日本プロ野球のケース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 09:33 UTC 版)
「野球ユニフォーム」の記事における「日本プロ野球のケース」の解説
日本の職業野球においても当初はアメリカの慣習に従い、胸マークには古字体のイニシャル、都市名、ニックネームなどが記された。しかし当時はフランチャイズ制度が導入されておらず、同一都市に複数のチームが併存していたため、親会社やスポンサー企業の名称を球団名とする例も多かった。第二次世界大戦勃発後はメディアにおける敵性語の使用自粛が進み、英語のニックネームや、識別が困難となる都市名表記は完全に姿を消した。戦後になりホーム用ではニックネームを表記する習慣が定着したが、ビジター用のユニフォームに都市名を表記するチームは一部に限られ、テレビ中継の開始により広告宣伝としての価値が認知されたこともあり、企業名表記が日本における標準となった。これは2000年代以降のフランチャイズの地方分散化、地域密着戦略による都市名標榜の再評価まで続いた。 公認野球規則はプロ野球のユニフォームに企業の商標等を入れることを禁止しているが、日本のプロ野球においてはその規則を適用せず、球団の親会社やスポンサーのロゴやメーカーのCIなどを入れている例が多い。日本野球機構管轄のプロ野球では、ユニフォーム広告が2000年10月31日のプロ野球実行委員会で「解禁」が決議されたが、その仕様には細かい規制がある。
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