流体力学などにおける「翼」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:58 UTC 版)
「#航空機の翼」も参照 20世紀に入ると飛行機が登場し、「飛行機の翼」という概念が生まれると共に、流体力学などの新しい学問分野が発展し、「翼」という言葉も新しい定義を得ることとなった。 その定義とはおおむね、「流体との相互作用によって効率よく揚力を得られるような形状をした物体」というものである。 またこの定義から、この語は、飛行機の翼以外にも多様なものを指しうる。 水中翼船の水中翼なども翼の一種である。 レーシングカー等に取り付けられるウイングは、上下を逆にした翼であり、車体を地面に押し付けるために下向きの揚力(ダウンフォース)を発生させるものである。 帆の一形態である縦帆は、水平方向の揚力を得る翼であると考えることができる。 プロペラやローターなどの「回転翼」も翼の一種である。産業用の圧縮機や風力原動機のブレードなども回転翼として理解することができる。 なお、こうした用法における「翼」の字は、音読みで「ヨク」と読まれることが多い。
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