登場飛行機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 01:12 UTC 版)
「荒野のコトブキ飛行隊」の記事における「登場飛行機」の解説
実在の機体(試作・計画機を含む)をモチーフにしているが作品オリジナルの性能が与えられている。無線機は現在の基準で見ても高性能なものが使われている。単位表記はイジツ上のものとなっている(距離単位が「クーリル」、容量単位が「ボットル」等)。 一式戦闘機 隼一型(はやぶさ いちがた) コトブキ飛行隊達が搭乗。隊のマークは黄色の日の丸に二枚羽の赤いプロペラ。差異としては個人ごとにパーソナルマークや迷彩、プロペラスピナーの色が異なる。 零式艦上戦闘機二一型 零戦二一型(ぜろせん にいいちがた) 空賊ドブロク団が搭乗。後にポロッカ所属機など複数登場。 零式艦上戦闘機三二型 零戦三二型(ぜろせん さんにいがた) 空賊ドブロク団に交じって飛行船を襲撃してきたナオミが搭乗。ハートマークに巻き付いた蛇がパーソナルマークである。キリエは唯一撃墜された相手として、以後も数々の遭遇で辛酸を舐めさせられた相手として必ず撃ち墜とすと心に誓い、さらにはサブジーと同じ機に乗っている奴だと、サブジー以外の三二型乗りは認めないと機体を見ると我を忘れて追撃する。 幼少期のキリエが出会ったユーハングの老人サブジーの搭乗する機体も登場。垂直尾翼にキリエの機体にも描かれている赤い隼が描かれており、主翼および胴体には赤い何かのマークが機体色で塗り潰されている。 局地戦闘機 紫電一一型(しでん いちいちがた) ナサリン飛行隊の乗機。ガンポッドを搭載し火力は高いが、機体同士の相性の悪さや技量の差などで全機撃墜される。隊のマークは酒瓶を片手にほろ酔い気分の青い鳥。機体も青く塗装している。 アレシマ防空戦では用心棒としてアレシマ上空の警護をし、空賊第三百一親衛隊相手に善戦した。 「外伝 大空のハルカゼ飛行隊」では後半のエンドロールにてカナリア自警団のヘレン専用機が登場している。 二式単座戦闘機 鍾馗(しょうき) ユーリア評議員の護衛のために派遣されたガドール評議会所属部隊が搭乗。 ムサコ・ヒガコの姉妹が郵便配達に使っている。 三式戦闘機 飛燕(ひえん) ユーリア評議員を運ぶオウニ商会の飛行船を襲撃してきた空賊シロクマ団の機体で、機体に豹のマークがついている。 アレシマ市立飛行警備隊所属機が登場した。 反イケスカ連合としてショウト自警団機が登場した。 九五式一型練習機 赤とんぼ ラハマの自警団が使用している機体の一つであり、尾翼にトランプのマークと数字が書かれている。主に救援活動や哨戒任務などに活用される。 九七式戦闘機 ラハマの自警団が搭乗。他の機体と比べ旧式であるが旋回性能の高さを活かして善戦している。 局地戦闘機 雷電(らいでん) ラハマの町長専用機であり町の守り神とされる。空賊であるエリート興業のトリヘイに奪われるが、後に返却される。奪還作戦中に一時的にザラが搭乗。返却までの帰還飛行では、搭乗機が修理中であったエンマが搭乗した。速度や武装では隼を上回るが旋回性能が隼に比べて落ちるため、格闘戦を好むキリエやエンマ達からの評価は悪い。11、12話では町長が搭乗し反イケスカ連合軍として戦った。 一式戦闘機 隼三型(はやぶさ さんがた) 空賊エリート興業の構成員達やトリヘイが搭乗。トリヘイの機体は専用カラーで塗られている。 「外伝 大空のハルカゼ飛行隊」ではハルカゼ飛行隊が搭乗し、エンドロールにて尾翼にユーカのパーソナルマークをしたユーカ専用の機体が登場している。 艦上爆撃機 彗星(すいせい) 空賊エリート興業の社長のトリヘイが後部銃座に搭乗していた。他のエリート興業所属機と同じく赤系の塗装で翼に「エリヰト」という文字がマーキングされている。 ナンコー油田火災を爆風消火するために、エリート興業の機体をキリエとケイトが乗り使用した。搭載されている爆弾はケイトが即席で作ったものである。 100式輸送機(ひゃくしき ゆそうき) 会社からの依頼で慰労を行っているアグア舞踏団の所有機。上面がピンクで下部が白系統で塗装され尾翼に踊り子のマークが描かれている。 