洛芦和高校1年7組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 17:04 UTC 版)
「アスラクライン」の記事における「洛芦和高校1年7組」の解説
実は幽霊憑き(演操者候補)、悪魔といったワケありを中心に、その親友や演操者の妹・オカルトマニアといった「動じない」生徒を配し、悪魔のダンナ(契約者)を担任とした特別隔離クラスである。 大原 杏(おおはら あん) 声 - 豊崎愛生 中学時代からの智春の友人で、智春のバイト先である大原酒店の一人娘。陸上部所属。誰にも分け隔てなく接する明るい性格で、クラスのムードメーカー。病院嫌い。 自身が貧乳なのを少なからず気にしている。操緒とは貧乳の友(本人曰く「貧乳の友は魂の友」とのこと)。酒屋の娘なのだがアルコールに弱く消毒液の臭いで酔いつぶれたことがある。 なぜか頻繁に智春と朱浬が「誤解されかねない状態」にある時に遭遇する。その度に「誤解」し、智春がなだめるのに苦労することになる。 智春に好意を抱いているが、無理に彼の気持ちを自分に向けさせようとはしない。 樋口 琢磨(ひぐち たくま) 声 - 下野紘 智春の中学からの同級生で悪友。基本的に女好きのお調子者。玲士郎ほどはないが容姿は少し二枚目で、学力や運動神経も優秀。 重度のオカルトマニアで、智春同様科學部に入部する。そもそも智春に近づいたのも「幽霊憑き」の噂を耳にしたためである。モテるのだが、その趣味のためフラれやすい。 情報の収集と分析(特にオカルトと女性関連)にかけては実に優秀。それに於ける行動力も含め科學部にとって欠かせない役回りである。画才もある模様。 基本的にはスペックが高く女性にも人気はあるようだが、その折に持ち出す話題がオカルト限定であるため、智春によれば年平均5回近くのペースで失恋している(ただし作中ではそれらしい描写は見られない)という。しかし、佐伯玲子には本気の想いを抱いている模様。そのため、玲子の気持ちが向いている智春を警戒しており、本編第8巻で智春と奏をくっつけようと画策したりする。 洛高生徒の順応性の高さを象徴するようなキャラクターで、使い魔や機巧魔神との直接遭遇こそまだないものの、謎の仮面の「呪い」で酷い目にあったりしても、それほど奇異なこととは認識していないらしい。その時の智春は「どんだけの幸運の星の下に生まれたんだ、この男は」と心の中で言っている。 顧問・市原と共に、科學部内で数少ない悪魔や機巧魔神とは無関係な人物。ただし真実を知らされていないだけで、それ関係の仕事をすでにいろいろとやらされてはいる。 そのことに薄々感づいてはいたが、最終的に朱浬に全て教えられた。教えられなかったことに関しては朱浬の無茶苦茶な言い訳(正体を知られたら動物にされるなど)で納得した。 2年からは科學部部長代理になる。 佐伯 玲子(さえき れいこ) 声 - こやまきみこ 智春の中学校からの同級生で玲士郎の妹。智春には「佐伯妹」、単に「佐伯」とも呼ばれる。ブラコン。Bカップ。45kg。典型的な「委員長」で規律や規則を大事にしてリーダーシップもある。 兄に似てプライドも高い。言い換えれば意地っ張り。普段の立ち振る舞いも兄を除く男子に対しては辛辣で攻撃的。自他共に認める「女子の味方」で、彼女の怒りの矛先は大抵男子生徒に向けられる。中学時代からしょっちゅうアタックをかけている樋口に至っては何度か一撃KOを食らわせたこともある。その振る舞いから百合であると噂され、中学時代は女子に言い寄られ、後輩には敬遠されて辟易したこともある様子。 智春に気があり、その気持ちを智春に知られるのが怖いので、必要以上にキツく当ってしまうと「夏目ともは」につい本音を打ち明けてしまうが、直後にともはの正体に気づき、激怒した(ただし、鈍い智春は彼女が気になっている男子が自分であることに気づいていない)。よって、夏目ともはが智春であることも知っているが、さすがに場合が場合なのでその事実を玲士郎には明かしていない。しかし彼女も自分に向けられる好意には鈍く樋口の気持ちを理解していない。また、知り合いからもらった猫に「ナツメ」と言う名前をつけている。名前の由来は明白であるが、智春はやはり気づかず、猫だけに「夏目漱石」から取ったと思われている。 2年からは第一生徒会副会長を務める。 アニア・フォルチュナ・ソメシェル・ミク・クラウゼンブルヒ 声 - 矢作紗友里 ルーマニア出身で運命確率を操作する能力を持つ「運喰らい(ラック・イーター)」という上位の悪魔。通称「ニア」。金髪碧眼の10歳の天才少女で、機巧魔神の制御系の研究を主とするクラウゼンブルヒ一族の出身。機巧魔神から副葬処女を開放する方法を知っていた。 スタビライザを取り込んだ機巧魔神がいること、日本で行方不明になった姉を捜すことが目的で王立科学狂会からの招集に了承、洛芦和高校に編入してきた。なお第三生徒会、ならびに王立科学狂会の関係者で科學部に出入りしているが、正式な部員ではない。智春と共に鳴桜邸に下宿中。 性格は尊大で我侭。ただし、幼いながらも貴族らしく振るわなければならない中での「子供らしい願望」によるところが大きい。知識はあるものの一般常識に疎く、プライドは高いが運動神経が鈍い上に運も悪くよく転んでいる。そのため自他共に不安なのか塔貴也の機巧偶人をよくお供にしている。 大人になりたい年頃らしく、操緒とは打倒・奏の必要性を確認しあった貧乳仲間(ただし年齢を考えると特別小さいというわけではない)。彼女も立派な悪魔なのでもちろん悪魔契約を可能とするが、そういうことはまだ早いお年頃ということで、それに触れる話題が出てきた場合は智春や奏が必死になってアニアが関ることを止めている(しかし、当初智春に警告しているため知識としては知っていると思われる)。 悪魔の能力の代償として自分で運気(幸運)を作り出すことができないため、人や物から運気をもらっている(本人はこれを「生きるための緊急避難的措置」だと言っている)。物から運気を吸った場合、運気を全て吸い取ると吸い取ったものは粉々になる。人から運気を吸った場合は、吸われた人は一時的に極度の不幸体質となり、様々な不幸な目に遭う。また運気を全て吸った場合、吸われた人を死に至らせてしまう。 塔貴也の裏切りで、智春たちと一巡目の世界に飛ばされるが、彼らよりも五年ほど前の時空に到着。智春と再会した頃には15歳に成長。鳴桜邸に住み、洛芦和高校の科學倶楽部に所属、「洛高の魔女」として畏怖される存在となっていた。成長した姿はクルスティナに似て樋口が興味を抱くほどの絶世の美女となり、以前は気にしていた胸も成長している(ただし操緒と比べるとどちらが勝っているかは明確ではない)。しかし、妹属性持ちの鳳島蹴策は落胆していた。 成長後は運気を吸い取る呪符を相手に貼り付けることではぐれ眷属すら撃退できるほどの戦闘力を身に着けている。 アニメ版では二巡目の世界が救われた後、一巡目の遺物が全て非在化したため、10歳の姿に戻った。 年齢:10歳。身長:130cm。体重:30kg。スリーサイズ:B(レディに聞くな)、W(細い)、H(引き締まっておるわ)(と表記)。誕生日:9月27日。血液型:?(該当無し)。趣味:古文書解読、ゲーム(以上、10歳時のデータ)。
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