日本プロ野球リーグ関連の人物
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「WILD PITCH!!!」の記事における「日本プロ野球リーグ関連の人物」の解説
佐井(さい) 日本プロ野球リーグ「東京スパローズ」のベテランスカウト。白髪で口髭をたくわえ、眼鏡をかけており、帽子をかぶっている。かねてから正人の長身から投げ下ろす力のあるストレートに魅力を感じ、野球に取り組む真面目な姿勢からプロの水にも順応できると判断し、他球団のスカウトの目が正人に向かないようにわざと猪俣や拓馬を持ち上げるコメントをし、正人の指名に成功する。その一方で、スパローズから指名されると信じていた拓馬を欺き、傷つけることになってしまった。スパローズのスカウトを歴任後は岩渕らと共にJPBL(日本プロ野球リーグ)新球団創設準備委員会の一員として新球団の若手選手のスカウトに尽力した。 岩渕 幸之助(いわぶち こうのすけ) JPBL新球団創設準備委員会に出向という形で、同委員会の関東支部主任として佐井と共に若手選手のスカウトをしており、拓馬と比留間が対戦した試合も佐井や珠美と観戦していた。見た目は細身の体型で、眼鏡をかけている。愛称は「ブッチ」。新球団誕生後はドラフト会議でストレイキャッツに拓馬と共に育成選手の捕手として入団し、同じく育成選手として入団した哲夫と同時期に支配下選手に登録された。右投げ右打ちで、背番号は育成選手時代は002、支配下選手になってからは62。 江田 珠美(えだ たまみ) スカウト時代の岩渕のサポートをしていた女性で、ストレイキャッツ誕生後はストレイキャッツの広報を務めている。拓馬には「たま」と呼ばれている。 北山 省吾(きたやま しょうご) 新球団「むさしストレイキャッツ」の初代監督(選手兼任)であり、現役のベテラン投手。背番号は20。愛称は「北さん」。前所属先の「東北アルバトロス」を自由契約になった後、現役続行を条件にストレイキャッツの監督に就任し、拓馬を初めとする若手選手のスカウトにも関与した。選手兼任監督1年目が終了後、解説者だった池ヶ谷に次期監督をしてもらうよう口説き落とし、2年目からは選手一本に専念した。また、拓馬の独立リーグ時代の恩人・加山が野球を始めるきっかけとなった憧れの人でもある。 小太刀 哲夫(こだち てつお) 拓馬・岩渕と同時期に育成選手としてストレイキャッツに入団した左腕投手。愛称は「哲」。「同期入団・左腕投手・育成選手出身」と拓馬との共通点が多いことから拓馬とはお互いライバル関係にあり頻繁に対立し合い、拓馬のことを「タクソ」と呼んで罵っている(拓馬は哲夫を「コテツ」と呼んでいる)。拓馬よりも早く、岩渕と同時期に支配下選手に登録された。背番号は育成選手時代は003、支配下選手になってからは61。 和柄(わがら) ストレイキャッツのクローザーを務める強面の右腕投手。背番号は13。不振により二軍落ちしていた時期に、自身の投球の持ち球でもある「ガラ球」の極意を教えてもらおうと拓馬がしつこく付いて回ったため、その熱意にほだされ、極意を伝授した。愛称は「ガラ(さん)」。 友部 勇二(ともべ ゆうじ) 若手選手への若返りを理由に前所属先を自由契約となり、ストレイキャッツに入団したベテラン内野手で、口元にヒゲをたくわえている。右投げ右打ち、背番号は1。打順は五番を打っていたが、比留間が一番に変わってからは三番を打つようになった。短気で毒舌な一面がある。前所属先やストレイキャッツでは正遊撃手だったが、追いつけそうな打球を無理して追わなくなったり、打席で中途半端なスイングで凡退するなどの覇気の無さが次第に目立つようになったため、チームの士気を下げかねないことから、北山がスタメン落ちを決断し、友部の代役として外野手の比留間を遊撃手のレギュラーに抜擢したことに腹を立て、試合中に帰宅する暴挙に出たために二軍落ちのペナルティを受ける。