空賊エリート興業から依頼があったもののコンパニオンたちが拒否したため、引き留めようとした男性は困り果てたが偶々その場にいたコトブキ飛行隊のザラがエリート興業への潜入に利用することにした。 イケスカの「トウワ・ブユウ商事」傘下の大手石油会社スタンドン石油所属機がナンコーに来ていた。マークは額にSの字をあしらった玉ねぎのような型の目出し帽に蝶ネクタイを付けたもの。 ガドール評議会議員の座を追われたユーリア所有機が自由博愛連合の追撃から逃れるために使用された。 艦上攻撃機 流星(りゅうせい) イサオが執事(声 - 中博史)と搭乗し、五二型1機と四式重爆を撃墜した。 零式艦上戦闘機五二型 零戦五二型(ぜろせん ごうにいがた) アレシマを襲撃した空賊第三百一親衛隊が搭乗。 ガドールから脱出するユーリアの乗った100式輸送機を追撃するガドール所属機が登場するがナオミに撃墜されている。 四式重爆撃機 飛龍(ひりゅう) アレシマを襲撃した空賊第三百一親衛隊が搭乗。2機いたが、1機はコトブキ飛行隊に、もう1機はイサオに撃墜されている。 自由博愛連合所属機がエンマが警備していた会場に駐機されていた。 四式戦闘機 疾風(はやて) 爆風消火をしようとするコトブキ飛行隊とナサリン飛行隊を阻止しようと現れた集団が搭乗した機体。腕も内海曰くプロであり、性能差もあってかコトブキ飛行隊の面々を苦戦させた。 羽衣丸を一時占領しようとした集団も同じパターンの迷彩を使っており、エンマはナンコー油田で妨害しようとした集団と同じだと予測している。後に公式サイトによればナンコー油田の疾風はイケスカ所属、羽衣丸を一時占領しようとした疾風は自由博愛連合所属機とされている。 五式戦キ一〇〇 自由博愛連合の所属機でありイサオがイケスカの常備軍として配備していたものである。隼や零戦よりも後に設計されたため性能は高く、ナオミからも良い機体と評される。 二式複座戦闘機 屠龍(とりゅう)乙型 羽衣丸を一時占拠した集団が使った機体で、疾風に護衛されながら3機が出現し、強行着陸した1機の疾風が空けた後部ハッチから着陸した。後にそのうちの1機にキリエとレオナが乗り、操舵不能になった羽衣丸を不時着させた。 局地戦闘機 紫電改(しでんかい) キリエとアレンを襲撃した謎の集団が使った機体。イケスカにも同じ塗装の機体が配備されている。 超大型戦略爆撃機 富嶽(ふがく) 自由博愛連合の勧告を受け入れない街に爆撃を行う際に使用された。ラハマに爆撃を敢行するため多数の護衛戦闘機を伴い5機編成で襲来するが、コトブキ飛行隊やナサリン飛行隊およびラハマ自警団によって阻止され4機が撃墜される。 十八試局地戦闘機 震電(しんでん) イサオが搭乗し、次々とキリエをはじめ反イケスカ連合軍の機体を落としていくがキリエを落とした直後、ケイトに機体を損傷させられた。その後、損傷させられたエンジンをジェットエンジンに変え震電改 としてコトブキ飛行隊に立ち向かう。 後日談にあたるアプリ版イベント「ベニヤンマ団の逆襲」ではショウトがイケスカから摂取したスペアパーツを元に震電を復元し、美人パイロット大会の優勝商品となるが、エンジンだけは大会に間に合わせるために不足しているパーツを他の部品を使って急ごしらえで補ったため、ベニヤンマ団に奪取されたもののエンジントラブルで中破した。その後は設計図が普及したのかエンジンだけは別の物を搭載した、オリジナルに比べて性能の劣るレプリカが製造されるようになり、「サネアツ奮闘記」に登場した。 キ六四試作重戦闘機 キ64 イサオの僚機として執事が使った機体。富嶽製造工場と目される飛行場を奇襲した反イケスカ連合軍を待ち伏せした。レオナ機との空中衝突により撃墜される。 F-86D セイバードッグ イケスカのイサオタワーに攻撃を仕掛けてきたコトブキ飛行隊を迎撃に上がった機体。近接信管のある24連式空対空ロケット弾(Mk4 FFAR マイティ・マウス)でケイト機を不意討ち撃墜しコトブキ飛行隊を追い詰めるが、ロケット弾で破壊したオブジェの破片でダメージを受けパイロットが射出座席で脱出し、墜落した。イサオ曰く「1機しかない迷子戦闘機」。作中では唯一のアメリカ合衆国製機体であり、塗装も他の自由博愛連合機とは異なりアメリカ空軍風の銀色。
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