。2度目1999年平成11年8月1日から9月12日行われたアニメ企画ドリームトレイン1999」のイベントで、品川駅にて展示された。しかしながら、この回送途中軸焼けしていることが判明したため、それ以降長距離移動を伴う貸し出し行われなくなった2010年平成22年)ごろには過熱管の水漏れ発生により休車していたが、梅小路蒸気機関車館開館40周年記念事業一環として修理され、その記念日2012年平成24年10月10日正式に構内運転復帰となった2013年平成25年7月20日にはイベント銀河鉄道999C62形蒸気機関車」にて、漫画「銀河鉄道999」999号同形式であるC62 2に「999」のヘッドマーク取り付け、「SLスチーム号」として構内走行した2016年平成28年4月29日以降京都鉄道博物館引き続きSLスチーム号」の保存運転をおこなっているが、2017年平成29年10月より1年検査入ったが、ボイラ水漏れ腐食した灰箱など老朽化進行していたため、ボイラ大改修工事着手サッパボイラ入場し大・小煙管交換などの作業が行われ、2018年平成30年11月1日より構内転に復帰している .mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}国有鉄道蒸気機関車C62-2号機 > 国有鉄道蒸気機関車C62-2号機 > 国鉄C62形蒸気機関車

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国鉄C62形蒸気機関車」の記事における「C62 2」の解説

除煙板デフレクター)に『つばめマーク付き。『スワローエンゼル』という愛称呼ばれていた。ただし、宮原機関区時代同機調子がよいとはいえず、実際「つばめ」牽く機会比較少なかったキャブの裾が他機と比べて約10cmほど短い。これは当初満鉄ストーカーテンダー側に装備していた影響よるものである。

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