若手大喜利
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若手大喜利
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若手落語家による大喜利。1967年(昭和42年)10月8日に初開催されて以降、不定期に番組の演芸の時間帯に放送される。1967年当時の若手メンバーは、柳家さん治(現:10代目柳家小三治)、柳家小きん(後の6代目柳家つば女)、春風亭栄橋、林家木久蔵(現:林家木久扇)、三笑亭茶楽だった。 1970年代から1990年代の若手メンバーには、古今亭朝次(現:7代目桂才賀)・桂歌はち(現:桂歌春)・古今亭菊之助(現:古今亭菊丸)・林家錦平・金原亭駒平(現:金原亭世之介)・三遊亭貴楽・桂幸丸・林家こぶ平(現:9代目林家正蔵)・桂竹丸・月の家かがみ(現:2代目橘家蔵之助)・春風亭昇太・立川談春・三遊亭楽大(現:伊集院光)などがいた。 1990年代前半を最後にしばらくは行われなかったが、1998年(平成10年)7月に「大喜利下克上」に改題の上で4週連続で行われて以降(なお、この時は様々なルールが異なっていた。詳細は下記参照) 、再び恒例の企画となった。この時の司会はかつて若手メンバーの一人だった昇太が担当し、それ以降昇太は「大喜利下克上」の司会者としてレギュラー出演した。1999年(平成11年)5月2日の放送からはタイトルが「若手大喜利」に戻り、ルールの方も2004年(平成16年)12月26日の放送から本編大喜利同様に戻っている。この当時の若手メンバーとして、五明樓玉の輔・春風亭勢朝・5代目春風亭柳好・立川生志・三遊亭愛楽・林家たい平・2代目林家木久蔵・林家きく姫・神田北陽(現:3代目神田山陽)・橘家亀蔵(現:橘家圓十郎)・三遊亭遊馬などが出演していた。またこの時以降、若手メンバーは司会の昇太も含めて名前を覚えてもらいやすくするため、名札をつけるようになった。 2003年10月12日に司会の昇太と若手メンバーが出演する派生番組『BS笑点』→『笑点Jr.』が放送開始されて以降、『笑点』本編での若手大喜利は2004年(平成16年)12月26日を最後に長らく行われなくなったが、『笑点Jr.』が2011年(平成23年)3月13日で放送終了となったことに伴い、2011年(平成23年)6月5日 に『笑点』本編で再び行われ、司会は引き続き昇太が担当した。それ以降は春と秋に行われ、座布団運びには日テレ女性アナウンサーを起用した。 2013年春から開催の場を『笑点 特大号』の番組上に変えて毎月に1・2回程度行われ、昇太以外の笑点メンバーも司会を担当するようになった(笑点 特大号#若手大喜利の項を参照)。また、2016年に昇太が本編の番組司会に就任して以降は、『特大号』での若手大喜利を継続しつつも地上波本編での開催も再開されており、こちらも『特大号』同様昇太や他の笑点メンバーによる司会で進行されている。 この『若手大喜利』を経て、笑点メンバーに加入した者もいる。 1998年7月〜2001年6月の独自ルール 配置は、チーム対抗戦の時のような司会席を中央に置いたもの。 司会席の見台は通常と異なる背の高い物で、回答者も全員座布団でなく椅子に座る。 座布団のやり取りがない代わりに回答者全員に事前に市販品のお面が配布され、悪い答えを言うと司会の昇太の指示により、次の問題に移るか許可が下りるまでそのお面をかぶり顔を隠さなければならない(なお、そのお面を逆に回答に利用する者もいた)。 最後に司会の昇太の裁量でMVPが選ばれ、MVPに賞品が与えられる(下記の「賞品」の項を参照)。 