第4シリーズ登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 10:24 UTC 版)
「土曜ワイド殺人事件」の記事における「第4シリーズ登場人物」の解説
連載が少年誌から一般誌に変わり、全ての漢字に振り仮名がつくことはなくなったため、正式な読み不明のキャラがいる。 巻紙陶磁器郎(まきがみ とうじきろう) 前橋市の古物商37歳。 群馬県内で死亡した2人の被害者から金を借りていたため重要参考人となるが、その2日前から行方不明になっていた。その後京都でホテルに泊まっているところを京都府警に監視されていたが、貴船で巨大な釘で木に打ち付けられて死亡しているのが発見され、泊まっていた部屋には同じポーズの藁人形が残されていた。 把剃尼(ぱぞりーに) A子を拾って鞍馬山で修行させていた人(?)。 常に機械の動作音らしきものがしていたり、フリーズしたりと謎の物体。中盤からは玉緒人形に扮してA子を見守っていた。 名前はピエル・パオロ・パゾリーニから。 魔界小路公笹(まかいのこうじ きんざざ) A子が売っていた薪を全部買い、A子を魔界小路家に連れてきた青年。 魔界小路本家の次男で、人形作りの才能がない兄公魚に代わり、若旦那として藁人形製作を取り仕切っている。常に身につけているエプロンには「WARA DOLL」の文字と色々なポーズの藁人形が描かれているが、この藁人形はいざという時になぜか取り外すことが出来る。 魔界小路家は、かつて「源氏三代からルーズベルトまで」と謳われ、隣の双生寺と共に京都呪殺界のトップに君臨していた家。現代では丑の刻参り用の霊験あらたかな藁人形ではなく、人型でないものや、ワンフェス用に作ったパトレイバーの巨大なイングラム型など藁を使った様々な商品を作っている創作藁人形工房になっている。土産用の藁人形は魂のこもっていない抜け殻だが、用いる人によっては十分な効果を発揮するという。ただし、良い出来の藁人形はお土産ではなく、懇意にしている銅原におろすなど、京都の一見さんに冷たい面を見せている。また、屋敷には奥義伝授の間という開かずの間があり、先々代の時代に封印されたが、今回の事件の最中に何度か開き、事態の混迷に寄与することになる。 なお「魔界小路」という名前は馬飼野康二からで、『落第忍者乱太郎』でも「魔界之 小路」としてモデルにされている。 ヒトミちゃん 魔界小路家で飼われている巨大ウナギ。 家を出入りする人物にたびたび踏まれ、最終的に怒りが爆発して大暴れする。鳴き声は「ウナー」。 魔界小路公魚(まかいのこうじ きんとと) 魔界小路家の現当主。 公笹の兄で旦那はんと呼ばれるが、人形作りの才能がある弟に家の一切を任せ、弟に養われてボロボロの屋敷でひっそりと暮らしている。麻呂眉にお歯黒、蝶ネクタイ、髪はぴっちり真ん中分け、くりんとしたもみあげとひげという特異な容姿をしている。 豊島 魔界小路家に勤める古株の老人。 従業員の中では鉄と2人だけしっかりと名前と出番があるが、活躍するわけではない。 田口鉄人 魔界小路家の従業員で29歳。通称鉄。メガネをかけデブで目つきがキモい。 裏で藁人形の横流しをしており、後に納豆まみれの死体として発見される。 デビッド銅原(デビッド どうはら) 現代に生きる外国人陰陽師。 日本のアニメやマンガを見て京都へやってきて、跡取りがいなかった錆明流陰陽師に弟子入りし免状を得る。ポール・モーリア風の音楽と共に登場し、出演している間は常に手品やイリュージョンを披露している。 モデルはデビッド・カッパーフィールドで、名前もカッパーとフィールドを直訳したもの。 銅原のアシスタント 上は巫女装束、下はバニーガールという出で立ちで銅原のアシスタントを務める女性。 ホワイトタイガーの着ぐるみに入って暴れる役目も負うが、銅原に開かずの間から呼び出されてしまってからは、銅原を探して街中を駆けずり回り続ける羽目に陥る。 動燃(動然とも表記、どうねん) 魔界小路家の隣にある金銀山双生寺の坊主。 太い唇と眉と隈が特徴。公魚に呪いを受けたとして報復していた。幻覚(げんかく)という酒びたりな弟がいる。 名前は動力炉・核燃料開発事業団の略称から。 金銀山双生寺(きんぎんさんそうせいじ)は、かつて魔界小路家と呪殺業界で要人暗殺の呪力を競っていた。庭の枯山水は砂利が敷き詰められているにもかかわらずプールや海のようで、シンクロをしている人やサメ、機雷、シュノーケル、潜望鏡といったものが地面の上に姿を見せている。 山西村紅葉( - もみじ) 自称公笹の許婚者として公笹に付きまとい、魔界小路家に転がり込んだA子を間女扱いする女性。 派手な衣装と丸顔が特徴。実は動燃の腹違いの妹だったことが死後明らかにされる。 名前は山村紅葉から。 京都府警の面々 舞台を京都に移したため、群馬県警の面々が冒頭にしか出なくなり、それを受け継ぐかのように悪ノリ集団として描かれている。 捜査本部を設置した際に作られる看板の筆文字を他の課の習字と並べ批評したり、現場写真の焼き増し希望者を募ったり、事件現場の納豆を食べたりといった具合である。また、警察官の中によく新選組の格好をした人物が紛れている。 若林 今回の事件で府警の指揮を執る警部。役職は係長。 検非違使・六波羅・所司代といったかつての治安組織の伝統を振りかざしたりする。 モデルとなったのは若林豪。 戻橋(もどりはし) 若林に名指しされ、部下2人が自分なのかもう一人の方なのか戸惑う。 暫定的に片方が戻橋に決まるが、本当はもう一人の序盤からいた方が戻橋だった。 本部長 若林に命令を下す、姿を見せない偉い人。 だが後に、違法露店で逮捕された鞍馬天狗の正体だということが判明する。この露店を共にしていたのは杉作という名の男。 モブキャラ 恐らく最後のシリーズになるということもあり、それまでのシリーズに登場したキャラクターがモブの中に多数紛れている。 第1シリーズの陰のある青年も含めほぼ全てのキャラクターのみならず、R田中一郎など作者の別作品キャラ、赤塚不二夫の作品に登場するキャラクターなど、多岐にわたる。
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