自動車・二輪車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 22:31 UTC 版)
「ルパン三世 カリオストロの城」の記事における「自動車・二輪車」の解説
スーパーチャージャーつきフィアット・500 ルパンたちの愛車。イタリア製の小型大衆車。改造が施してあり、レバーを引くとスーパーチャージャーが作動して高速で走行できる。「R-33」のナンバープレートがついている。カリオストロ伯爵の手先が放った手榴弾でフロントガラスやヘッドライトなどを損傷したが、エンディング前には綺麗に修繕されている。塗装は黄色(クリームイエロー)。パンクしてタイヤ交換をするシーンがあるが、スペアタイヤは丸坊主(溝の無い状態)だった。 イタリアで上映された折に、事前に申告しておけばフィアットから宣伝料が出た のにと言われたが、それを聞いた宮崎は「イタリアで上映すると知っていたら別のメーカーにしただろう」と述べている。これは馴染みの無い車両の方が観客は楽しめると考えての事である。 なお、劇場公開当時、大塚康生が作中に登場したものの同型車(FIAT NUOVA 500)を所有していた。 メルセデス・ベンツSSK ドイツ製の高級車。ルパンがクラリスとの出会いを思い出す際の回想シーンに登場。 シトロエン・2CV クラリスが城からの逃走に使用したフランス製の小型大衆車。塗装は小豆色。「F-73」のナンバープレートがついているはずだが、シーンによっては「F-14」になっている。カーチェイスの末にバラバラとなり、湖に落下して水没。 宮崎駿は同型車を所有している。また本作に先駆けて『TV第1シリーズ』第23話でも通常型(運転手は宮崎駿本人がモデルになっている)、及びバンタイプの2CVが「だるまや弁当」の配達車として登場している。 ハンバー・スーパー・スナイプ クラリスを追うカリオストロ伯爵の部下たちが運転していた、イギリス製のリムジン1940年式、モンゴメリー将軍の愛用した車として有名、「C-14]のナンバープレートがついている。塗装は茶色。防弾仕様の特殊タイヤを履いているが、次元の徹甲弾の一撃を食らってパンクし大破。この車に乗っていたカリオストロ伯爵の部下は5人で車内に3人、外側の右のドアと左のドアに1人ずつ掴まって乗っていた。車が大破した際に車の左のドアに掴まって乗っていた部下の男が吹っ飛ばされた。 日産・ブルーバード(410型) 銭形のパトカーとして登場する、白黒塗装の日本警察仕様車。ナンバーは「埼玉5 た 110」。初登場時からカリオストロ城に突入するまでは右ハンドルだったが、エンディング前には左ハンドルに変わっている。ドアに書かれている所属名も左側は「埼玉県警」だが、右側は「ICPO」となっている。 ファンの間では、通称「銭ブル」とも呼ばれる。宮崎駿が担当した『TV第2シリーズ』第145話「死の翼アルバトロス」にも銭形の愛車として登場する。 C.M.P 15-CWTトラック(キャブ13型) 機動隊員輸送車として登場。カナディアン・ミリタリー・パターン(C.M.P)、または、ゼニガタ突撃隊輸送車、1943年型カナディアンGMミリタリーパターン と呼ばれる、英連邦払い下げの幌付き全輪駆動軍用トラックで、塗装は暗灰色。右ハンドルで警察仕様としてサイレン機能と屋根上にパトライト(赤色灯)がある。C.M.Pはカナダフォード、カナダシボレーの両社で製造されたが、作中のC.M.Pはラジエーターグリルが斜めのダイヤ型(フォード製は四角の網目)なのでシボレー製である 1973年には大塚康生がマックス模型の製品として同車と同じトラックの1/35模型を「C.M.P小型トラック」として企画設計し、同社より商品化している。 ハーレーダビッドソン・WLA 不二子が使用したアメリカ製の軍用オートバイ。後部両サイドにサドルバッグを取り付けており、ラストシーンでは偽札の原版を入れていた。 銭形に電話を掛けるシーンとラストシーンではヘッドライトとホーンの上下が逆になっているが、別個の車両ではなく作画ミスと思われる。電話を掛けるシーンに登場する、ホーンが上にあるものが本来の仕様である。
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自動車・二輪車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 03:39 UTC 版)
自動車、二輪車のヘッドライトは輝度が高く、光線が直接目に入ると特に夜間では不能グレア・減能グレアを起こしやすい。路面が雨で濡れている場合には、下に向けたライトも路面反射によるグレアの原因となる。路面の滑り易さなどともあいまって事故につながりやすいため、注意を要する。走行中におけるこのような視界不良は極めて危険を伴うため、国土交通省ではヘッドライトの光軸、色温度に規定値を定めている。 ヘッドライトによる対人・対車への視界眩惑による危険性は自動車史上古くから認知されており、光軸調整機能、上向き・下向き照射(ハイ・ロービーム)切り替え機能は自動車の安全装備としてはシートベルトよりも早くに実装されている。また下向き照射でも充分な光量を保ち運転者の視界を確保出来るよう各自動車メーカーは工夫を重ねてきた。古くはヘッドライトレンズの屈折率により光線を調節し、設計・成形技術が進歩した今日ではヘッドライト内のリフレクター(反射板)の角度を厳密に設定する事で必要な方向へ光が照射されるよう設計されている。近年はバルブの輝度が高くなって来たため、トラック、バスなど大型の車はバンパー付近に低くヘッドライトを配置・デザインする事で光源位置を下げ光軸が対向運転者の目に入りにくいよう配慮、また直接の光源であるフィラメントが視界に入らないよう何らかの覆いが施されている。また大型車では信号停車時にヘッドライトの運転者による任意消灯、乗用車では一部車種に光軸の調整ダイアルが運転席に備わるなど、他車への不快グレアに配慮する運転マナーによる効果も決して少なくない。 一方で国土交通省の定める交通規則では平常走行では上向き照射(ハイビーム)で走行し、市街地及び対向車がある場合は下向き照射(ロービーム)で走行するよう定めている。グレアを引き起こしやすい上向き照射(ハイビーム)も対人でない限りは運転者の視界確保に極めて有効であり、対人であっても瞬間的に明滅するパッシングなど効果的に使えば他車とのコミュニケーション、注意喚起にもなる。また下向き照射(ロービーム)であってもテールランプと共に夜間は暗闇の中で自車の存在を他者に知らせ、二輪車ではこの理由から昼間でもヘッドライトの常時点灯が義務付けられているなど、光を他者・他車運転者の視界に入れる、則ち意図的に軽微なグレア現象を引き起こす事で対称者の意識を向け注意を促す一定の機能・役割を持っている。
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