1998年 - 2004年放送日司会出演メンバー座布団運び備考1998年7月5日昇太 新潟 北陽 たい平 あさ市 笑志 亀蔵 なし 上記の通りこの時は「大喜利下克上」のタイトル。山田が4週に渡って休演したため、この間はオープニングアニメもなく(新作を制作中)、演芸の時間帯に4週連続で行われた。 1998年7月12日昇太 あさ市 笑志 勢朝 愛楽 たい平 亀蔵 1998年7月19日昇太 笑志 佐助 たい平 遊之介 北陽 柳八 1998年7月26日昇太 柳八 笑志 新潟 勢朝 たい平 北陽 あさ市 亀蔵 1998年9月6日昇太 笑志 たい平 北陽 愛楽 あさ市 亀蔵 あさ市、改名前最後の大喜利。 1998年10月25日昇太 笑志 たい平 勢朝 玉の輔 北陽 柳八 玉の輔、改名後初の大喜利。 1998年12月20日昇太 北陽 遊馬 たい平 勢朝 國志舘 柳八 1999年2月7日昇太 玉の輔 柳八 愛楽 たい平 笑志 遊馬 1999年5月2日昇太 北陽 遊馬 たい平 玉の輔 愛楽 柳八 この回からタイトルが「若手大喜利」に戻る。 1999年7月18日昇太 北陽 遊馬 たい平 玉の輔 笑志 愛楽 柳八 寿司ネタを使ったダジャレ歌合戦で、メンバーの衣装とセットも寿司屋を模した物だった。 2000年2月20日昇太 たい平 遊馬 北陽 玉の輔 きく姫 柳八 柳八、襲名前最後の大喜利。 2000年6月25日昇太 笑志 北陽 たい平 きくお 愛楽 柳好 柳好、襲名後初の大喜利。 2000年10月29日昇太 北陽 きくお たい平 玉の輔 愛楽 柳好 2001年2月11日昇太 北陽 きくお たい平 玉の輔 遊馬 笑志 2001年6月24日昇太 北陽 玉の輔 たい平 柳好 きく姫 きくお 2004年12月26日 昇太 愛楽 笑志 きくお たい平 柳好 玉の輔 ひらり この回は休演中のこん平の代役を決める代理メンバー選考会として実施された。 おはよう笑点(2006年と2007年の木久蔵は初代木久蔵)放送日司会出演メンバー座布団運び備考2006年1月2日 昇太 愛楽 文左衛門 きくお 木久蔵 柳好 玉の輔 インリンたい平 『おはよう笑点』内で開催。若手に混じって木久蔵も参加し、きくおと親子で共演した。 2007年1月2日 昇太 愛楽 文左衛門 きくお 木久蔵 柳好 玉の輔 たい平 2011年 - 2018年(2011年以降の木久蔵は2代目木久蔵)放送日司会出演メンバー座布団運び備考2011年6月5日 昇太 愛楽 文左衛門 木久蔵 生志 一之輔 彦いち 水卜 地上波復活後初の大喜利。 2011年10月9日 昇太 愛楽 蘭 木久蔵 生志 可龍 柳好 徳島 2012年4月29日 昇太 枝太郎 王楽 木久蔵 生志 蘭 柳好 上田 2012年11月25日 昇太 鯉斗 昇吉 木久蔵 ぴっかり 八ゑ馬 柳好 杉野 2016年7月31日 昇太 昇也 鯉八 木りん ぴっかり わさび 宮治 つる子 個人戦での開催は4年ぶり。 2016年11月6日 昇太 昇也 小痴楽 ぴっかり 宮治 わさび 馬るこ つる子 この回からは名札に名前のみならず、一文やイラストが添えられるようになった。 2017年2月12日 円楽 昇也 貞鏡 晴の輔 三四郎 わさび 馬るこ つる子 2回放送分の座布団の合計枚数が一番多い者が賞品を獲得。 2017年2月19日 三平 2018年4月29日 木久扇 昇也 ぴっかり 宮治 晴の輔 わさび 馬るこ とむ 2回放送分の座布団の合計枚数が一番多い者が賞品を獲得。 2018年5月6日 たい平 チーム対抗戦(2014年以降の木久蔵は2代目木久蔵)放送日司会出演メンバー座布団運び勝利チーム敗北チーム備考下手側上手側下手側上手側1982年12月26日 三波 若手チーム かがみ こぶ平 歌はち 竹丸 貴楽 菊之助 笑点チーム 九蔵 こん平 歌丸 朝次 楽太郎 木久蔵 電蔵 松崎 なし 『年忘れ大喜利大会』内で放送。