腦死とは? わかりやすく解説

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脳死

読み方:のうし

(1)脳の機能脳幹含めてすべて喪失され回復不可となった状態のこと。何も対処しなければ心臓含めた全身機能失われ死に至る。心肺の機能生命維持装置によって維持されている場合、脳死を死と見なすか否か、という点は論争焦点となっている。
(2)ゲームなどにおいて、特に戦略練った戦況注意払ったりする必要がなく、何も考えず淡々と操作していればゲーム進行するさまを指す言い方。脳死プレイ、脳死ゲー、といった言い方用いられることが多い。

のう‐し〔ナウ‐〕【脳死】

読み方:のうし

大脳および脳幹全機能が完全に停止している状態。脳死をもって個体の死の判定基準にできるとする考え方もある。→臨床的脳死診断法的脳死判定


脳死(Brain death)

脳幹を含む脳全体機能停止し回復希望が全くなくなった状態。脳死では呼吸がないため、そのままでは酸素欠乏によりやがて心停止に至る。ベンチレーター装着しホルモン療法などを行えばある程度の期間心臓の機能を保つことが可能となるが、回復することはない。この状態を個体の死と考えかどうか論争続けられている。

脳死

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 02:08 UTC 版)

脳死(のうし、: brain death)とは、ヒト脳幹を含めたすべての機能が廃絶した状態のことである。一般的に脳死後に意識を回復する見込みは無いとされる。


  1. ^ a b YouTube - ニュースJAPAN/脳死移植シリーズ vol.2 『いつか最期のときに』
  2. ^ a b c d e f 脳死判定における補助検査について”. 日本救急医学会. 2020年7月19日閲覧。
  3. ^ 有田和徳, 魚住徹, 大庭信二, 中原章徳, 大谷美奈子, 三上貴司, 小林益樹「孤立性脳幹死の2例」『日本救急医学会雑誌』第5巻第2号、日本救急医学会、1994年、192-196頁、doi:10.3893/jjaam.5.192ISSN 0915-924XNAID 1300036261502022年1月3日閲覧 
  4. ^ Terri Schiavo case
  5. ^ BBC News - HEALTH - Organ scandal background
  6. ^ Discovery編集部. “死のプロセスが明らかに…脳内に広がる死の波、人間に初めて確認される”. Discovery Channel Japan | ディスカバリーチャンネル. 2019年4月15日閲覧。
  7. ^ 脳が活動停止しても人は蘇生できる!? 死ぬ前に人は2度「暗闇の脳波」を出すことも判明(最新研究)”. TOCANA. 2019年4月15日閲覧。
  8. ^ Inc, mediagene (2013年8月10日). “死はどんな姿? 全身を駆け抜ける青い光の波”. www.gizmodo.jp. 2019年4月15日閲覧。
  9. ^ a b 特集・話題命を継ぐ 臓器移植法20年 岡山の現場から(2)開いた扉 初の判定「足が震えた」 岡山の医療健康ガイドMEDICA、山陽新聞デジタル、2017年11月19日
  10. ^ 高知新聞 - 生命のゆくえ 検証・脳死移植12
  11. ^ 高知赤十字病院に対する日本弁護士連合会の勧告及び要望 2003年2月18日 「脳死」・臓器移植に反対する関西市民の会
  12. ^ NHK脳死報道に関する疑問 救急・災害医療ホ-ムページ、1999年6月1日
  13. ^ 横田裕行 (2009年8月1日). “神経救急 脳死判定の現状―脳死下臓器提供との関連から”. 中外医学社. 2010年9月16日閲覧。
  14. ^ 浜崎盛康「脳死と人の死(下)視床下部・下垂体系ホルモンと統合性」『人間科学』第13号、琉球大学法文学部、2004年3月、287-300頁、ISSN 13434896NAID 120001643567 
  15. ^ 脳死の人をよみがえらせるバイオテクノロジー企業「バイオクオーク」の実際(アメリカ)”. exciteニュース (2017年6月12日). 2018年10月13日閲覧。


「脳死」の続きの解説一覧

脳死

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 10:09 UTC 版)

ヒトの脳」の記事における「脳死」の解説

詳細は「脳死」を参照 脳死とは、脳機能不可逆的な全喪失のことを言う。これは昏睡状態反射喪失無呼吸英語版)により特徴づけられるが、脳死の宣言要件地域によって異なり、また誰しもがそれを受け入れるとは限らない。国によっては脳幹死(英語版)を定義しているところもある。脳死の宣言は、それが医学的無益性(英語版)という考え方の下で延命治療中止つながり得るものであり、その患者臓器提供適した臓器持っている場合もあるという点で、重大な結果もたらし得る。脳死宣言プロセスは、患者親族との信頼関係築けていない場合、しばしばより困難なものとなる。 脳死が疑われる場合電解質神経系薬物関係による認知抑制といった、可逆的な鑑別診断除外する必要がある前庭動眼反射英語版)、角膜反射英語版)、絞扼反射、光に対す瞳孔拡張といった各種反射テストは脳死を判断する助けとなるものであり、反応呼吸停止も同様である。反応の完全な喪失既知診断結果神経画像が示す徴候といった臨床的観察結果は皆、脳死宣言判断材料として用いられることがある

※この「脳死」の解説は、「ヒトの脳」の解説の一部です。
「脳死」を含む「ヒトの脳」の記事については、「ヒトの脳」の概要を参照ください。


脳死

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 12:34 UTC 版)

「死」の記事における「脳死」の解説

心肺停止の状態になると、大量酸素を必要とする脳が速やかに破壊される人間身体の中枢であるため、意識回復や、身体の恒常性の維持期待できなくなる。詳しくは「脳死」を参照のこと。

※この「脳死」の解説は、「死」の解説の一部です。
「脳死」を含む「死」の記事については、「死」の概要を参照ください。

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脳死

出典:『Wiktionary』 (2021/07/11 05:26 UTC 版)

名詞

のうし

  1. (医学) 脳幹含めた機能がすべて停止した状態。

発音(?)

の↘ーし
の↗ーし

関連語

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