日本プロ野球史上初の「退場!」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 01:44 UTC 版)
「二出川延明」の記事における「日本プロ野球史上初の「退場!」」の解説
戦前のプロ野球で退場宣告を受けたのはわずか4人しかいないが、その第1号が苅田久徳(東京セネタース)である。苅田は名二塁手として有名であったが、1936年11月20日の対大阪タイガース戦でクロスプレーのジャッジに激高し、塁審の二出川を突き飛ばした。二出川は迷うことなく「着席!」のコール(当時は「退場」ではなく「着席」とコールしていた)。プロ野球はその年の春に始まったばかりであり、観客のみならず選手たちも一瞬呆気に取られたと言う(ただし、このシーンには「胸を突き飛ばされた二出川が苅田に対して「無礼者!」と怒鳴ったのに対して苅田が自主的にグラウンドを後にした」との説もあるが、公的な記録における退場第1号が苅田であることには変わりはない)。苅田は後年パ・リーグ審判員となり、二出川と同僚となった。
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