形式上は個人戦で、チームの勝敗ではなく最も座布団が多かった者に賞品が与えられるルールで行われた。収録は三波の急逝の4日前で、生前最後の大喜利となった。 1999年10月31日昇太 西軍 む雀 こごろう 米吉 東軍 たい平 北陽 柳八 なし 西軍 東軍 この回は若手の上方噺家 が出演した、「東西若手大喜利」として放送。 2014年7月13日 昇太 中堅チーム 愛楽 木久蔵 生志 柳好 若手チーム 宮治 とむ 晴の輔 馬るこ つくし ぼたん 若手チーム 中堅チーム この回は第3期メンバー中心の中堅チームと第4期メンバー中心の若手チームが対決した、「若手噺家派閥対抗大喜利」として放送。 2015年1月18日 昇太 二つ目チーム 宮治 わさび 馬るこ 真打ちチーム 木久蔵 晴の輔 愛楽 昇也 柳好 二つ目チーム 真打ちチーム この回は二つ目チームと真打ちチームが対決した、「若手噺家派閥対抗大喜利」として放送。 2015年8月2日二つ目チーム 真打ちチーム 2019年5月5日 昇太 円楽 若手チーム 昇也 宮治 晴の輔 わさび 馬るこ 笑点チーム 小遊三 好楽 木久扇 三平 たい平 愛楽 山田 若手チーム 笑点チーム 若手メンバーと笑点メンバーの対決による、「笑点メンバーVS若手大喜利」として放送。 2019年12月8日 昇太 若手チーム 昇也 宮治 晴の輔 三四郎 わさび 馬るこ 笑点チーム 小遊三 好楽 木久扇 三平 円楽 たい平 愛楽 山田 若手チーム 笑点チーム 2021年11月7日 昇太 若手チーム 昇也 宮治 わん丈 晴の輔 わさび 馬るこ 笑点チーム 小遊三 好楽 木久扇 三平 円楽 たい平 あずみ 山田 笑点チーム 若手チーム 2022年2月27日 昇太 若手チーム わさび 昇々 馬るこ わん丈 晴の輔 笑点チーム 小遊三 たい平 木久扇 好楽 (宮治) 昇りん 山田 笑点チーム 若手チーム 2022年3月6日2022年6月5日 昇太 若手チーム わさび 昇也 桃花 晴の輔 馬るこ 笑点チーム 小遊三 たい平 木久扇 好楽 宮治 昇りん 山田 2022年6月12日 けい木 賞品 座布団が同数だったこん平と木久蔵が、来年の笑点カレンダー(50部を2人で分け合った)を獲得。(1982年12月26日放送) 亀蔵、たい平、柳八、昇太が「大喜利の座布団運びを担当する権利」を獲得。(1998年7月5日 - 1998年7月26日放送) 上記の通り座布団ではなく椅子に座って行ったため、司会の昇太が最後にMVPを指名していた。最後の回では昇太が掟破りで自分をMVPに指名し、この日出演したメンバーの反感を買った。 あさ市が「美女と肌と肌の触れ合える権利」を獲得。(1998年9月6日放送) しかし、後楽園ホールの出口で女性観客と触れ合うだけだった。 柳八が「めくるめく官能の世界へ行ける権利」を獲得。(1998年10月25日放送) 昇太と共に後楽園ゆうえんち(現:東京ドームシティアトラクションズ)のアトラクション「リニアゲイル」に乗った。 北陽が「笑点の大トリをとれる権利」を獲得。(1998年12月20日放送) しかし、舞台の後片づけが行われている中での大トリとなった。 愛楽が「みんなから拍手を受ける権利」を獲得。(1999年2月7日放送) 柳八が吉野家の無料クーポン5枚を獲得。(1999年5月2日放送) 北陽がマグロの握り寿司のかぶり物(その回で昇太がかぶっていた物)を獲得。(1999年7月18日放送) 西軍が来年(2000年)の笑点カレンダーを獲得。