日向_(日蓮宗)とは? わかりやすく解説

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日向 (日蓮宗)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 09:46 UTC 版)

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日向(にこう、建長5年2月16日1253年3月16日) - 正和3年9月3日1314年10月12日))は、鎌倉時代僧侶日蓮六老僧の一人である。佐渡公、また民部阿闍梨・佐渡阿闍梨とも[1]日蓮宗総本山身延山久遠寺二世[2]藻原妙光寺(今の藻原寺)二世[3]。日向の流れを、身延門流・日向門流または藻原門流という[4]

生涯

生まれは、安房国男金(宮崎英修 1978, p. 185)、もしくは上総国藻原(日蓮宗事典刊行委員会 1981, p. 570-571)と諸説ある。13歳で日蓮に入門して出家得度してからは常にそばにいて仕える[1][5]。行学に励み弁舌に優れ、日蓮門下の「論議第一」と称された[1][5]建治2年(1276年)、使者として日蓮の師道善房の墓前に赴き、日蓮による師追悼のための著述『報恩抄』を代読している[1][5]。同じく六老僧の一人である日興が執筆した『宗祖御遷化記録』に、「佐土公 日向」とその名を確認することができる[6]正和2年(1313年)、身延山を日進に譲り、上総国の藻原に隠居するも、その翌年に62歳で死去した[1][5]

著作

著作に『金綱集』がある[1][5]。なお、日蓮の法華経講義を日向が記録したものとして『御講聞書』があげられるが、現代では同書は日向の名を借りたものと考えられている[7][8]

脚注

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出典

参考文献

先代:
日蓮
身延山久遠寺
第2世:-1313
次代:
日進

「日向 (日蓮宗)」の例文・使い方・用例・文例

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