二軍落ちしていた時期に、二軍球場で調整に来ていた拓馬から「オレ、友部さんのフルスイング好きですよ」と言われたり、同じく調整に来ていた北山からも説得されたことで往時のギラギラした気持ちを取り戻し、正三塁手として一軍に復帰した。また、チームメイトにあだ名を付けることが多い(拓馬→小僧、久保→チビタンク、渡→少年、など)。池ヶ谷の監督就任後、打撃コーチ兼任を依頼されて受諾する。 池ヶ谷 征司(いけがや せいじ) 毒舌で有名なベテランの野球解説者。愛称は「イケセー(さん)」。北山の監督1年目が終了後、北山からストレイキャッツの次期監督就任を懇願され、渋々ながら就任する。ストレイキャッツ監督時の背番号は71。 遠藤 アルトゥーベ(えんどう アルトゥーベ) ストレイキャッツの正二塁手で、主に一番打者を務める(比留間が一番を打つようになってからは二番打者となった)。背番号は2。右投げ両打ちで、愛称は「アートゥー」。 オリバー・ハーンズ ストレイキャッツの外国人選手で左翼手や一塁手を務める四番打者。左投げ左打ちで、背番号は41。 若本 公彦(わかもと きみひこ) 東京スパローズの若手内野手(二塁手)で、甘いマスクとその実力から女性ファンが多く、グラドルや女子アナ達と数々の浮き名を流してきた。右投げ右打ちで、背番号は24。打順は主に三番を打つ。女子大生との合コンで陽と出会い、陽にしばしば本気ともとれるアプローチをかける。それに嫉妬した拓馬が変装して若本の居る練習場に突然現れ勝負を挑むもバックスクリーンに本塁打を打って返り討ちにし、「叩き潰し甲斐のあるピッチャーになれ」とハッパをかける。その後、ガラ球を習得した拓馬に三振に打ち取られ、拓馬の成長を認めた。 久保 一久(くぼ かずひさ) 新球団誕生時の若手選手のトライアウトに参加し、拓馬とバッテリーを組んでいた専門学校生の捕手。右投げ右打ち。愛称は「久保やん」。その年のドラフト指名は叶わなかったが、専門学校卒業後に社会人チーム「本山技研」に入社し、翌年のドラフト会議で育成選手としてストレイキャッツに入団。小柄な体格ながらパンチ力のある打撃が持ち味であり、プロ初打席でいきなり初本塁打を放った。シーズンに入り、正捕手だった岩渕が死球による手の骨折で離脱したことにより、支配下選手に昇格した(支配下選手になってからの背番号は44)。先述のトライアウトで猪俣を空振り三振に取った際にも露呈したように、ワンバウンドの球の捕球に難があり後ろに逸らすことが多いという欠点があり、投手に落ちる球をなかなか要求できなかったが、久保に一人前の捕手に成長してほしい思いからケガで離脱中の岩渕がワンバウンド捕球の特訓に連日付き合い、欠点を克服していった。 中津川 渡(なかつがわ わたる) 久保と同時期にストレイキャッツに2位指名されて入団した15歳の長身右腕投手。背番号は15。「背が高い→ジャンボ」という発想から、拓馬に「ジャンボリー」というあだ名を付けられる。初めのうちはピッチングについて深く考えておらず、捕手の構えた所にただ投げるだけの気持ちのこもっていない投球をしていたが、捕手の岩渕から「ちゃんと気持ちを入れて、意味を持って投げないとダメだ」と指摘された。岩渕の離脱後バッテリーを組んだ久保とのコンビではなかなか勝ちに結びつかず久保に対して苛ついていたが、友部から「テメエが勝てないのは全部チビタンク(久保)のせいか?チビタンクを信頼するってのは(バックを守る)オレらを信頼するってことだぜ」と一喝されたことで、捕手の久保と自分の球を信じた投球を心掛け、投球内容が良くなっていった。 藤山 竜次(ふじやま りゅうじ) ストレイキャッツと同一リーグに所属する「近畿レパーズ」のクローザー(抑え)を務める右腕投手。背番号は22。真っ直ぐだと分かっていても空振りが取れる「火の玉ストレート」を得意球としている。北山を介して自主トレに帯同した拓馬に、自身の投球術のヒントを授ける。 椛沢(かばさわ) レパーズの監督で元捕手。現役時代は北山と同じチームでバッテリーを組んでいたが、全く反りが合わなかった。
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