(1999年10月31日放送) 敗北した東軍にもカレンダーが特別に与えられたが、そのカレンダーは今年(1999年)の笑点カレンダーだった。 きく姫が厚底雪駄を獲得。(2000年2月20日放送) きくおが「スキューバセット」と称して海女セットを獲得。(2000年6月25日放送) きくおがマツタケを獲得。(2000年10月29日放送) 「マツタケがもらえる」とのことだが、松茸ではなく松(と)竹だった。 笑志がバレンタインのチョコレートを獲得。(2001年2月11日放送) しかし、箱を開けるとマトリョーシカ人形のごとく中から一回り小さい箱が出てくるのが数回繰り返された挙げ句、最後に出てきた中身は一口大のチョコ一つだった。 きく姫が「夏をエンジョイするかっこいい水着」と称して赤ふんどしを獲得。(2001年6月24日放送) たい平が「こん平師匠の代わりに大喜利に出演できる権利」を獲得。(2004年12月26日放送) これによりたい平は、本編の大喜利でこん平の代理メンバーとして出演する事になる。その後、2006年5月から正式なメンバーとなった。 玉の輔が箱根駅伝応援権(応援旗と切符)を獲得。(2006年1月2日 『おはよう笑点』での放送) 愛楽が兄弟子の楽太郎が率いる「ブラック団」の4人目のメンバー権を獲得。(2007年1月2日 『おはよう笑点』での放送) 2代目木久蔵が「歌丸フラドール」(2010年夏のアナウンサー大喜利の賞品の余り物)を獲得したが、壊れていた。(2011年6月5日放送) 生志が「歌丸ミストファン」(2011年夏のアナウンサー大喜利の賞品の余り物)を獲得したが、今回も壊れていた。(2011年10月9日放送) 蘭が「歌丸マスク」(2012年春のアナウンサー大喜利の賞品の余り物、歌丸の口元部分の写真がプリントされている)を獲得。(2012年4月29日放送) 2代目木久蔵が「歌丸日傘」(2012年夏のアナウンサー大喜利の賞品の余り物、歌丸の顔写真がプリントされている)を獲得。(2012年11月25日放送) 若手チームが昇太の著書「城あるきのススメ」を獲得。(2014年7月13日放送) 二つ目チームが木久扇の落語の書籍を獲得。(2015年1月18日放送) 二つ目チームが好楽の著書「好楽日和。」を獲得。(2015年8月2日放送) わさびが「大喜利への出演権利」を獲得。(2016年7月31日放送) その回の大喜利3問目に出演した。 わさびが「笑点の演芸コーナー出演権利」を獲得。(2016年11月6日放送) 翌週11月13日放送分の演芸に出演した。 わさびが「6代目円楽主催のパーティー招待券」を獲得(2017年2月19日放送)※賞品は6代目円楽から贈呈された。 馬るこが「来週の笑点への出演権利」を獲得。(2018年5月6日放送) ニコニコ超会議2018「超笑点」の大喜利(2018年5月13日放送)に出演した。 若手チームが「兜と刀」を獲得。(2019年5月5日放送) 放送日のこどもの日にちなんだ賞品だったが、どちらも新聞紙で作った物だった。 若手チームが「昇太の顔写真入り箒」を獲得。(2019年12月8日放送) 笑点チームが勝利するも賞品はなかった。(2021年11月7日放送) 昇太は敗北した若手チームに対して、「今回勝っていたら、来週から(若手メンバーらに)メンバー総入れ替えだった」と冗談半分で言っていた。 笑点チームが勝利するも賞品はなかった。(2022年2月27日・3月6日放送) 今回も昇太は敗北した若手チームに対して、「今回勝っていたら、来週から宮治と(若手メンバーらが週替わりで)メンバー交代だった」と冗談半分で言っていた。
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