第4シリーズ 京都藁人形殺人事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 10:24 UTC 版)
「土曜ワイド殺人事件」の記事における「第4シリーズ 京都藁人形殺人事件」の解説
『月刊少年キャプテン』の休刊から3年を経て、2000年5月にロケハンに行き連載が再開された。前3シリーズが中編・中編・短編だったのに対し、本シリーズは単行本1冊にわたる長編となる。完結まで丸3年かかり、掲載誌も3誌を渡り歩くことになったが、この掲載誌の変遷・編集が田山三樹・共作漫画といった点は『マリアナ伝説』と共通しており、両作にゆうきが関わっている。 舞台となるのは2時間ドラマの定番であるという理由から京都で、京都駅の大階段、鞍馬山のカラス天狗、正伝寺の血天井、地主神社の恋占いの石、倒壊する清水寺、お化け煙突と絡めた木嶋神社の三柱鳥居など市内各所をめぐるロケハンに行った場所が多く登場する。本シリーズでは『新・土曜ワイド殺人事件』と"新"がタイトルに付き、「土ワイ4 京都藁人形殺人事件」という副題になっている。 丑の刻参りをメインテーマとした本シリーズでは、舞台となる京都は魔界都市と称されるほどオカルト的な闇の部分が残っており、電車や救急車に大名行列のように先導者が付き、戦前という表現が太平洋戦争ではなく応仁の乱であるといった具合に時代錯誤な様子がよく描かれ、京以外を全て田舎と称するように、群馬の存在を誰もが知らないとされて、群馬以上に現実のそれを誇張した設定となっている。
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